こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの6/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日は穏やかな一日やったな。ダウは-0.15%、SP500は-0.04%、そしてナスダックは+0.12%だったんや。しかしこの一週間は、株価平均は素晴らしく上がった週になったな。ただし、わいは「平均」と言うたが、上昇の部分の大きな部分はAIに関連するすべてのテクノロジー株よな。それらがわいらを高みに引き上げたんや。それ以外はそれほどでもないで。今週テクノロジー株は+6.42%と大きく上昇したんやが、それ以外のセクターはそれほど上がったわけでもなかった。
今のラリーが間口の狭いラリーだからと言って、怖がって逃げてはダメだということは昨日言うたよな。ただ、現時点でAI関連株が大幅に上昇して、プルバックについては確かに心配する必要がある。そこのところについてははっきり言うておくで。ただ今週のテクノロジー株の上昇はとても大きくて素晴らしかった。今の上昇が長期的には持続可能ではないにしても、本当に素晴らしかったと思うで。ということで早速来週のゲームプランに移ろうやないか。
さて、今の経済の最も重要な部分といってもいいセクターは何や?AIか?AIの伸びは凄まじいが、でもインフレ、リテール、賃貸と住宅ローン、さらにはリノベーションやリモデリングと、多くの経済指標や人々の消費行動に関わるものといえば、住宅なんや。ハウジングセクターが実は今の最注目分野や。2019年以降、家の中央値価格は驚異的な28%上昇したんや。これはFedにとってはあまりにも高すぎる。だから金利をどんどん上げて、今は金利が高止まりしとるわけやが、さあ、ハウジングセクターは今どうなっているのか。旬の情報を捉えんとあかん。
だからこそ月曜日に決算があるLennarと火曜日に決算があるkb Homeに注目なんや。これらの決算の内容を徹底的に吟味せんとあかんと思うで。さらに多くの住宅が建設されるのか、それともホームビルダーが供給を厳しく絞るのかを知る必要がある。今住宅価格は下がってないんやが、理想的には家をどんどん建てて、住宅市場に洪水のような供給をすることで、住宅ローン金利に関係なく家の値段が下がればええよな。でもこのことにハウジング会社は協力せんのや。過剰建設はビジネスにとって悪いからや。彼らは非常に規律正しく、選り好みしながらビジネスをしとるんや。
そのことで、住宅価格の高騰はとまらず、家賃コストも高騰して、これはインフレと戦う上でひどいことや。住宅不足が続く限り、ホームビルダーの株は持ちこたえとるが、これがいつまで続くのか。食事料金や高価な航空券など、多くの他の商品価格が過去5年間で劇的に上昇していて、そういうこともひっくるめて価格設定に対する反発が始まるかもしれんことを、これらの2つのハウジング会社がわいらに教えてくれるかもしれん。知っておくべきこととして、住宅価格はCPIには含まれてないんやで。CPIに含まれているのは住居費で、それは賃料に反映されるんや。
これら2つのハウジング企業を通じて、多くの異なるテーマを読み取ることができるんや。住宅はそれ自身以上の影響を持っとる。木材やプラスチックのような材料系、洗濯機、乾燥機、テレビ、とかを売る家電会社、Home Depot, Lowesとかのホームセンターなど、多くの業界が住宅販売に関連しとる。これら幅広い分野がハウジング会社の決算に影響を受けるやろう。だから、今注目すべきはNvidiaやMicrosoftみたいな株だけでは無いんや。ハウジング会社の決算は今最も注目すべきものの一つや。
さて、火曜日は更にHewlett Packard EnterprizeのCEOのAntonio NeriがNvidiaのCEOのJensen Huangと、HPEのDiscover Conferenceで基調講演をやるで。HPEとDellは、GenerativeAI機器の分野で見事に大手の実装企業になった。Accerelating Computingを統合するために彼らの力が必要や。HPEの株価はこの前の決算から大きく上昇して来とるが、これがどれくらい続くやろうか。注目しようやないか。火曜日は更に誰も注目していないCitiのアナリストデーがあるで。この会社は銀行の中で最も一貫性があるものの一つやと思うが、最も宣伝されていない会社や。非常に利益の高い財務および貿易ソリューション部門が素晴らしくても、ほとんど注目されることはない。でもこのインベスターデーは株価を動かす可能性があると思うで。
さて、火曜日は更に小売売上高の発表があるんや。最近のマクロ経済指標が弱いから、そしていきなり悪くなったように見えるから、経済の突然の停滞を皆心配しとる。小売売上高の数字はどれほど落ちとるやろうか。多くのリテール株が最近不安定や。常にうまくやっているのは本当に4つだけや。それがAmazon、Costco、TJX、Walmartや。それ以外のリテールにとっては今はとても厳しい時期や。例えば今日、RHの株価が決算後に17%も下落したが、こういうのが典型的や。決算が本当に醜かったで。
さて、水曜にはこの国の奴隷制の終わりを記念して、ジューンティーンスのために株式市場はお休みやで。木曜日には、住宅着工件数や住宅建築許可件数とかのハウジング指標が発表されるから注目や。こういう数字は住宅ローンにも影響を与えるで。金利は今週下がったものの、住宅着工件数の数字は抑えられるかもしれん。金利の低下が住宅ローン金利に実際に影響を与えるには時間がかかるからや。今の数字はちょうど債券金利が高かった時のことを反映するやろう。そしてこのハウジングの数字が悪かったら株式市場もまたネガティブに反応するかもしれん。悪いニュースは良いニュースの時もあるが、今は悪いニュースはそのまま悪いニュースかもしれんのや。皆、どうであれFedがまだまだ長期間高い金利を維持するということを考えとるからな。
木曜日はさらにAccentureの決算があるで。この会社は顧客企業へのAI統合の最前線にいるべき会社やが、この前の決算で売上ガイダンスを下方修正して、投資家たちは沈む船から逃げ出したんや。彼らが失速から抜け出せるかどうか疑問や。わいには立ち直るんやないかという確信はないで。後はKrogerの決算もあるが、長い間Albertsonsの買収をやろうとしとって、でも規制当局は取引を承認しとらん。何か進展があるのか聞いてみようやないか。
株は年初来で10%上昇していて悪くなくて、もしかしたら、もう先に進む時なのかもしれんな。FTCの承認をあきらめることを検討すべきかもしれん。2つのチェーン間にほとんど重複がないにもかかわらず、合併はすごく厳しくなっていきている世の中やが、もしかしたらKrogerは「トランプ株」になるかもしれんな。なぜなら今のFTCはこの取引を許可しないやろうが、もしかするとトランプ時代のFTCなら許可するかもしれんからな。Krogerに関わらず選挙に影響を受ける株、特にトランプが大統領になったら状況が変わる会社というのはいっぱいあるやろう。
木曜日は更にDarden Restaurantsの決算もあるで。オリーブガーデンの親会社やが、今週、アナリストが何人か、この企業の株価目標を下げたんや。普通、これらの数字のカットを見ると悪い兆候や。今回の決算で失望が来ることを意味する。株価はピークから30ドル、年間で9%以上下がっとるが、さらに下がる可能性があるで。木曜日は最後にJABILの決算があることも触れておきたい。この会社は、消費者エレクトロニクス、自動車、ヘルスケア、小売、通信、エネルギーなど、多くの業界のための契約メーカーや。ちなみに、Appleともがっつり組んどるが、そういうことを直接的に言ったらだめな契約やから公然の秘密や。わいはそこのところも注目しとるで。
金曜日はCarmaxの決算があるで。中古車価格は依然としてインフレ問題の一部や。まだまだ十分に下がってない。非常に粘り強い価格の強さや。CarMaxの決算から、この重要なインフレ成分が冷却されて十分に下がる可能性があるかどうかの情報を得たいで。
結論やが、わいは昨日の番組で、今のマーケットには多くの地雷原が隠れとることを言うたやろ。テクノロジー株以外の株が弱いことを嘆いたやろ。果たしてその地雷原は解除されることはあるのか、それともどんどん広がりを見せるのか。経済が弱くなっているとはいえ、驚くほど弱すぎはしていないデータが得られるか否か。わいは今の時点でFedが秋までに金利を引き下げることを想像するのは難しいと思っとる。でもその、Fedは今年の末に利下げが一回という戦略が、あまりに柔軟性に欠いていると思われるぐらいの弱い経済指標がでてくるかどうか、注目しようやないか。
経済減速の程度が気になりますね。
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