こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの8/26のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日はダウは+0.16%上昇して終値で新高値をとったんや。一方でSP500は-0.32%、そしてナスダックは-0.85%と下落の日になったで。特にナスダックからお金が抜けて、テクノロジーセクター以外のセクターへのお金の供給源になっているということや。今まさにこの瞬間、ファンドを運営している面々は、安定した成長株、特にテクノロジー株や金利引き下げの恩恵をそこまで受けることのない半導体株から方向転換しなければならないと認識しとる。そして、もうすぐFedが利下げをする中で、利益を急増させることができる企業はどこだろうかと考えとる。利下げになったらどうなる?それを皆考えとる。
多くの人にとって痛いのは、安定した利益を持つ企業の株価の下落やろう。特にテクノロジー企業など、他のセクターと比べて金利引き下げを必要としない企業の株が売られている状況になっとる。だからトレーダーたちは、金利引き下げでより利益を上げる銘柄にシフトする必要があると感じてそう動いとるんや。じゃあ利下げがある時の勝者は誰なんや?それは大きく二つに分けられるんやが、まず一つ目が高配当利回りの株で、二つ目が利下げによって利益が増加するはずの景気循環型企業の株や。
これらの株をいくつか見ていきたいんやが、最も直接的な恩恵を受けるものから始めようやないか。そうや、住宅関連株や。実はこのセクターの株は今日、すべて下落したんや。わいはその理由は、ヘッジファンドとミューチュアルファンドが金曜日のジャクソンホールの結果を見越してこれらの株を積極的に買っていたからやと思うで。ミューチュアルファンドはロングポジションを維持しとるやろうが、ヘッジファンドは猛烈に利益確定をしとるんや。彼らは、これまでに大きな利益を上げたから、積極的にポジションを処分して、だから今日は下落したんや。
ハウジング株は、Fedのジャクソンホール会議に向けて急騰してきた。だから今これらの銘柄において、ポートフォリオマネージャーは利益を確定しているというわけや。そのトレードは成功したやろう。でも覚えておいてほしいで。こういう動きの基になっとるのはトレーダーであって、投資家ではないんや。住宅関連株のトレードはひと段落したかもしれんが、住宅関連株の投資はどうやろうか?わいは、Toll Brothersは先週発表した決算が素晴らしくて、さらにこの株は上昇する可能性があると考えとるで。ただ、今は入りたくはないけどな。大きく上がった後やから、もうちょっと下がってくるのを待ちたいけどな。
あとはDR Hortonもそうやし、Lennarもそうや。全部同じような動きをしとる。ジャクソンホール会議まで株価は大きく上がってきていて、今日は利確の動きでマイナスになっとるんや。わいは今のこの高値圏での状況でこれらの株を買うべきやと言っているわけではないが、住宅建設銘柄は利下げ時の明らかな勝者や。ただ、今回Fedが全てクリアで次は利下げだと言ったということやから、そういう時には最も明白な金利引き下げの勝者を買うにはやっぱり遅すぎるかもしれん。ちょっとこういう株は下がるのを待って、再充電期間を置いてから、手を打ちたければそうするべきやろう。
もちろん住宅建設銘柄だけではなく、その関連銘柄もあるで。例えばホームデポや。ホームデポはわいは今魅力的だと思っとるし、わいのファンドで買おうかなと検討中や。多くの人がホームデポの四半期ごとの決算発表を深読みしすぎることもあるんやが、やっぱりここまでは高金利が売上に与えた悪影響がひどくて、がっかりする内容が多かった。でも、金利の逆風が追い風に変わろうとしていることが分かったわけやから、ここからは買い手になるべきかもしれん。ロウズも同じ状況にあるで。わいは両方ともとても好意的に見とる。ただし、Fedが利下げをやると確信していることが条件になってくるけどな。
どんどん関連銘柄を挙げていくと、例えばSherwin-Williamsや。この塗料会社はほぼ毎日のように推奨されていて株価が上昇し続けとるが、そろそろ反落する時期かもしれん。わいのファンドでは工具メーカーのStanley Black$Deckerを持っとるが、今この株は巻き戻しのばねのような動きを見せとるよな。配当利回りは3%ほどで、以前の水準で買った時と比べると今買う妙味は薄くはなってきとるけどな。後はWeyerhaeuserも注目や。株価は31ドルで人気がないように見えるが、利下げ時に住宅売買の回転率が速くなると、木材が絶対に必要になるんや。
あと忘れてはいけないのが、Fortune Brands Innovationsや。この高級デッキとか住宅付属品のメーカーは、利下げの恩恵を大いに受けることができるやろう。高金利環境でも自助努力で成長してきた点もわいは評価しとる。わいが特に気に入っとるのは、外出中に洪水を防ぐシャットオフデバイスで、保険会社がこのコンセプトを支持していて、これを購入すると住宅保険料が安くなる場合がある。こういう製品は、住宅市場が活況を呈するとすぐに元が取れるんや。
後はMaeterbrandも注目や。住宅用のキャビネット製品をつくっとる。あと、わいのお気に入りはAzekやな。デッキ製品とかをやっとる会社やが、わいはこの先家を購入することがあったら、すぐにAzekのデッキを使いたいと思うで。旧来の木製のデッキを何回も繰り返し修理せんとあかんのにはうんざりしとるからな。天然の木を使うのはお金の無駄というものや。Azekはリサイクルに力を入れてとって、その材料の90%はリサイクル素材や。あと、Owens Corningもとても優れた住宅用ガラス繊維をつくっとって、これもわいのお気に入りの株の一つや。
デュポンもそうや。わいのCNBC Investing Clubのメンバーの人なら良く知っとると思うが、デュポンは3つの会社に分割されてそこのところをわいは狙いたいわけやが、そのうちの一つであるクラシックなデュポンは、住宅向けの定番商品を作っとるんやで。まあでもDupontに関しては、本当に勝ち始めるのは、住宅建設会社が新築を本格的に増やし始めた後になるかもしれんけどな。ああ、それともう一つ、気の弱い人には向かない銘柄がある。それがWhirlpoolや。この会社は連続して決算で失望をうんできた会社で、底を打つかどうかはまだわからん。WIlliams Sonomaも同じカテゴリに入るんやが、最近の決算でわいが期待していたほどの材料はなかった。RHもそうやが、こういう銘柄が動くには、たくさんの要素がうまくいく必要があるんやが、利下げ時の潜在的な勝者としておっていくに値するやろう。
利下げ時のもう一つの側面として、高配当株に注目するということがあるで。債券市場の代替となる銘柄を探すという流れが生まれるんや。高金利下では安定収入は債券投資から得ればええやないかということになっとった。リスクフリーで5%以上の金利がとれるんやったら、わざわざ高配当株を狙う必要はなかった。でも利下げ時にはこの動きが逆流して、債券金利が下がっていく中で、高配当株の魅力が増すということがあるんや。もうすでに、ジョンソン・エンド・ジョンソンのような銘柄が注目されとる。この会社は弱いドルの恩恵を受けとって、そして利下げ期待ということで、二重の恩恵を享受しようとしとる。後はKimberly Clarkとかも挙げておくが、高配当株に関しては引き続きのセクションでやっておきたいと思うで。
さてこういう銘柄にお金が流入するということは、お金が流出するセクターもあるということで、ここがとても厄介な問題や。なぜなら、今のところ、最良の銘柄が最悪の銘柄と一緒に売られているからや。半導体株とかが下がっとるが、わいはでも今日、Nvidia株が決算に先駆けて下がっているのを見てほっとしたんや。決算に向けてあまりに期待が高くなっているのは良くないと思うんや。今のこの段階で調整があることはええことや。Nvidiaは-2.25%だったが、Amazonも-0.87%、Metaは-1.3%、AMDは-3.22%、Micronは-3.83%と厳しい状況や。
結論やが、わいはこの日と同じような日がこれからも続くんやないかと考えとる。だから今は警戒感を持たんとあかん。買いたい銘柄リストは小規模に保つべきや。テクノロジー株が底を打つにはまだ十分な状況に達していないと思う。ナスダックの弱さは続くんやないか。ローテーションは始まったばかりかもしれん。テクノロジー株の買いを考えてその準備をするのはええことやが、まだその時期ではないかもしれん。一方で、利下げに恩恵を受ける銘柄により注目が集まっているということなんや。
警戒感は持っていたいですね。
応援よろしくお願いします。