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【ジム・クレイマー】今回の決算がどうのこうのは本質的には関係ない!全てに勝っているこの株に栄冠を捧げよう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの8/27のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

Nvidiaとははたして何者なのか?その存在が称賛される理由は何なんや?神聖な運命がこの株の行先を決定づけているのか?なんでこんなに評判がいい?何がそんなに称賛されるべきなんや?あのシェイクスピアの偉大な詩、ヴェローナの二紳士に登場する、素晴らしいシルヴィアを讃える詩のように。天の恵みとその印が教えてくれる、シルビアならぬNvidiaがすべてに勝っていることを。。とでもいうのだろうか?今日はダウは+0.02%、SP500は+0.16%、ナスダックも+0.16%と動きの少ない日になったが、皆警戒感を持ちながら、でも心待ちにしているのがNvidiaの決算や。何度でも繰り返して言うが、果たしてNvidiaとは本当に何者なのか。正直なところ、わいのウォール街での43年間、そう、本当にここでの43年間全部あわせても、Nvidiaのようなものを見たことがないとわいは言うで。

 

このNvidiaという会社の株はわずか18ヶ月間でどれほど伸びたのか。ものすごいことや。わいはもっと昔からこの株についてずっと注目やと言い、お勧めしてきた。そしてわいの言うことを聞いた人の中には、そこまで株式市場とは関係のない人々でもちょっと株を持っているだけの人であっても、実際多くの人がこの株で人生が変わる経験をしとるんや。わいはこれはほとんど奇跡に近いというで。そして明日のこの時間には、Nvidiaの株価がどうなっているのか、皆の興味がここに注がれとる。まさしく今地球上で最も重要な株として注目されとる。だからこそこの決算前の今、わいは改めて、Nvidiaがなぜこれほどまでに高く評価されているのか、そしてなぜそれが最終的には3.2兆ドルの市場価値の期待に応えられるのか、答えられないのか、説明する必要を感じているというわけや。

 

結局のところこの決算では、はたしてNvidiaが予想を上回り、売り上げを伸ばし、ガイダンスも圧倒的なものを出してくるかが問われとる。この四半期に株価がここまで上昇してきたから、20億ドルの売り上げ増加が必要やろう。それに加えて、ガイダンスが20億ドル以上上振れる必要がある。あと、彼らは大規模な自社株買いを行う必要があるで。現金をただ銀行に寝かせておくにはあまりにも多すぎるからな。ただ、そういう数字だけでこの会社を見ているのなら、あなたは本質的なものを見失っているとわいは言わざるをえない。残念ながら、Nvidiaはシルヴィアのように、こうした平凡な数字にとらわれる存在ではないんや。そうやって扱われたらそのことこそがほとんど悲劇的や。

 

まず、多くの人々は、特にわいのこの番組を見ていない人たちは、Nvidiaが具体的に何をしているのかさえ知らないやろう。多くの人がNvidiaが半導体企業だと知っとるが、それは部分的にしか正しくないんや。多くの人がNvidiaの半導体が驚異的に高速であることを知っとるが、それがなぜ重要なのかは十分理解していなかったりする。多くの人が半導体がAIに関連していることを知っとって、もしかしたらそれが本物の知能よりも優れているかもしれないとは思っとるが、皆漠然とした思いを抱いとるだけや。

 

Nvidiaは何をやっているかというと、実際にはハードウェアとソフトウェアの全体的なプラットフォームを作り出しとるんや。そのプラットフォームとは、タスクに応じて、必要な情報を提供するように訓練されたものや。Nvidiaの半導体は人類史上最速のもので、その高速性により、世界中の情報を処理し、それを賢く消化しやすい形で返すことができるんや。知識労働者は、そのデータを利用して、新たなことを解明することができる。それらの多くは、Nvidiaがこのビジネスを考案する前には、ほとんど解明不可能だったことばっかりや。

 

AIって何かよくわからない、難しそうという人も、今の世の中を生きていたらAIの利用によくでくわすものなんや。例えばあなたがもしAmazonで買い物をしたことがあって、Amazonからの商品のおすすめを受けたことがあるなら、それは「推論」と呼ばれるものや。Amazonは推論の技術を使ってみんなのデータを処理するんや。だからあなたが欲しそうな提案が常になされるわけや。脳を模倣しとるんや。

 

こういうAIは、Nvidiaの技術に大きく依存しとる。AIの中でもNvidiaの協力半導体で支えられとるものは、いわば「ステロイドを打ったような」AIといってもええやろう。実際はもうドーピングどころではなくて、全く性能が段違いになってしまうんやけどな。AIは、テキストを通じて新しいコンテンツを生成することができる。例えば、ChatGPT、Gemini、またはMeta AIなどや。まるで人間が作成したかのような画像を生成することもできる。さらに、下手したら現存するどの作曲家よりも優れた音楽を作曲することもできる。

 

Nvidiaの他の企業、特にAMDも半導体を作っとるが、Nvidiaと同様のことができるといえばできるものの、Nvidiaにはその優位性を他の会社がなかなか揺るがすことのできない大きなアドバンテージがある。それが、CUDAコンピューティングプラットフォームと高性能チップの組み合わせや。賢い開発者がCUDA上でコードを書き、そこからスパイラルが生まれる。訓練が増え、書き込みが増えると、その効果はますます強くなって、もうCUDAなしには成り立たなくなってしまうという、先行者利益を完全に活かした形になっとるんや。

 

そして、Nvidiaのアーキテクチャは同時に複数の計算を行うことができて、だから実際の人間を模倣することが可能なんや。Nvidiaが提供する次世代のBlackwellチップを搭載したGPUセットは、モービー・ディックを一瞬で処理して、平均的な英文学教授よりも詳しくそれを説明することができる。たとえ最高の英文学教授であっても、これほどのことはできん。

 

まるでシリコンバレーの言語で語られる極上の物語や。NvidiaのCEOのJensen Huangは、そのスピードと有用性において他に類を見ないプラットフォームを作り出したんや。新しいプラットフォームであるBlackwellは、わいらがこのプラットフォームの支援なしでは決してできないことがどれほどあるかを教えてくれるやろう。例えばどんなに優れた投手でも、たとえそれがサイ・ヤングでも、完全試合で全ての打者を三振させることはできん。

 

でもNvidiaのBlackwellプラットフォームで超強化されたロボットが、全ての投球と全てのスイングを研究し、自分自身で打者の役割もこなしながら毎回打てないボールを投げるようにプログラムしてどんどんすごくなっていけば、全ての打者が三振するような完全無欠の投手を生成することができる。同時に、ロボットはジェームズ・ボンドのために注がれた全ての飲み物を研究して、毎回完璧なマティーニを作ることができるやろう。スターバックスでの30億通りの飲み物の組み合わせ全てを作ることはできないかもしれんけどな(スタバの飲み物が複雑ことへの皮肉とジョーク)。

 

Blackwellが挑戦しているのは、音速の壁ではなく、光速の壁や。わいらは、何も光の速度を超えることができないと教えられてきたが、そういう今まで思われてきた限界をNvidiaは突破しようとしとる。わいらの脳は、その全ての意味を理解するにはあまりにも小さいんや。幸いなことに、Jensenの脳はそうではなくて、彼は、将来このプラットフォームに搭載される次世代や次々世代のシステムが、Blackwellを完全に時代遅れに見せるかもしれないことまできちんと予測しとる。このコンピューティングパワーがどのように使われるか、全てを今予測することは誰にも不可能やが、それが確実に活用されることは間違いがないやろう。

 

ここからのAIの進歩は革命的になるとわいは確信しとるが、そこには問題があるで。わいらは、少なくともまだ、その力をすべて使いこなす方法を知らないんや。だから、Nvidiaの半導体が将来どれほどのゲームチェンジャーになるのか、まだ理解することはできん。でもそれをきちんと想像できないからといって、それを使いこなせないというわけではないし、そのポテンシャルを信じることができないわけでもない。ただ短期的には、Nvidiaの偉大さは、1株当たり利益や売り上げガイダンスという枠に収められなければならないということもわかっとる。そしてそれが明日の夜に起こることや。

 

でもわいは短期的な明日の決算もそれほど心配してないで。MetaからGoogle、Amazon、Microsoftに至るまで、すべての大手企業がNvidiaの最高のチップを求めているからや。彼らがこれらのチップを求めるのは、賢い人々がいて、それをどう使うかを見つけ出すことができるからや。OpenAIのSam AltmanがChatGPTを使って、俳句や音楽、絵画までを創り出した方法と同様や。彼は偉大な画家が生きていたら、という絵を描くことがあできる。ベートーヴェンの第10交響曲を聞くことができるかもしれん。Nvidiaがマクベスの続編をもたらしてくれるかもしれん。すべてのこれらの驚異的な想像はあまりにも夢のようで、不可能に見え、わいらは結局どういうことなのか完全に理解することはできん。まだまだこれらのプラットフォームを活用するには、わいらの知識は十分ではないんや。

 

大手企業がなぜこぞってNvidiaのプラットフォームを購入するのか。それはもう、彼らはNvidiaの製品が必要だからというよりは、もはやそれぞれの生存に関わってくる問題やからや。Nvidiaの半導体を手に入れることができるかどうかが、それぞれの企業の生き死にに関わる問題なんや。そして質のいい企業ほどNvidiaの製品をほしがる。彼らがそれを必要とするのは、それがなければできないことを、自分たちの人々が見つけ出すことができるからや。死活問題や。Blackwellを手に入れるか、他の人たちと共に衰退するか。

 

Nvidiaの技術からもたらされるこれらの驚異を考えるとき、特定の決算でガイダンスがどれだけ予測を上回れるかを心配することはないで。Nvidiaを他の企業のように判断することはできん。四半期ごとの静的なスナップショットでNvidiaのような株を評価することはできん。結論やが、わいはもう細かいことを言いたくないで。Nvidiaは卓越していて、この会社は地上の他のすべてのものを凌駕しとる。この会社に栄冠を捧げようやないか。

 

 

決算はどうなるでしょうか。

 

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