アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】雑音に惑わされてばかりなのは、馬鹿らしいと思わないか?大きな方向性を軸に考えよう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

先週の下落でわいは一貫して何と言うとった?下落の完全に嫌になって極端な売りをしないでください、何もせずじっとしているのも立派な戦略や、と言うとったやろ?それはそうや。一通り下落が終わったらマーケットが反発するのは当たり前やからな。そしてこの月曜日は予想通り、マーケットは反発したということなんや。ダウは+1.20%、SP500は+1.16%、そしてナスダックは+1.16%と今日は上昇の日になったで。わかっとるわかっとる。上昇したと言ったって、全部の下落を取り戻せたわけでは全然ない。でも少なくとも、先週の金曜日に売り急ぐ戦略は別に良いものではなかったことは示されとるやろ。

 

先週は経済に敏感な銘柄やテクノロジー株にとっては災難やった。でも何でそうなったのか、わいはこの状況が理解できんかった。というのも、先週唯一の大きな出来事は、8月の雇用報告が発表されたことで、その結果は経済の緩やかな成長を示していて、7月の数値は下方修正された。わいにとっていい数字やと思ったんや。Fedが金利を引き下げることを期待しているなら良い数字に見える。いわゆる「適温」の状態、つまり熱すぎず、冷たすぎないという結果を得る必要があって、それがまさにわいらが雇用統計で得た数字やった。

 

でもウォール街はわいとは全く逆の反応を示してしまった。マーケットはまるで景気後退が差し迫っているかのように反応して、人々は景気に敏感なシクリカル株を売り払い、代わりに安定した銘柄、例えば消費財株や医薬品株のようなものを買い始めた。工業株と半導体株は特に大きな打撃を受けたんや。特に工業株に関しては、とてもショッキングなほどの下落やったで。でも例えばCaterpillarのCEOであるJim Umplebyは、木曜日の夜だって素晴らしい話をしてくれたんや。なのに翌日には株価が暴落して、まるで何か大事なことを見逃したかのように感じた。

 

金利が引き下げられ、経済が再び活性化すると考えるなら、CAT株はわいは買うべきやと思うんや。そういう意味でこの株は金曜日に勝者になるはずやったんやが、そのわいの正しさは週末を経て明らかになった。全てをあきらめてCAT株を金曜日に売り払った人々は損をしたんや。買い手は、利下げが効果を発揮すると今気づいたのか?何か理屈をつけたければそうなんやが、わいにはもっと良い説明があるで。別に何も重要なことは起こっていなくて、単に株価がジグザグしていただけということや。そうや、株式市場は別にたいした裏付けとか理由が無くても、上がったり下がったりするものなんや。

 

Caterpillar株だけじゃないで。金曜日には多くの人が半導体株の絶え間ない下落を懸念しとった。ARM株も大きく下がって、この株は終わったかのように見えたんや。でも今日また株価は跳ね上がって、+7%上昇したんや。これは、アップルの新しいiPhoneがアームの最新デザインのカスタムプロセッサーを使用しているためだとされとるが、そんなこと、何か月も前から誰にでも明らかだったやろ?金曜日に売った人々は純粋に感情に基づいて行動していたんやろう。今日の反発も感情によるもので、結局金曜日や月曜日にアームには何も本当に起こっていなかったんやないか?そんなんに踊らされるのはバカらしいと思わんか?

 

さらに、Nvidiaのパートナー企業であるSMCIの株も、金曜日には414ドルから386ドルまで下落したんや。これはショートセラーのヒンデンブルグリサーチがこの会社の積極的な会計処理を批判したということが尾をひいとるわけやが、今日は回復して、+6%上昇して、再びほぼ410ドルに戻っとる。こんな動き、何か重要だったと思うか?単なる感情的な反応だったと思わんか?結局どっちかははっきりとわいらにはわからんが、でも、踊らされたくないとは思うやろ?

 

今日もまた、不況に強い株が上昇した日やった。製薬会社や医薬品卸売業者、医療機器メーカー、食品や飲料関連の株はとても強い動きを見せていて、どんどん上がっとる。でもこれらの株は成長株ではなくて、それでもまっすぐ上昇しているため、危険に見えるし、上昇の持続性は限られとるやろう。そしてこのディフェンシブ株の上昇は、今のこの相場における厳しい現実を反映しとる。現在、マーケットにはかつてないほどの雑音があって、その雑音のせいで多くの人々が間違った判断を繰り返しとるんや。

 

ここから何が起こるべきかを考えてみてほしいんや。株式市場がどう動くかはもう分かっとるよな?Fedが金利引き下げを開始しようとする時のことを、これまで何度も何度もわいは目にしてきた。だからわいはこういう時のためにプレイブックを持っとる。わいの古いヘッジファンドでもプレイブックを使っとった。金曜日の雇用統計で利下げの正当性が再確認されて、でも金曜日はマーケットは間違った動きをしたんや。このビジネスサイクルの段階で、金利引き下げが間近に迫っているときには、不況に強い株を売り始めるべきや。食品株や医薬品株、コカコーラやコルゲートのような大幅な上昇を遂げた銘柄の利益確定をする時期なんや。

 

わいのCNBC Investing Clubのメンバーの人なら、わいが今日ディフェンシブ株を売ったことを知っとるやろ。同時に、今はシクリカルな工業株を保有しておくべき時や。たとえばCaterpillarやEatonのような株や。イートンは最近テスラとの家庭用電気充電システムに関する契約を発表して、大幅に上昇したで。Fedが金利を引き下げ始めると、最もシクリカルな企業の株を強気に買いに行くべきなんや。アメリカの大手鉄鋼メーカーのNucorはコスト削減をうまくやっとって、利下げが始まったら大きな勝者になるかもしれんで。

 

景気が減速している時期に経済に敏感なシクリカル株を買うのは難しいんやないかと思うかもしれん。そういう面もあるんやが、でもFedが金利を引き下げ始めれば、経済は反転するはずや。それを見越して行動するべきというのが、プレイブックに書かれとることなんや。今強すぎる動きが懸念されとる一般消費財株を売ってシクリカル株に交換すべきなんや。利下げによってディフェンシブ株はますます魅力が薄れていくで。なぜなら、不況に強い株の利益は安定している一方で、シクリカル企業は利下げによって成長の加速を見せ始めるからや。

 

もちろん、今ディフェンシブ株からシクリカル株へのスイッチをドラスティックにやるべきという判断を下すのは早すぎるかもしれんし、わいは今この時点で100%そうすべきと言っているわけではない。時期尚早や。全てのディフェンシブ株を売ることや、シクリカル株に全力投球することをわいはまだ推奨してないで。ただ、大事なことは基本戦略がそこにある未来が来るということを知っておくことや。金利引き下げが近づいていることは確かなんやから。一方で金曜日とか今日の株価の動きは下手したらすべてはただの雑音に過ぎなかったりするんや。

 

今日Appleは新しいiPhoneを発表したわけやが、誰もそのことを気にしていないようや。ウォール街ではそれほど注目されていないものの、わいは一般の人々に最終的に愛されるような素晴らしい製品の発表だったと思ったで。ウォール街は、バッテリーの寿命が延びたことや、音声入力の改善、レストランの写真を撮ってすぐにレビューが見られること、AI機能がつくこと、こういうことには興味がないんや。ウォール街が知りたいのは、販売スケジュールだけで、それはなぜかというと、それをもとに利益モデルを作るためや。わいはもっと、いかにAppleが顧客を引き付け続けるかに興味があるけどな。

 

先週は下落して今週は上昇からはじまる、この動きに関連して言いたいのは、わいらは往々にしてただ動かずにいてもいいということや。大半の大きな動きは、アルゴリズムによるものだったりして、これらはかつて有効だった戦略を無効にして、ただボラティリティを引き起こすだけになったりしとる。この非合理的な動きを理解しようとするのは時間の無駄や。そうではなくて、高品質な株を買うことにわいらは集中すべきなんや。その意味で、ウォール街が興味なさそうに見えるAppleの新製品発表会は、わいには貴重な情報の宝庫で、わいはAppleに対する、Own it, don't trade itの方針を再確認したで。逆に言うと、Apple株が新製品の発表をうけて下がろうが、それとも上がろうが、わいにはそれほど重要ではないということや。

 

結論やが、株価の短期の動きはマクロ経済の要因に左右されていたりして、その要因自体が間違っている可能性も高いわけやから、それに踊らされるのは賢い戦略とは言えんのや。だから先週の金曜日だって、売りにパニックになるのではなく、ただじっとしていればよかったんや。そういうことが、この月曜日に株価が上がったことで明らかになったやろ?終わりのない売買の煩わしさや、摩擦は避けんとあかん。そうではなくて大事なのは、大きな方向性を理解しておくこと。今、それは、利下げがもう少しで来るということなんや。

 

 

振り回されずにいきたいですね。

 

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