こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/4のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日発表された9月の雇用統計は良いニュースとしてとらえられたよな。非農業部門雇用者数の伸びは全ての市場予想を上回って、前月比25万4000人増だったんや。エコノミスト予想の中央値は15万人増やったから、予想よりもかなり大きな数字や。それで債券金利は上昇して、そして金利上昇にもかかわらず、驚くべきことに株価も上昇したんや。ダウは+0.81%、SP500は+0.90%、そしてナスダックは+1.22%と大きな上昇の日でこの週を締めくくったで。
そもそもわいらは、債券利回りが上がると株価は下がると教えられてきたが、今日はその法則の例外やったんや。先月、Fedがダブル利下げを行って以来、Fedが0.5%もの利下げを決断したのは経済に何か問題があるからやないかと心配されとった。わいらにはわからんが、Fedの委員達は何か知っとるんやないか、と。でもこの力強い雇用統計の数字で、しかも過去2か月の数字も上方修正されたということで、労働市場が強いということが示された。労働市場が強ければ、Fedが積極的に利下げを続ける必要はないよな?そうやったら債券利回りは急上昇するよな。そうなったら株価は下落するかもしれんとわいは考えとったんや。
でもとても異例なことに、株式市場の下落は住宅セクターに限定されたんや。ハウジングセクターは長期金利、つまり住宅ローン金利に完全に左右されるから下落するのは理に適っとる。でも他のセクターは軒並み徒った。経済が急降下するのではないかという懸念から解放されたためや。みんな一斉に株を買ったんや。ということで、金利上昇時に通常起こる株価の売りが今回は起こらなかった理由は、皆が経済が思っていたより明るいと感じたからや。繰り返すがこれはとても異例で、わいは正直言ってとてもエキサイトしとるで。
さらに別の展開として、銀行株が急上昇したんや。歴史的に見ると、金利が急上昇すると彼らのパフォーマンスは悪化するはずや。でも今は、信用損失や債務不履行への懸念が大きくて、強い雇用市場は不良債権の減少を意味するんや。さらに、JPモルガンやウェルズ・ファーゴのような大手商業銀行は、Fedが利下げを緩めれば増加した収入を管理することで大きな利益を得ることができる。彼らはより多くのお金を稼ぐんや。今日の動きが今後の動きも暗示しとるとしたら、これら二つの株はまだまだ上昇余地があると思うで。
テクノロジー株もまた、債券利回りが急上昇するとパフォーマンスが悪化する傾向があるんやが、今日はグループ全体が狂ったように上昇した。主力のメタは13.17ドル、つまり2.26%上昇し、下落を続けていたアマゾンも4.55ドル、つまり2.5%上昇した。金利が急上昇した日にこれらの数字は驚異的や。じゃあ、今日の動きは一時的なものだったんやろうか?それともマーケットはこれからも好調が続くんやろうか?そのカギを握るのが来週や。ということで、来週のゲームプランを見ていこうやないか。
月曜日やが、週末の動きも含めて、中東情勢がどうなっとるかに注目や。ここまで債券利回りが低下していたのは、いわゆる「安全資産への逃避」取引の一環やった。中東で戦争が起こると、世界中の人々が安全のために米国債を購入するんや。同時に、石油は今週は上昇の動きを見せた。人々は、戦争の拡大がイスラエルによるイランの石油施設への爆撃につながるかもしれないと心配しとる。イランは1日あたり400万バレルを生産とる。もしイランが爆撃されたら、原油価格は80ドル台に向かう可能性がある。早ければ今週末にもイスラエルの反撃を見ることになるかもしれん。月曜日に何が起こるかは誰にもわからんが、皆さんに備えておいてほしいと思うで。
火曜日は、Pepsicoの決算発表があるで。ここで、今決算シーズンの始まりや。この信頼されている食品・飲料株であるPEP株は、今、複数のアナリストから目標株価の引き下げを受けとる。でもそれが期待値を抑えることに役立っとって、業績が予想並みであれば株価が安定する可能性があるで。ちなみに、Pepsicoは3.2%というとても良い配当利回りを持っていることもプラスや。まあ特に米国債利回りがこれ以上上昇しなければ、やけどな。
火曜日はさらに、GMのアナリスト向けの会議が開催されるで。GMは今年絶好調で、株価は27%上昇しとる。尊敬すべきCEOのメアリー・バーラは、金利が高かったときでさえ会社が質の高い業績を上げてきたことについて強いメッセージを伝えるやろう。今Fedが味方になっとるわけやから、更にここから成果を上げるやろう。ちなみに、GMはFordと違って、素晴らしい自社株買いプログラムを持っていて、それが株価を大いに支えとる。対照的にFordの株価は今年13%下落しとるんや。GMが依然として利益の5倍未満の低PERで取引されていることを考えると、バーラが予測を下方修正しない限り、株価は上昇するしかないとわいは考えるで。
水曜日には、先月のFOMCの会議議事録が公開されて、彼らが0.5%の利下げを行った決定についてさらなる情報が得られるやろう。皆、次の利下げが25ベーシスポイントか50ベーシスポイントかを予測しようとしとるが、今日の力強い雇用統計の数字を見ると、0.5%の利下げの線は消えたかもしれんな。わいは0.25%、もしくは利下げなしを予想しとるで。それでも、本当に重要なのは金利の全体的な方向性で、その方向性は間違いなく下向きで、これは株式市場にとって強気の要因やで。
木曜日は注目イベントが目白押しの日や。まず、8時30分に消費者物価指数、CPIが発表される。Fedが次の会合で利下げを行うためには、インフレ率が落ち着いている数字を確認する必要があるよな。あとは、Delta Airlineの決算発表もあるで。航空会社の株は今日は軒並み好調やったが、わいは今は航空会社の株は変動が大きすぎて好まないで。でもデルタは良い決算を出してくれると期待しとるで。更にDomino Pizzaの決算もあるんやが、前四半期は、主に海外での予想外に弱い数字のために大きな失望となった。今日はアナリストたちが肯定的・否定的、双方が入り乱れとるコメントを出していて、なんか予想が難しくなったように感じるが、わいはどちらかといえば、売り手よりも買い手を支持するで。
さあ、木曜日は更にエキサイティングなイベントがあるで。早まって言いたくはないが、もしかしたら史上最もエキサイティングなイベントの一つになるかもしれん。Teslaのイーロン・マスクのWe Robotイベントや。これは自動運転車ビジネスの戦略に関するものや。この会合はテスラの技術的な優位性を示すことで、驚くべきものになるかもしれん。このイベントの後には、Teslaを誰も自動車メーカーとは思わなくなるやろう。完全な最先端テクノロジー会社として捉えるようになるはずや。だからこそ、わいは、このイベントに先立ってTesla株を買ってもええとすら思っとるで。それぐらい期待しとるんや。
AMDも負けてはおれん。木曜日はAMDのCEO、Lisa Suも「Advancing AI 2024」というタイトルのアナリストデーを開催するんや。開始は正午や。今日、AMD株が急落したとき、わいは10時20分のモーニングミーティングでわいのCNBC Investing Clubのメンバーに、Lisa SuのプレゼンテーションがAMD株を全く新しい視点で見せる可能性があると伝えたんや。彼らは四半期ごとにAIの売上予測を上方修正し続けとる。私はこのイベントに先立って株を買うべきやと考えとるが、モーニングミーティングの後株価はじっさい上昇したんや。
木曜日は最後にHP Incも、AIへの取り組みに特化したアナリストデーを開催することを付け加えておきたいで。わいは彼らのAIへの取り組みは大規模なのに過小評価されとると思うんや。この株もこのイベントで株価が上がると思うんや。わいの考えが正しければ、3連勝となるんやないかと思うで。TeslaもAMDもHPも、これらの株を所有すべきやと思うんや。木曜日が本当に楽しみや市、良い結果になると思うで。
金曜日は、まず8時30分にPPI指数が発表されて、さらなる利下げの推測ゲームが始まるかもしれん。でもまあ、利下げサイクルに入っている限り、Fedが利下げを始めたら、すべての経済指標に一喜一憂する必要はないといえばないんやけどな。そして株価がどう動くかについては、あまり心配する必要はないんや。Fedが支えてくれているからな。パウエル議長の次の動きを予測しようとして頭を悩ませるのは間違いや。今は金利ではなくて企業の業績に注目するべきや。そうすれば自ずとお金が儲かるやろう。
金曜日は更に、金融セクターの一連の会社の決算発表があるで。ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン、そしてブラックロックや。銀行は今のマーケットで割安なグループを代表しとると思うで。ブラックロックのラリー・フィンクは、収益を上げるだけでなく、最高の資産管理ソフトウェアを生み出すという素晴らしい仕事をしとる。この会社はどちらの点でも十分な評価を受けていないと思うし、株価はもっと高く取引されるべきやと思うで。ここでブレイクアウトする可能性すらあると思うんや。
最後にもう一つ。本当にエキサイティングなことやが、この金曜日は、NvidiaのJensen Huangが彼のチームと共にNASDAQの開会ベルを鳴らすんや。GPU誕生25周年を祝うためや。本当におめでとうと言いたいで。ということで結論やが、今日の力強い雇用創出のような良いニュースを、今のマーケットはきちんとポジティブに評価して、株価は上がったよな。こういうマーケットは、歴史的には厳しい10月という月を乗り切ることができるものなんや。今のところ、株式市場は順調に来ていると思うで。新しい決算シーズンが始まるが、金利推測ゲームに興じるのではなく、企業がどれほど良くやっているかに焦点をあてていこうやないか。
来週も楽しみですね。
応援よろしくお願いします。