こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。
冒頭からいきなりやが、お誕生日おめでとう。何にかって?今のこのブルマーケットにや。この今の素晴らしいブルマーケットは二年前、2022年の10/12からはじまったんや。だからもう少しでちょうど2周年ということで、お誕生日おめでとうと言うとるわけや。わいが経験してきた中でも最も静かで穏やかなブル相場の一つ、それがこの二年間やったんや。今日はダウは-0.14%、SP500は-0.21%、そしてナスダックは-0.05%と下落の日になったが、わいがこういう日々の動きを軽視しとるのはわかるやろ。それよりももっと大きくとらえようやないか。なんとこの二年間が素晴らしかったことか。
そもそもこの二年間の、最初の1年は凄かったで。だって、Fedが金融引き締めを行っとるのにマーケットがそれでも上昇したからや。この素晴らしいブルマーケットの二周年を祝して、この素晴らしいブルマーケットを演出した主役たちを順番に見ていこうやないか。でも、もうこの二年間の第一位はわかるよな。わいはマグカップをもっとるわけやが、もう推測する必要もないやろ。最高のパフォーマーは、Nvidiaという信じられないようなテクノロジー企業だったんや。現在世界で最も重要な企業の一つと言えるやろう。
ちなみに、わいが被っとるこの帽子は世界で最も価値のある帽子かもしれんで。なぜなら、ここにJensenのサインがはいっとるからな。彼はGPUの25周年を記念して、明日NASDAQのオープニングベルを鳴らすんや。2年前、Nvidiaの株価は、株式分割調整後の価格でたった11ドルだったんや。そして人々はようやく、これが単なるゲーム会社ではなく、超高速グラフィックスチップを持つ会社だと気づき始めた。二年前というと、これはChatGPTの発表のわずか1ヶ月半前や。
わいは今でも事あるごとにお礼を言われる。自分にNvidiaという素晴らしい会社の存在を気づかせてくれてありがとう、とな。それは二年前よりもずっとずっと前のことや。わいのこの番組を見てくれている人や、CNBC Investing Clubのメンバーの人なら、わいが一貫してNvidiaを推奨してきたのをわかっとるやろ。犬の名前にまでNvidiaとつけたんやから。彼らの凄まじい努力が実って、Nvidiaとそのカリスマ的なCEOであるJensen Huangは、アクセレレートコンピューティングとGeneartive AIの両方を開拓した、開拓者になったんや。
後者のGenerative AIについてはよく話されるが、前者のアクセレレートコンピューティングについてはあまり話しているのを聞かないよな。今の世の中を本当の意味で更に機能させるのはAIなんやないかと思われて久しいが、それはつまるところ速さの勝負や。人間よりも速く考えるAIが、やがてあなたよりもほとんど何でもうまくできるようになる。でもわいらはまだ、パニックになる必要はないで。まだまだわいらがAIを管理しとるんや。その状態でもAIは多くの時間、多くの人手を節約するように働く。だからこそ、企業にとってこれほど革命的な技術になっとるんや。
そして、Nvidiaの新しいBlackwellチップが来年完全に展開されるようになると、GenerativeAIの思考力に驚くべき飛躍が見られるやろう。それらはもっともっと強力になる。新しいチップはめちゃめちゃ高速で、基本的にAIビジネス全体をまた一から生み出すようなことになるやろう。速さが十分では無かった以前は不可能だったこと、信じられないようなことができるようになる。そしてそれは継続的に、さらに速く、より優れたものになっていく。わいはNvidiaほど製品の需要が高い企業を見たことがないで。誰もがこの会社の半導体をほしがっとる。
Nvidiaの株価は、過去2年間で1055%の上昇を見せたんや。わいの言うことを聞いてくれている人は、この上がりを丸々とれとるはずや。そしてわいはここから更なる上昇の余地があると思うから、Own it, don't trade itと言うとるんや。とにかくこの株はわいに笑顔をもたらしてくれる。わいは人々がたくさんのお金を稼ぐと嬉しいんや。それがわいという人間なんや。
この二年間での第二位のパフォーマーはSuper Micro Computerや。これはNvidiaと手を携えるハードウェアを作る会社や。だから、726%という驚異的な上昇を二年間で見せたんや。でも最近、Super Microは停滞しとる。今年の第2四半期が弱かったんや。あと、会計処理の問題が出とる。ヒンデンブルグリサーチも空売りしとる。まあわいはこの株についてどんどん買えという意見ではないで。いつもいうとることやが、Nvidiaのような主要なアイデアがあれば、そこにただ乗ればいいだけであって、Super Microのような二次的なアイデアに乗る必要はその時点でなくなるからな。
第三位は、今年ますます話題に上がっている会社で、Vistraと呼ばれとる。これもデータセンターに関連しとる。最大級の独立系発電事業者で、原子力発電能力を持ち、信頼性の高いカーボンフリーエネルギーを提供しとる。データセンターは莫大なエネルギーを消費して、皆どうやってそのエネルギーを確保しようか悩んどる状態やから、このAIの時代はVistraは金鉱を掘り当てたようなものや。個人的には、この二年間での472%の上昇を考えると、この株は少し過熱気味だと思うで。でも、次に大きな調整があった時には、少し買いを入れてもええやろう。
さて、第四位はおそらく最もカルト的な株かもしれん。Palantirや。防衛請負業者で、AIの要素もある。防衛株とAI株が信じられないほど強かった期間に、両方の要素を持つこの株は素晴らしいパフォーマンスを見せたんや。政府契約に重点を置いとるのが特徴や。Palantirはでも今やカルト的な株になっとる。多少株価が下落しても、この株の大ファンである個人投資家が、朝昼晩、取引終了後、いつでも買い続けとるんや。典型的な動きとしてよく、終値後に大量の買いが入ったりして、通常取引時よりも株価が良く見えるようになったりもしとる。今バリュエーション的にはとても高いと思うで。でも、Palantirのソフトウェアが明らかにペンタゴンや熱狂的なファンに評価されとるから、高値を維持するんやないか。過去2年間で440%上昇しとるが、わいは今のこの高値で買いはしないが、でもショートもしたくはないで。
5番目の大きな勝者はFair Isaacや。実際、CEOのWilliam Lansingという非常に印象的な人物を今年何度か番組に招いたんや。この会社はクレジットスコアを扱っとる。おそらくFICOという名前で気づいたやろう。その分野では群を抜いて最高や。FICOスコアは普遍的に使用されとって、その予測力に匹敵するものはない。Fair Isaacは過去2年間で400%上昇しとるにもかかわらず、わいは全然今も買えると思うで。明日買ってもええほどや。それほど素晴らしい会社で、わいは完全に支持するで。
さて、第六位はGE Aerospaceやが、このブルマーケットが始まった時、ゼネラル・エレクトリックはまだ1つの会社やった。今では3つの会社、GEエアロスペース、GEヘルスケア、GE Vernovaになっとる。わいは分割でそれぞれがより好きになったで。ボーイングとエアバスは大きな生産問題を抱えとるが、GEエアロスペースのエンジンサービス事業は絶好調や。わいのファンドが持っとるGEヘルスケアは、MRI機器やその他の高額医療機器を製造する企業やが、COVIDの影響から回復し始めたところや。
中国からの注文が減速して、高い資金調達コストが足を引っ張っとった。これらの高額機器を購入するには借入が必要やからな。でもそういうネガティブな要因が利下げと中国の景気刺激策で解消されつつある。GE Vernovaは、GEの長年苦しんできた電力事業を代表するため、負け組になると思われとった。でも電力需要が突然信じられないほど高まったため、この会社の天然ガスタービンは飛ぶように売れとる。そしていつの日か、原子力発電所が、また大量に建設されるやろうが、彼らは小型のモジュール式原子炉の建設方法を知っとる。この会社の得意分野なんや。
第7位はMeta Platformsや。この会社を招かずに二周年の誕生日パーティーを開くことはできん。マーク・ザッカーバーグを招かないパーティーはわいには考えられん。彼の最近のカンファレンスコールでは、すべての広告キャンペーンがすぐにInstagramで主役になるような話をしとった。この人を疑うべきやろうか?答えはNoやろ。AIが最も効果的なターゲット広告をデザインしたら、広告代理店を雇う必要もなくなる。投資収益率がはるかに高くなる。わいのファンドでは最近Metaをちょっと利確したが、それは欲張りすぎてしばらく利益確定をしていなかったからや。忘れたらあかんで。ブルは儲かり、ベアも儲かるが、欲豚は死あるのみなんやで。
第八位はBroadcomや。データセンターのシステムを作っとるが、携帯電話を含むブロードバンドインフラ事業も持っとる。CEOのホック・タンとサンフランシスコで話した時、わいはとても興奮したんや。この株は今日、過去最高値を更新しとる。まだまだ終わってないで。保有し続けたいで。特にVMware部門は、データセンターのハードウェアコストを削減し、はるかに効率的に運営するのに役立っていて、ちょうど転換点を迎えたところや。わいはこの株がとても好きやで。
9番目は、クルーズ船会社のRoyal Caribbeanや。COVID期間中はめちゃめちゃ嫌われとったが、そこから立ち直ったよな。クルーズには素晴らしい価値があるで。ホテルの料金や他の形態のエンターテイメントが高すぎるようになってきて、航空券の価格も高くなってきたが、その中で相対的にクルーズの魅力が増しとる。予約は爆発的や。まだこの株を買うことができると思うで。
最後に10番目は、アリスタ・ネットワークスという素晴らしい会社や。クラウドのネットワークインフラにおいて支配的なプレーヤーやが、誰も見たことがないため、これらの勝者の中で最も知られていない存在かもしれん。データセンター事業もたくさんやっとる。機能しとるで。アリスタも今日、過去最高値を更新したんや。さまざまなスイッチ、アダプター、ネットワーキングサービスにおいて支配的なプレーヤーで、多くのお金を稼いどるから、さらなる上昇の余地があると思うで。
結論やが、ブルマーケットよ、二歳のお誕生日おめでとう。あなたをここまで導いてきたテーマはまだ健在や。そういう意味で、このブルマーケットを作って来たベスト10を今回振り返ったことは意味がある。ただ、今買うとしたらという前提で言うと、わいは三つの株を挙げたいで。まずNvidia、そして次にBroadcom、そして最後にフェア・アイザックをわいなら選ぶ。最後のやつは、データセンターに関連していない何かが必要だという考えもあるからや。ただ、やっぱりデータセンターは長年にわたって強力な物語であり続けることを確信しとるから、一つ目と二つ目はそれ関連の銘柄を選んだんや。
ここまで素晴らしいブルマーケットでしたね。
応援よろしくお願いします。