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【ジム・クレイマー】儲けを最大化しようとするのではなく、将来に備えよう!下落の日々を思い出せ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/11のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ブルマーケットをただ見ていると、自分だけ乗り遅れとるんやないかと思うよな。今日はダウは+0.69%、SP500は+0.10%、そしてナスダックは+0.06%と続伸の日になったが、こういうラリーであなたのポートフォリオがほとんど動かなかったらどんどんあせってしまって、まるで自分が完全な間抜けのように感じるよな。反対にあまりに株価が伸びて、含み益がもの凄いことになっている時に、どうしようか、とも思うよな。このまま持ち続ければもっと上がるんやないか。そういう意識が自分の中から消えなくなったりする。

 

そういう感情のままに株式市場をプレーしていると、典型的な落とし穴にはまったみたいになってしまう時もあるんや。だから今回は、今この時こそ強調しておきたい、短期的なラリーにあった時にどういう心構えでいればお金が無くなるのを防ぐことができるのか、そのことについて語っておきたいと思う。短期的なラリーの中で利益を扱うためのわいのゲームプランをお伝えしたいんや。わいに言わせれば、株式市場が活況を呈しているときにお金を稼ぐのはめちゃめちゃ簡単や。ダウが一日で数百ポイント上がっているとき、あるいは数日にわたる本格的なラリーが起きているときに、誰が他人の助けを必要とするやろうか。

 

でも、株式投資の経験をある程度積んだ人なら、ことはそう単純ではないということもわかっとるやろう。The Notorious B.I.G.が言った「お金が増えれば問題も増える」ということを知っとる人も多いやろう。急激な上昇に正しい方法で対処することは、自然な感情にまかせておけばだいたいうまくいくという程簡単ではなく、その対処法を知ることであなたはより良い投資家になることができるんや。わいは常にCNBC Investing Clubで示している規律のいくつかをここに開示したいと思うで。

 

大きなラリーがあったら確かに誰もが大きなお金を稼ぐし、ポートフォリオが自動的に膨らんでいくようにすら感じるかもしれん。そしてもっともっと膨らめばいいと、ただそのことだけを願っていればいいという風に思うかもしれん。でもそこに落とし穴があるんや。わいがここでいいたいのは、わいはマーケットが上昇しているときに可能な限り多くのお金を稼ぐ方法について話したいんやないんや。正直に言って、その時の儲けを最大化することはそれほど重要ではないんや。

 

大きな短期的上昇に対処するための最も重要な教訓は、将来に備えて常に努力をしなければならないということや。その意識が大事なんや。将来に対して備える、ということや。さもなければ、絶好の売却機会を逃してしまうで。マーケットが下落しているときに絶望に屈して投げ出してしまったらお金が無くなってそのままであるのと同様に、マーケットが活況を呈しているときに陶酔感に負けてただ買いを続けるだけ、という行動をとるべきではないんや。むしろ直感に反するような動きが再現性良く儲ける肝なんや。マーケットが上昇している時は、実は買うべき時ではなく、テーブルからチップをいくらか下ろすべき時だったりするんや。

 

抑えておくべき大事な点として、株はきちんと売って利益を確定するまで、実際にはあなたは何も利益を得ていないんや。これを忘れたらあかんで。レジが「チン」と鳴るまで、お金を一セントも稼いでいるわけではないということや。よくバイアンドホールドといって、一回買ったら最良の時期と最悪の時期の両方で、ただただポジションを保持し続けるべきだという考えが吹聴されるが、AppleとかNvidiaとかのわいがOwn it, don't trade itというごく限られた優良株以外は、その考えは愚かであることがもはや証明されとるんや。

 

あなたがやるべきことは、マーケットの強さを利用して、自分のポートフォリオを将来に備えることや。具体的に言うと、ポートフォリオの中でファンダメンタルズが悪化している企業があれば、上昇に乗じてその株を処分することこそがあなたのやるべきことや。それをやるためにはどうすればいいのか。このためにこそ、わいはいつもホームワークを欠かさないようにいうとるやろ。自分でホームワークをやらなければどうやって、どの株を手放すべきかを知ることができる?適当なアナリストの言うことを聞いて株を買ったって、丁寧に売り時まで指定してくれる人なんかおらんのやで。もしあなたがわいの売りと買いのタイミングを見たかったり、わいのホームワークの成果を読みたければ、わいのCNBC Investing Clubに参加してほしいで。わいはあなたのために、多くのホームワークをチームでやっとるんや。

 

さて、ラリーの最中にポジションを売るのは結構難しいことなんや。なぜならば、誰もラリーを逃したくないからや。もし大きな上昇日の直前に自分が所有するすべての株を売ってしまったら、自分はめちゃくちゃ間抜けなやつになってしまう。だから誰だって上がっている時に売りたくはない。ただ、ここで別の見方をすることが大事や。それは何かというと、永遠に続くラリーなんか歴史上今まで存在しなかったということや。あなたが限界までラリーに乗りたくて株を持っていて、大きな利益を得ながら何もしないとする。そうしていたら必ず下落局面で徐々に株価は下がっていって、あまりに長く保有していたら利益がそっくりそのまま消えてしまうこともあり得るんや。それは、ラリー全体を逃したことと何が違うんや?そうなる前に、ラリーに乗っているときに少しでも果実をとっておくべきやろ?

 

ジムよ、自分はトレーダーじゃないから、気に入った株を、市場のタイミングを計ってトレードするんじゃなくて、長期でもっておきたいんだ、という人もおるやろう。それはそれで構わんし、わいはむしろその、トレーダーではなく投資家としての姿勢を推奨するで。でも、例えそう思っていても、とても急激な上昇ラリーに対しては例外を設ける必要があったりするんや。この株式市場というゲームに参加し続けるためには、売り手が優勢な時があるということを覚えておく必要があるんや。市場が活況を呈しているときこそ、現実に足をつけておくために下落した日々を思い出す必要がある。

 

トレーダーではなく長期投資家だからといって、ポジションを縮小する機会を逃したらあかんで。投資家であることは、行動する必要性からあなたを解放するものではないんや。次に何が起こるかについて少しの悲観的な見方を持って、すべてのラリーに臨むべきなんや。そしてそれはそれほど難しいことではないはずや。例えば、2022年のポストコロナ時の急落を覚えとるか?多くの人がそんな下落の警告なんか受けてなかったんや。2021年末にはすべてがあまりにも良く見えたよな。なぜなら、信じられないほどのブルマーケットがあって、押し目買いが常に大きな利益をもたらしてくれるような気がしたからや。

 

でもその後、Fedがインフレとの戦いを宣言し、その利益はすっかり消えてしまった。もしわいが言ったように上昇中に徐々に株を売っていたなら、マーケットがその後の11か月間ただただ壊滅していく中で、あなたははるかに良い状態にあったことやろう。ラリーの後には激しい下落の動きが伴うものや。下落が起こったとき、悪いニュースを見て、汚れた床に置かれた安いスコッチに手を伸ばしたくなるかもしれん。わいは別に、状況が良いときに自分の株を祝ったらあかんといっているわけではない。

 

ラリーがあって儲けが増えたら、素直にそれを祝おうやないか。陶酔感は、それが自己満足につながらない限り問題ない。でも自己満足に陥ってしまって行動を起こさないのは、あならの儲けにとって大きな敵になりうるんや。儲かったら大喜びしよう。でも、一部の株のポジションを減らす絶好の機会を得ていることを忘れたらあかんのや。短期的なラリーはそうやって活用すべきなんや。マーケットが上昇して、皆が楽観的なときには、そのポジティブさに流されやすいもので、そういう時は皆、株を売ろうとは考えない。

 

理論的には、株は安く買って高く売るべきだと皆知っとるが、実際にはそれは思ったよりも難しいものなんや。だからこそ、わいのCNBC Investing Clubでは、規律を持って売るということを常に教えとるんや。メンバーの人ならこの上昇に乗じてわいがある株のポジションをどんどん軽くしているのを知っとるやろ?問題ある企業の株は売り時やし、例えこの先のビジネスが前途洋々であっても、大きな上昇があったら常にある程度は利確をするということをわいのファンドは実践していて、だからどんどん利益が積み上がるんや。

 

この、規律を持った利確というものは、ここからまだ、どれほどラリーが続くのか、ということと関係なかったりするんや。ラリー中は株を売ることが世界で最も正気でないことのように感じたりするものやが、自然の感情に流されてばかりいたらお金を儲けることはできん。そんな甘いものではない。そして、わいは今、強さの中で売ることを言うとるが、一度にすべてを売ることは決してやったらあかんのや。少しずつ手放すことで、タイミングの問題が小さくなる。もしラリーが続くなら、後でさらに売ることができる。

 

今わいが言っているゲームの名前は「準備」や。ラリーを利用して将来の下落日に備えるんや。直感に反するかもしれんが、そういうことこそ効果的だったりするんや。ポートフォリオを調整する最適な時期というのは、株価が上がっているときで、下がっているときでは決してないで。マーケットが下落した場合に何が必要かを考えて、そこから、今日のようなラリーの日にあなたのポートフォリオのために何ができるかを検討してほしいんや。高い価格を利用することで、ポジションの一部を売ることが有利になる、至極単純な理由づけができるやろ。

 

結論やが、わいは決して一度にすべてを買ったり売ったりしない。それはわいのスタイルではない。でも大きく上昇した日には、より大きな単位で売ることができる。今重要なのは、株式市場が短期的に大きく上昇したときは、楽観的になりがちなんやが、その姿勢が過度になったらあかんということや。そうではなく、冷静さを保ち、感情をコントロールして、長期的な視点に焦点を当てることが大事なんや。今こそ将来に備える。どうやって?是非一部の利益確定を考えてほしい。特に、価格が高くなりすぎているかもしれない株については。あなたのポートフォリオにそういう株が鎮座しているはずや。

 

 

将来に常に備えておきたいですね。

 

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