こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日は雇用統計が発表されたが、非農業部門雇用者数は前月比22万7000人増で、失業率は4.2%やったな。この結果が基本的にFedの利下げに対する計算を大きく変えることはないと思うで。そしてそのことが、今日の株式市場の動きが穏やかだった一因やろう。ダウは-0.28%、SP500は+0.25%、そしてナスダックは+0.81%だったで。そうや、わいらは今月後半のFOMCで依然として25ベーシスポイントの利下げを予想しとる。その観点から今日の経済指標で驚くような点はなかった。でも来週は何が控えているんやろうか、早速ゲームプランにいってみようやないか。
来週はデータセンターとエンタープライズソフトウェアが今の状況で有効に機能しているかどうか、そのことを象徴する2つの決算を皮切りにするで。月曜日にまずOracleの決算があるんや。この大手企業はデータセンターをどんどん構築しとると思うが、わいは彼らは驚異的な強さを示すと思うで。データセンターへの需要は事実上無尽蔵や。彼らがまだ猛烈なペースでそれらを構築しようとしているかどうか見てみようやないか。データセンターはNvidiaの半導体で満たされていて、今日はNvidiaの株価は弱かったわけやが、それはHPが昨夜、ひどい決算を報告したのと関係があるで。彼らはNvidiaとのビジネスが非常に強いと述べたんやけどな。そういうのも含めて、Oracleから今の状況を多く学びたいと思うで。
月曜日は更にMongo DBの決算もあるで。これはエンタープライズ向けデータ基盤系の企業で、他のソフトウェア開発者がアプリケーションを作るためのツールを提供しとるんや。エンタープライズソフトウェア会社は近年不人気で、任期はハードウェア、特に半導体ベンダーに流れてとったわけやが、Salesforceの素晴らしい決算からもわかるように、このセクターの銘柄に対するセンチメントが変わったで。果たしてMongo DBはどうなるのか、このセクター全体の動向という意味でも注目したいんや。
月曜日は更にToll Brothersの決算もあるで。これは高級住宅の会社で、Fedの利下げ発表時はこの株は上昇したが、その後停滞したんや。なぜなら債券利回りが予想外に上がったからや。住宅ローン金利は長期債利回りに連動するから、ローン金利が上がったらこの株が伸び悩むのも当然や。その後、債券利回りが再び下がって、Tollはまた強気に戻ったりしたんやが、今回の決算で、数字でちゃんと成果を示せるのか、木材価格が高すぎたりしていないか、そういうことの答えが出るやろう。
さて、今、赤字企業への支持にはためらいが出るようになっとる。ただ、以前は赤字はかなり有毒とみなされ、極めて忌避される存在だったが、昨今はその傾向が薄らいどる。月曜日のC3 AIの決算はどうなるやろうか?この企業は利益のないエンタープライズソフトウェア会社で、でも過去3週間で株価が50%以上急騰して、今日だけで8%も上げたんや。今のマーケットはこういう銘柄の上昇を維持できるのか、そしてやっぱり「AI」という名がついている企業を軽視することはないのか、注目したいで。
火曜日にはAutoZoneの決算があるで。この自動車関連会社の自動車部品には中国製品が含まれとって、今のマーケットでは中国から何かを輸入している企業は途方もない懐疑の目で見られるんや。AutoZoneはでも、相場が弱まればすぐに発動する巨大な自社株買いの力を持っとる。米中の関税戦争をどう乗り越えるのか、注目したいで。わいはでも、中国関連のエクスポージャーを持つ株は今はあまり保有したくないで。どうやろうか。
火曜日はOllie's Bargain Outletの決算もあるで。この在庫一掃品を扱う販売業者は、何年にもわたり傑出した業績を上げてきたんや。こういうオフプライスのチェーンは今は大きな勝者になれる状況やと思うんや。彼らは他のリテールで余った在庫をほぼタダ同然で手に入れて、それらを投げ売り価格であなた達に売るんや。決算とガイダンスに期待したいで。火曜日は更にGameStopの決算もある。もしかしたら喜びたい者を喜ばせるような数字を出すかもしれん。別に循環論法をやりたいわけじゃなく、今、SoundHound AIのような銘柄が実質的なニュースは何もないのに株価が急騰しとったりするから、ミーム株の元祖のこの株も湧き上がる動きをするかどうかが気になるんや。
モバイルゲームを売るソフトウェア企業AppLovinの株もすごいやろ。そうや、この一週間ずっと、わいを不安にさせる過剰さの兆候が見え始めたことがわいには気になっとる。このGameStopの決算前後のマーケットの反応で、過剰ともいえる動きが実際どれほどのものになっているのか、わいは知りたいと思うで。わいのSuggestionとしては、今のマーケットは人々がまさに甘言を飲みたがっているようやと感じる。そういう意味で厳しい局面になっていると思う。もし厳格な買い手になりたいなら、割高でも素晴らしい企業の株を選んで投資すべきで、投機的な株には注意すべき時が来ていると思うで。
水曜日、わいらはCPI(消費者物価指数)の発表で朝を迎えるんや。Fedは2週間後に会合を開くが、インフレが強まれば再利下げは極めて困難になるやろう。わいらはスーパーに行くといまだに高い物価を目にしとる。だからCPIが高めに出たとしても驚くべきではないんや。そうなったら、なぜFedがわざわざ利下げする必要があるのか、という議論が起きるやろう。その種の話に備えておかんとあかんで。そして、わいは心配するな、ともいいたい。Fedはそれでも利下げするんやないか。
水曜日は更にMacy'sの決算もあるで。この企業では従業員がおそらく数百万ドル規模の配送費用を隠蔽したという問題がでていて、今や株主は、本当のところ何が起きたのか知る権利があるんや。わいはこの会社がこれらを全く十分に説明していないと思うから、業績予想に耳を傾ける前に、この問題について何をいうのか、何が間違っていたのかを理解せんとあかん。わいらは答えを求めとる。なぜ誰かがこれをうまくやり過ごせたのか、そしてより重要なのは、今この企業は、この種の不正行為を発見しようとするシステムを備えているのか、そういうポイントを押さえておきたいんや。
水曜日は更にAdobeの決算もあるで。先に述べたように、エンタープライズソフトウェア関連株は、最近ではほぼあらゆる事象に非常に好意的に反応して活況を呈しとる。だから、Adobeの株を買うことを検討し始めてもいいかもしれん。Adobeは企業向けにマーケティングやウェブデザインを支援する最高水準のソフトウェアをいくつも持っとるんや。わいはこの会社がとても好きなんやが、エンタープライズソフトウェアの「煉獄」に足止めされてきた状態やった。でももはやそうではないかもしれん。決算で良い数字を出すだけで、本格的な上昇が期待できるやろう。
木曜日は生産者物価指数(PPI)の発表があるで。少なくとも一部の数字はどうか冷めていてほしいものや。投資家は多くの思惑に取り巻かれとって、もしFedが利下げに慎重になったりしてその足元をすくわれるような事態になるかどうか、心配せんとあかん。もしかしたらFedは来年の利下げを棚上げせざるを得なくなるかもしれん。あと、最後に、木曜日はわいのお気に入りの銘柄の一つ、Broadcomの決算もあるんや。そうそう、この銘柄は決算に向けて株価が上昇して、決算発表後に実際の売上高が公表されると売られる傾向があるんや。わいは今回も同じことが起きると予想しとる。Broadcomはネットワーキング、AI向け機器に加え、スマートフォン、サーバー向けの機器も作っとるが、ハードウェアは突然はやらなくなってきとるから注意が必要や。
わいのファンドはBroadcomを保有しとるんやが、決算後の典型的な下落があれば買っていきたいと思っとるで。これはここまでも驚くほど成功している戦略や。今回も違わないはずやと思う。決算発表で株価が下がったら、それは引き金を引くチャンスなんや。結論やが、この週はCPIとPPIに注意が必要やな。インフレ指標がちょっと高めに出て、マーケットがここまでの驚くべき上げを少し取り崩したとしても、驚かないようにしておいてほしいで。
来週は下落場面があるのでしょうか。
応援よろしくお願いします。