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【ジム・クレイマー】今年の1000億ドルクラブの仲間入り企業を見てわかること!少しは掛け金をテーブルから降ろそう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの12/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

かつては、時価総額が100Billion Dollar、すなわち1,000億ドルのクラブに入ることは大変なことやった。ほとんどの企業はその水準を決して目にすることはなかったんや。時価総額がそこまで大きくなるには、途方もない努力と推進力が必要やった。でも最近の市場状況を踏まえると、今年に入ってからだけでもどんどんいろいろな会社が1,000億ドルクラブの仲間入りをしとるんや。今日はダウは-0.54%、SP500は-0.61%、そしてナスダックは-0.62%と下落の日になったんやが、それでもここまでマーケットは大きく上がってきて、今1,000億ドルレベルの重みは以前ほどには大きくなくなっきとる。

 

先週金曜日の終値時点で、今年この1,000億ドルクラブに加わっとる企業が18社あったんや。時価総額が1,000億ドルを超える企業がそれだけ存在するということは、彼らは現在の状況を見事に体現しとると言えるで。今のこの状況を分析して、一体何が起きているのかを見てみようやないか。多くのことがわかるはずや。まず、物事をいろいろ大きく変えた企業がこれや、Nvidiaや。株は今年に入ってから180%も上昇しとる。昨年の今頃は48ドルだった株価が、今日は130ドル台や。この企業は時価総額が兆ドルレベルで、1,000億ドルクラブの更に上のクラブなわけやが、それにしても大きく上がったよな。

 

では、今年この1,000億ドルクラブに加わった企業にどういう銘柄があるのか。先週金曜日の終値時点での株価を基準にして、今年最も大きく上昇したものから見ていこうやないか。最大の上昇幅は、驚くべきことに907%という膨大な増加を見せたAppLovinや。この企業はアプリ開発者がリーチを拡大し、自社アプリを収益化するのを支援するソフトウェアを作っとる。この企業の時価総額は、昨年末の130億ドルから1210億ドルへと拡大したんや。先週金曜日にはさらに高い1420億ドルほどに達しとったが、今日は本日は株価が15%下落してしまった。

 

なんで下落したかというと、多くのトレーダーが期待し、予想していたようなS&P 500への組み入れがなかったからや。多くの人がAppLovinのSP500入りに賭けとったんや。しかしこの会社はすごいよな。モバイルアプリ、特にモバイルゲーム市場に特化したテクノロジー企業や。モバイルゲーム技術に非常に長けとって、ビデオゲーム広告に全力を注ぐ決断をした。アプリ開発者向けのソフトウェアプラットフォームを通して、アプリ開発者からマーケティングのインプレッションベースやアプリの収益化に基づいた手数料を得とる。

 

でも、いかにいいシステムでも、それだけで時価総額が約10倍になるのは妥当やろうか?短い答えはノーや。単純な路線拡張でそこまで株価が跳ね上がることはない。AppLovinは自社でもモバイルゲームを開発しとるが、でもそれだけでこんなに伸びるか?でもここで、もし、強みであるAI技術を活用した広告最適化と、自社ゲーム開発による市場理解の深さを通して、同じテクノロジーをすべてのeコマースに応用できるとしたらどうや?それはずっと刺激的なストーリーで、今まさに語られとることや。今の状況では、厳密な検証を保留して大きな可能性があるかもしれないと信じる人を責めることはできないかもしれん。たとえそれが純粋に魔法めいた思い込みである可能性があっても、今それを気にする投資家はほとんどいないんや。

 

次に、エンタープライズソフトウェア会社であるPalantirについて見ていこうやないか。今年、大きな契約と大きな成長によって注目を浴びた。この会社は2020年にダイレクト・リスティングを通じて公開されて、しばらくの間は何も起こらんかったが、ある時点で売上が急増して、その後はまさにロケットのように株が飛躍したんや。 この企業は、わいらがよく知らない軍事分野の多くの頭脳部分を担っとる。彼らは大手5社の国防関連請負業者に対して反旗を翻しているようなもので、もっと効率よくできると喧嘩をうっている状態や。

 

ただし、改めて言うが、わいはPalentierが有望なのは、同社が国防省を一新し、何百億ドルものコストを削減し、前線に立つかもしれない貴重なパイロットや高額なジェット機をはじめとした人命や資産を救う可能性があるからや。投資家たちは、Palentierが防衛予算全体に再考を促すと考えとって、もしかしたらそれは十分に可能な話かもしれん。なぜならこの会社はトランプ次期大統領とも縁のある企業やからな。

 

3番目として、誰も語ろうとしないが、流星のごとく成長した企業がある。それは、Taylor Swift、The Weekend、Bad Bunny、Chappell、Roan、さらにはBillie Eilishといった人気アーティストたちや、影響力のあるJoe Roganなど多数の有名ポッドキャストを抱える、オーディオサブスクリプション企業のSpotifyや。Spotify株は年初来で165%も上昇して、金曜日の終値時点で1,000億ドルクラブに仲間入りしたんや。なぜ突然急騰したのか?理由は単純や。今のマーケットはサブスクリプションモデルを愛している。なぜならそれらは粘着性が高いからや。簡単に顧客が離れない。Netflix、Amazon、Costcoはいずれもサブスクリプションビジネスで成功しとる。そして今、Spotifyもそうなっとるんや。

 

あとは、プライベート・エクイティ企業のApollo Globalも、今年93%上昇して、金曜日の終値で1,000億ドルクラブに仲間入りしたんや。同じく、いわゆる「コーポレート・レイダー(企業乗っ取り屋)」仲間と呼びたくはないが、KKRも91%上昇しとる。これら2社は、本当に金を稼ぐ方法を知っている企業として、驚異的なパフォーマンスを示しとる。彼らが、ポートフォリオ企業を株式公開して「キャッシュアウト」せずとも、これほど良い年を過ごせていることは、興味深いで。おそらく彼らが保有するポジションを維持することは、そう悪い考えではないんやろう。これら2つのプライベート・エクイティ企業は、企業が長く非公開でい続けることを可能にするトレンドの一部や。なぜなら今株式公開は、規制当局からの圧力などが厳しく、苛烈なプロセスやからな。

 

かつてはこれらの企業は資本を調達するために公的市場に頼る必要があったんやが、今では、KKRやApolloなどは、IPOを実施するのに苦労しとって、上場できる企業が限られた結果として、その限られたIPOは過度に低い価格を付けられがちになっとる。買い手が鈍くなっとるんや。そしてそれは、Arm Holdingsの株式に起こったことだとわいは考えとる。Arm Holdingsは半導体アーキテクチャ企業で、Nvidiaが手掛ける様々な装置の一部となっとる。Armの技術はスマホからサーバーまであらゆるところに使われとって、成長は驚異的や。CEOのRene Haasは、同社株を87%上昇させ、1,000億ドル規模の聖域に加わらせたんや。

 

あとは、巨大なデータセンター企業向けにデータを監視し、ソリューションを提供するハードウェアとソフトウェアをやっとるArista networksを挙げたいで。この株は今年、83%も上昇したが、あまり比較的話題にならない会社や。でもだからなんだというんや?素晴らしい株価の上昇や。後は保険会社も挙げておきたいで。Progressiveは60%も上昇したんや。この自動車保険会社は、ニュース性に乏しいものの、他社よりも価格設定にAIを多用しとる。また、物損・損害保険の大手であるChubbは26%上昇しとって、保険ブローカーのMarsh, McLennanも20%上がっとる。保険業界は絶好調やで。彼らはただただ料金を引き上げ続けるやろう。それが今週水曜日に発表されるであろうこCPIの数字にも表れるかもしれん。この3社は間違いなく勝者や。

 

後は、決済処理企業のFiservもあげたいで。FinTech企業や。今年56%上がったろう。更に、Eatonや。わいのファンドも持っとって、データセンター向けに電気部品を製造しとるんや。後はAutomatic Data Processing (ADP) もあるで。給与処理で有名な会社や。そして Boston Scientificやが、低侵襲な医療機器を製造しとって、特に心臓関連の分野でわいはよくこの会社を取り上げてきたで。更にCitigroupは、今年40%も上がっとって、ついに1,000億ドルクラブに滑り込んだんや。これは、ようやく正当な評価を受け始めた銀行群の一角や。最後に、サイバーセキュリティ企業であり、わいのファンドも株を持っとるPalo Alto Networksは今年37%の上昇や。半導体関連では高帯域幅を誇る Micron は18%上昇で、Analog Devices はIoT関連で11%上昇しとる。

 

ここまでの今年の1000億ドルクラブの面々を見てきてどう思う?もしこれらの株が高値圏なんやったら、全体的に少し落ち着く可能性があるやろう。わいらはとても加熱したマーケットにいて、期待があまりに高く、まるで大統領選後のラリー、あるいは年末ラリー、あるいは株不足によるラリーなどが同時に起こっていて、でもマーケットはいつ一旦冷めてもいい状態や。だから今日、多くの銘柄が下落したやろ。ただ、今日のような下落がどれほど続くのか。もしかしたらそんなに続かないから、既にいい買い場が来ている可能性すらある。

 

結論やが、とにかく株式市場に資金が流れ込んでいる。これほど多くの資金が流入すれば、今回挙げたような企業が1,000億ドル規模に達して莫大な富を生み出すのは自然なことや。でもその富は、少なくとも帳簿上は、という注釈がつくで。ここからどうなるのを考えた時にはだから、今儲けている投資家は、その儲けの少なくとも一部は、テーブルから下ろす(利確する)のも悪くないんや。規律を持っていこうやないか。

 

 

規律をもっていきたいですね。

 

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