こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。
データセンターは死んだだって?今日の下げは、これら3つの「死亡記事」に関するものかもしれん。わいはそれらが時期尚早だと思うが、だからこそ今日はダウは-0.35%、SP500は-0.30%、そしてナスダックは-0.25%と下落の日になったんや。最近では、データセンター株やエンタープライズ・ソフトウェア株がこのマーケットを牽引してきた。これは選挙以降ずっとそうで、建設・エンジニアリング株という以前のリーダーたちが大統領選後の浮ついた相場のすぐ後に主導権を手放して以来の話や。株式市場においてリーダーシップ、すなわち主導セクターが極めて重要だとわいは考えとる。
わいらはデータセンターを、知識の工場のようなものだと捉えてきた。それらはGenerative AIとか、ジェンテックス、すなわち、存在しない、人間より優れたカスタマーサービスが可能な仮想存在、のために必要なあらゆるものを生産する。同時に、あらゆることを可能にするプログラムをエンジニアが作り出す手助けをするエンタープライズ・ソフトウェア企業を、わいらは再び愛し始めた。データセンターと同様、エンタープライズ・ソフトウェアもわいらや多くのトレーダーの目には見えない存在やが、その両者ともモメンタムがあって、その勢いは非常に明確に見える。これらは規模とスピードを提供し、興奮をもたらすんや。Palantir、AppLovin、そしてSuper Microを思い浮かべてほしいで。
そして、データセンターの背後には何がある? もちろんNvidiaや。わいらは今日の下落を引き起こした正確な原因を知らないし、他の多くの人々がやっているように、無理やり犯人探しをしたくはないんや。昨日、わいは2024年には18社が時価総額1,000億ドルに達するということを放送したが、その同じ銘柄群で、逆に、とある巨大ファンドが実際にリスク削減に動いていたようなんや。わいらがエシカル・ビスポーク・インベストメント・グループから得た情報によれば、先週の金曜日までに年初来100%以上上昇していたラッセル1000指数構成銘柄26社は、昨日平均で5%下落したことがわかったんや。モメンタムの鎧にヒビが入ったわけや。
この状況は、2つの童話の融合のようなものや。「堤防に指を突っ込むオランダの少年」と「ハンプティ・ダンプティが壁から落ちて、役立たずの王の家来たちが右往左往する」話が重なっとるが、エルマーの接着剤一つ見当たらないような感じなんや。何を言っているかわからん人は聞き流してくれ。さあ、データセンターとエンタープライズソフトウェアの震源地に戻ろうやないか。現時点でわいらは、人工知能の世界、AIアクセラレーテッド・コンピューティング、そしてAgentexなるものを知っとるんや。そして今、人々がAgentexと呼ばれる何かに何十億ドルも投資し始めるときが来たら・・・もはやわいは赤旗を振るしかないで。なぜなら、わいがその言葉をよく使っていても、オックスフォード英語辞典にはそんな単語は載っていないからや。
ChatGPTで定義を求めると、その天才たるChatGPTはこう答えるんや。ここからChatGPTを引用するで。「Agentecという用語は、主流の英語辞書や学術分野では広く認知・正式な定義がなされていません。しかし、文脈によっては ‘agent’ と ‘dynamics’、あるいは ‘genetics’ や ‘analytics’ といった他の語根を組み合わせた新造語のように見受けられます。」なるほど、わかったよ。もしChatGPTのような「agentec」な力を持つ存在でさえ これが何なのか分からないとしたら、いったいわいらはどうやって知ればいいっていうんやろうか?
ただ、これだけはわかっとるんや。Nvidiaは「agentec」について話しとるし、Salesforce.comについてもや。それにしても今Nvidiaの株は本当に売り手からの攻撃を受けている。ここ数日間、包囲状態で10ドル以上下げて、4日続落中だ。その上、中国人民共和国がNvidiaを独占的行為で調査すると発表して状況はさらに悪化したんや。昨晩、Nvidia向けチップを製造するTaiwan Semiconductorが、11月の売上高は驚異的な34%増だったと報告した時、状況が好転するかと思ったんや。でも、半導体工学界の王者が悲惨な連鎖反応を起こし、半導体関連すべてにとって厳しい展開となってそ、あった。Tawian Semiは7ドル23セント安で引けた。ひどいものや。Nvidiaも2.69%も下落した。このグループを本当につぶしたのは何だったのか?
シャドーボクシングのようなものが多いが、直接的な原因はOracleの急落やったんや。Oracleは世界最大のデータセンタービルダーになろうとしとる。実際、今回の決算の数字は良かったと思うし、他人が何を言おうと気にしなくてええと思う。CEOのサフラ・キャッツは、冒頭からわいらを驚かせて、「そう遠くない将来、クラウド収益が今年度中に250億ドルに達すると見込んでいる」と述べたんや。これはとてつもない数字や。その後のカンファレンスコールは、データセンター需要がどれほど飽くことを知らず、Oracleがそれに追いつけないかという話題一色やった。取締役会会長でありCTOのラリー・エリソンは、Oracleが世界中の誰よりもずっと(中山美穂さん、ご冥福をお祈り申し上げます)速く、安価にデータセンターを構築できるという話をしたんや。
しかも熱を持ちすぎない。エリソンが「我々は世界最大・最速のAIスーパーコンピュータを提供し、Nvidia H200 GPUを6万5千基までスケールアップすることで、AI性能上の優位性をさらに拡大した」と言った時、わいは度肝を抜かれた。考えてみろ、Nvidiaがあって、スーパーコンピュータがあって、需要、需要、そしてまた需要がある。そして、その需要に応えきれないほど優れたOracleがある。カンファレンスコール中、参加した6人のアナリストのうち4人が称賛の言葉をかけたのには理由があるんや。
しかし同時に、Oracleの株価は決算発表直後から叩き売られ、延々と下がり続けたんや。なぜなら、すべての数値が完璧だったわけではないからや。やけど、ほとんどはしっかりした数字やった。何しろ昨夜の決算前、Oracleの株価は年初来で80%も上昇していたんやから、絶対的な完璧さが求められたわけや。わいらはそれを得られなかった。その結果、Oracleは飛び込みダイブし、その赤い水しぶきがHPエンタープライズやスーパーマイクロといった周辺銘柄にも飛び火したんや。Oracleの下落は、脳裏に焼き付くような痛手を周囲にもたらした、というわけや。
これらが下落サイドのAI銘柄の話や。では、エンタープライズ・ソフトウェア側はどうだったかと言えば、こちらはもっと酷かった。その原因となったのは、おそらく多くの人が聞いたこともないであろう会社、MongoDBの株価暴落や。MongoDBは、とてつもない企業や。何でもかんでも大規模に保存し、コラボレーションし、改善し、支配できるようにしてくれる。昨夜MongoDBが決算を報告したんやが、その内容は素晴らしかったとわいは思うで。最高やった。おめでとう!
圧倒的な好決算で信じられないほどや。数字が公表されるや否や、株価はまず20ポイント、次に30ポイント、そして40ポイント上昇した。わいは「なぜわいのファンドで買っておかなかったんだ!」と自分を責め始めたんや。わいのファンドのために買わなかったことをどう説明しようかと考え始めていんや。そんな時、わいはいろいろリサーチをして、この会社はいいチームだと思ったんや。それこそ、NFLチームのような、本当に優れた組織やと思ったんや。ただ、マイケル・ウォードのようなキーマンが離れると違うらしい。MongoDBの株価は、昨夜の報告後、高値から信じがたいほど叩き落とされたんや。
エンタープライズ・ソフトウェア界隈では、Workdayが2.2%下げ、Atlassianが2.4%下げ、Datadogは3.9%下げているみたいになっていて、まあそんな感じで壊滅的や。唯一、王者ServiceNowだけがこの難を逃れ、いつものように大きく反発したんや。まるでソフトウェア界のテスラや。表面上はメガキャップの世界、たとえばAlphabetだとか、量子チップのAppleだとか、そういう盤石な企業は大丈夫に見えたんや。工業株はとても強かったんや。確かに、Toll Brothersは調子悪く7%下がったし、不透明な見通しもあるが、今日起きたのはエンタープライズ・ソフトウェアやデータセンター関連の牽引する上昇相場を反転させることやった。その代わり、資金は本来あるべき工業株へと戻り、ボーイングが牽引役となった。分かるか? ボーイングは再び航空機製造ビジネスで本領を発揮し始めたんや。
結論やが、正直、今日の下げは気にならないんや。株価は既にパラボリックに上がり切っていたんや。そこで利確すべきやった。過去3週間で20回くらいはわいはそう言ってきた。自分でもうんざりするくらいや。こうして巻き戻しが始まったわけだが、それは驚きでもなんでもないで。そもそも皆を驚かせたくないからこういう番組をやっとるんや。
堅実にいきたいですね。
応援よろしくお願いします。