アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】もしこの株を買いたければ、今がその時だ!欲豚は死あるのみ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの12/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

わいのCNBC Investing Clubでは月に一度、ジェフ・マークスとわいが皆さんと一緒にインタラクトをするマンスリーミーティングをやっとるんや。そこでは、ポートフォリオに関する意思決定のプロセスをクラブのメンバーの皆さんに説明したりしとる。今保有しとる銘柄について話し合ったり、クラブのメンバーからの質問を受け付けたりもするんや。実はわいがこのミーティングで一番好きな部分が、皆さんからの質問に答えるところで、でもいつも時間が足りず、すべての質問に答えきれないんや。ということで、今回はまだ答えることができていなかった質問を特別にMad Moneyでやっていこうと思うんや。

 

まず一つ目の質問は、アメリカのマークさんからや。「ジム、こんにちは。クラブのことが大好きです。たくさんのことを教えていただきありがとうございます。私のポートフォリオで一番大きな比率を占めるのが、クラブの方針通りに保有しているAppleで、最近すごく好調です。ただ、あまりにも比率が高くなってきたので、少し持ち高を減らすべきか悩んでいます。どのようにして、大きくなりすぎた銘柄の保有比率を調整しますか?」という質問や。

 

さて、メンバーの人やったら知ってくれとると思うが、わいは基本的にルールとして、ひとつの銘柄がポートフォリオに占める割合を5%以上にしないようにしとるんや。一方で同時にApple株に関しては、Own it' don't trade itという原則も持っとる。これら二つは場合によっては相反する面が出てくるよな。ここのところの考え方は、もはやサイエンスというよりアートのようなものなんや。わいはAppleが今後も伸び続けると考えとるから、今のところ5%を越えたポジションを持っとるが、それはあなたがどう思うかによるで。もしあなたが少しでも心配に思うようなら、ポートフォリオに占める割合を5%まで引き下げるべきや。投資家がある銘柄の保有比率について不安を抱えるのは望ましくないんや。不安なら調整して変えるしかないし、欲豚にならないためには規律を持つのがとてもいい方法なんや。

 

次の質問はコロラドのダンさんからや。「ジム、2024年は市場もポートフォリオも好調ですね。“欲豚は死あるのみ”と言いますが、年末に向けて利確やポートフォリオの整理を進める上で、どんな戦略的アドバイスをいただけますか?いつも素晴らしい仕事をありがとうございます。あなたとチームに感謝します。」なるほど、わいのチームを気にかけてくれるのは本当にありがたいで。さて、これはとても難しい問題や。わいもジェフと何度も話し合いをするんや。

 

例えばやが、実はBroadcomで、わいは欲張りすぎたんやないかと思っとる。大きな利益を短期間で得たのに、そこまで大きな利確をしなかった。もっと売っておくべきだったと後から思ったで。やっぱり、いくらわいらがBroadcomを気に入っていようと、利益が大きく膨らんだ以上は、ポートフォリオからある程度売却せんとあかんのや。これは他の銘柄でも同じで、大幅に上がったものを少し売るということをわいらは定期的にやっとる。要するに、欲豚になりたくないということなんや。わいのファンドはBroadcomを一部売ったんやが、それでも十分だったかどうか自問自答しとる。皆さんも自分のポートフォリオを見て、大きく上がっているものがあれば少なくとも一部は利確するのをおすすめするで。

 

次はアリゾナのキムさんや。「ジムとジェフ、こんにちは。Eli Lillyを買い増すのに適切なタイミングはいつ頃でしょう?いつも私たちクラブ会員のためにありがとうございます。」Eli Lillyに関してはわいの答えは、「今すぐ買っていい」というものや。この日のマーケットが始まる前の時間外取引では、リリーは一時80ポイントも上がっとったが、引けの頃にはほぼ上昇幅を失っとった。なぜ最初は上がったかというと、競合であるノボ ノルディスクが、新薬の治験結果で期待を下回ったからや。その結果、ノボ ノルディスクに対する期待がしぼみ、Eli Lillyがやっぱりこの分野で最高という地位を保つ形になったんや。わいは正直、もっともっと株価が上がるべきニュースだったと思うで。30ポイント、場合によっては50ポイント上がってもおかしくなかったはずやと考えとる。ということで、もしEli Lillyを買いたければ、今、ここで買えばええんや。

 

さて次に、テキサス州のスティーブンさんからの質問や。「新政権が発足し、いつでも起こり得る地政学的リスクを考えると、今後12〜24か月の間に原油が1バレル100ドル、あるいはそれ以上に達する可能性はまだあるのでしょうか?もしそうなら、私たちはどう対応するのがベストでしょうか?」これに関してわいは、そんなことはありえない、とは決して言わんで。たとえば次期大統領のトランプが「イランには何も輸出させない」と言ったら、それだけで原油価格が大きく急騰するやろうし、ロシアの生産に何か問題が起これば、これまた急騰するはずや。そういうことは確かに起こりうると考えとる。

 

石油ガス銘柄でわいのファンドが持っとるのがCoterraや。実を言うと、この日だってCoterraを買い増ししたいと思ったくらいや。なぜなら天然ガスが3.50ドルまで上昇したからなんやが、ただ、そうはいっても、この銘柄は実際のところヘッジとしての意味合いが強く、大きな利益を狙っているわけではないんや。もし大きく儲けたいのであれば、配当利回りが良く、バランスシートも良くなってきているChevronを買う手もあるやろう。ただ、わいは基本的に石油価格は上昇するとは考えていないので、Chevronみたいな株を買うのはお薦めしないということや。

 

次の質問は、ミネソタ州のジョエルさんや。「10月にPalo Alto Networkdsを少し買いましたが、今のタイミングで買い増ししたほうがいいでしょうか?」これに関してはメンバーの人はわかっとると思うが、わいのファンドでやったのは、PANWの代わりにCrowdStrikeを買い増ししたということや。CrowdStrikeは一週間で特に材料もないのに10%も急落したんや。わいはファンダメンタルズが優れていると思っているから、そこに株価との乖離があると判断して、追加で買ったんや。わいはだから、サイバーセキュリティーセクターで言うと、今この瞬間に買うべき銘柄は、下落からのリバウンドを狙うCrowdStrikeやと思うで。CEOのGeorge Kurtzは、7月の第2週に起きた不具合に対する、「謝罪ツアー」と彼が呼ぶ活動の一環で、100日間で130社を訪問したことで攻めの姿勢を取り戻しとるんや。わいは今はCrowdStrikeのほうがいいと考えとるで。

 

続いて、アメリカのポールさんからの質問や。「AT&Tは利益の増加を見込んでおり、自社株買いや増配を通じて株主還元を計画しているようですが、買いでしょうか?」この質問に対するわいの答えを言うと、わいはAT&Tは保有したくはないで。もっとも、ポールさんが言うようなシナリオが起こり得る可能性は十分にある。AT&Tは企業として改革され、以前より良い会社になっているとは思う。でも、このセクターでわいがもし銘柄を買うなら、それは「成長」を買いたいんや。すなわちわいが選ぶのは、T-Mobileやな。CEOのMike Sievertが素晴らしい仕事をしていて、株価も驚くほど好調や。アップルとの関係もとても良いんや。わいとしては、配当を捨ててでも、T-mobileのキャピタルゲインを取りに行きたいと思うで。

 

次に、ハリーさんからの質問や。「Dellは最近株価が売られているようですが、将来的な買い替えサイクルを考えると、今は買いなのでしょうか? それとも売りか、ホールドでしょうか?」率直に言うと、Dellはこの四半期、決して良い決算ではなかったんや。というか、本当にがっかりする決算やった。わい自身、マイケル・デルという人物は素晴らしいと思っとるが、でもこの前の決算がダメだったことは受け止めんとあかん。ただ、Dellは来年の後半はずっと良くなると考えとるで。一方で、前半にはまだまだ期待していない。もしこの銘柄を持ち続けるだけの忍耐があるなら、下値リスクは大きくないと思うし、上昇余地はかなりあると思うけどな。とはいえ、ポートフォリオには今の株価水準でもDellより優れていると考える銘柄がいっぱいあるで。例えばわいはDellよりも株価が134ドルのNvidia株の方がよっぽどええと思うで。

 

さて、最後の質問やが、アメリカのスティーブン・リチャードさんからのご質問や。「私は現在Netflixをかなり大きなポジションで持っています。NFLXは私のロスIRAアカウントにあり、来年から2025年にかけて、今のポジションをホールドするか、縮小するか、あるいは売却すべきか迷っています」わいの考えでは、その選択肢に「買い増し」を加えたいくらいや。というのも、『イカゲーム2』がこれから始まり、クリスマスにはNFLの試合があり、経営陣は非常に優秀や。また、広告付きプランのおかげでNetflixには莫大な収益が入るとわいは見とるで。ウォール街は一貫してこの企業を過小評価してきたが、わいはNetflixを本当に素晴らしい会社やと思っとるから、ここからも有望やと思っとるんや。

 

 

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