こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/17のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日はまた株式市場が素晴らしい日になったな。製薬会社の株を除けば幅広い銘柄が上がった日になった。ダウは+0.78%、SP500は+1.00%、そしてナスダックは+1.51%だったんや。マーケットは、バイデン政権の終わりの日々に落ち込むどころか、次のトランプ政権への投資家の期待を体現するように上がっとるんや。早速来週のゲームプランにいきたいんやが、まず月曜日はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デーで株式市場はお休みや。そして月曜日は更に、トランプ大統領の就任式がある。トランプは、バイデンよりはビジネス寄りの大統領やと言われとるわけやが、果たして今までの四年間の株価上昇をここからも続けることができるんやろうか。
わいは結構状況は難しいんじゃないかとお持っとったりするで。上昇する潮流が果たしてすべての船を浮かべることができるんやろうか?やっぱり全部が上がるのは難しいやろう。でもとにかく規制緩和には期待大や。一般的に、ビジネスマンは自分たちがやりたいことを、好きな時にやりたいと考えとる。そして、多くの税金を払うことを当然好まない。これが合理的で正しいことなのかどうか。社会主義的立場にたって、資本家が本質的に悪質で、大企業も忌むべき存在で、すべての企業がそもそも貪欲すぎると考えるなら、話は違ってくる。でも自由市場資本主義がこの世の繁栄の基だと信じているなら、企業が一定の制限内で好きなことを自由にすることができるということがゲームの基本と言えるやろうし、その基本に立ち返る時がもうすぐくるのかもしれん。
わいらは長く待つ必要はないと思うんや。月曜日にはトランプのよりはっきりした意向が明らかになるやろう。そして大量の規制緩和が始まるやろう。バイデンの大統領令を撤回することで、大規模な変化が訪れるはずや。でも同時に、多くの混乱も生じるやろう。国境閉鎖や不法移民の大量追放が開始される可能性があるが、いろいろな変化が全て直ちに許可されるかどうかは分からん。一部は即座に実行されるかもしれんが、一部は実際にはほとんど進展しないかもしれん。最高裁に持ち込まれる案件もあるやろう。
でも明らかなのは、トランプがビジネスの見通しを改善するために、積極的な姿勢で臨む計画があるということや。だから彼の大統領の就任を前にマーケットが上がっとるんやろう。わいがトランプと言葉を交わした時は、その話題の中心は株式市場に関するものやったんや。彼は株式市場を、自身の業績の真のバロメーターと考えとる。面白いことに、バイデンは全く逆で、株式市場には関心を持たんかった。彼の政権下で株価は上昇したが、彼は自らを労働者の大統領と見なして、階級闘争に焦点を当てたかったんや。一方、トランプは資本の大統領でありたいと望んどる。今回の二期目もその姿勢は変わらんやろう。
だから、月曜日の就任式を終えて、火曜日には早速新大統領が出す多くの大統領令について議論することになるやろう。例えば、中国政府が支援するアプリ「TikTok」の問題について、新大統領は解決を試みるやろう。今TikTokのシャットダウンが確実な状況で、トランプは何かしらの取引を進めようとするかもしれん。ただし、アメリカ連邦最高裁がTikTok禁止法を支持する判断を下しとって、その法律は、TikTokの親会社ByteDanceが1月19日までにTikTokのアメリカ事業を売却しない場合、アメリカでのサービス停止を求めるものや。トランプはなんとかしようとするかもしれんが、彼は最高裁を尊重するとも述べとる。
わいはTikTokのアメリカ部門の完全な売却なしには何も解決しないと見とるで。そしてそれがどうやら既定路線であるようやが、どうなるやろうか。ただ、同時に、トランプは規制の撤廃を目指しとって、特に反化石燃料拡大に関する規制を撤廃して、同時に、不法移民をどこかに送還しようとしとる。それらと共に1億7千万ものTikTokユーザーを可能な限り満足させつつ、中国がそのデータを取得したり、若者を洗脳するためにプラットフォームを利用したりするのを阻止する方法を見つけんとあかん。全部非常に困難な課題や。火曜日にはこれら諸々について議論が進むやろう。
さて、決算シーズンは続いとるわけやが、この週も注目の決算があるで。今、政治的にも経済的にも状況がやや不確実な中で、明るい未来を多くの会社が語ってくれることを期待しとるんや。例えば、火曜日は3Mの決算がある。CEOのビル・ブラウンは実力派で、良い数字を出してくれると思うで。良い数字と言えば、さらに火曜日に決算があるUnited Airlinesは、航空業界の驚異的な収益性の波に乗って、第一級の成果を出すはずや。もしかしたら株主たちは驚くべき成果に報いられるかもしれん。今航空会社は飛行機の不足と競争の減少から恩恵を受けとって、チケット価格がどんどん上昇している状況や。これは消費者や消費者物価指数には良いことではないが、株主にとっては好材料や。Unitedは去年のS&P500の中で最も好調だった銘柄の一つで、8月には38ドルだった株価が今日は107ドルで取引を終えとるんや。
水曜日にはさらに注目の動きが見られるはずや。データセンター事業が活況で、これらのサーバーでいっぱいの倉庫を稼働させるために必要な空調や電力をまかなうために、新しい発電所が必要になる。これは天然ガスタービンメーカーであるGE Vernovaへの発注が増加することを意味するで。この株は去年のベストパフォーマーの一つやったんや。さて、今日発表されたSLBの決算はとても良くて、その影響で競合他社のHalliburtonは株価が2.2%上昇したんや。SLBの好業績は主に海外市場によるものやった。一方でHalliburtonは国内市場に依存しとるから、もしかしたら同様の驚きが見られる可能性は低いかもしれん。水曜日のHalliburton決算は、そこのところに注目や。
また、Procter & GambleやJohnson & Johnsonといった有名企業も水曜日に決算を発表するで。P&Gは強いドルや販売チャネルの影響で苦戦する可能性がある。一方で、J&Jはタルクのアスベスト訴訟や、140億ドルで買収するIntra-Cellular Therapiesの影響で、クレジットレーティングが脅かされている問題に直面しとる。今マーケットは、成長が遅いこれらの銘柄に対して厳しい態度を取っとるが、それでも、これらの株は配当株やから、配当をもらうことで株主は粘っていけるのかもしれん。J&Jについては、医薬品業界がバイデンの政策によって厳しい目で見られているのも影響しとる。
バイデン政権はメディケアが薬価を引き下げるための交渉を進める政策を打ち出して、これはインフレ抑制法の一部なんやが、製薬会社の利益を確実に犠牲にする政策や。たとえば、今年最も人気のある薬がこの影響を受ける可能性が出てきたんや。Novo Nordiskの三製品、オゼンピック(Ozempic): 2型糖尿病治療薬、ウゴービ(Wegovy): 肥満症治療薬、リベルサス(Rybelsus): 2型糖尿病治療薬の経口剤、これらはすべて同じ有効成分であるセマグルチド(GLP-1受容体作動薬)を含んどるわけやが、新しくメディケア薬価交渉制度の対象に選ばれた薬のリストに、この3つが入っとるんや。
Eli Lillyの薬もリストに含まれとって、Jardiance(エンパグリフロジン):糖尿病、心不全、慢性腎臓病の治療薬、Tradjenta(リナグリプチン):2型糖尿病治療薬の二つがリスト入りしたんや。今Eli Lillyで最も注目されとるMounjaroとZepboundは、今回のメディケア薬価交渉の対象リストには含まれなかったんやが、それはこれらが比較的新しい製品やからや。でも、2029年以降に交渉対象となる可能性があるで。こういうこともあって今日はNVOもLLYの株も打撃を受けたんや。そこまで予想外の出来事ではなかったが、それでも痛手やで。他の多くの株が高騰している中での大きな下落や。
さて、木曜日には再びGEが登場するんやが、GE Aerospaceの決算があるで。わいは個人的にはこれが勝者になると思っとるんやが、前回の決算でサプライチェーンの問題で8%も株価が下落するということがあったから、この会社の業績も完全にクリーンではないんや。もし今回それが解決されていれば、その損失を取り戻す可能性があると思うで。木曜日にはわいのCNBC Investing Clubの月例会議があるから、是非こっちにも注目してほしいで。
そして最後、金曜日やが、業績が振るわないことで知られるVerizonが再びその評価を試される日になるんや。一部のトレーダーは7%の配当利回りがトランポリンのように株価を支えると考えとるが、わいはそのリスクを好まないで。わいはVerizonに関してはあまり期待してないんやが、どうなるやろうか。さらに金曜日には、マーケットの優良株とも言えるAmerican Expressの決算発表があるで。毎回Amexが決算を発表すると株価が下落するように感じるが、その後わいはこの株を買うべきやと思うで。この数年の強力なパフォーマンスを考えると、下落した時はつられて売るのではなく買うべきやと思うんや。下落時に拾おうやないか。
結論やが、バイデン政権を振り返ると、わいは彼のビジネスへのアプローチを批判してきたものの、株価はダウが41%、S&P 500が58%、NASDAQが49%上昇したんや。今までのどんな大統領でも、この実績を誇るはずや。でもバイデンは、このことをあまり誇るそぶりを見せない。そうや、彼はそれほど株式市場を気にしてないんや。それがすべてを物語っとる。アンチ・ビジネスの大統領から、ビジネスを重視し、株式市場を自分の成績として捉える大統領に変わるんや。ここからの変化に刮目しようやないか。
トランプ新時代が楽しみですね。
応援よろしくお願いします。