いや、さすがに十年以上住んでいるとわかってるんですけどね。これがアメリカですよ。
QQQの二つのコールオプションの払い戻しを待っていたんだ。
Denが月曜日には払い戻しされるよっていうから、昨日待ってたんだけど、いつまでたっても口座の残高が増えず。
そうこうするうちにメリルリンチから全体メールみたいなものが来た。
「金曜日のシステム障害で問題のあった人達へ」みたいなやつ。
対処はだいたい今から2,3日を目途に解決していく予定です、みたいなことが書いてあった。
今日(月曜日)ちゃうんかい、まあええわ。
選挙に向けてちょっと買いたかったけど、まあええわ。返ってくるんだったらええわ。と、、、思っていた。
そうして今日は火曜日。
アカウントを見たら、額は増えてるんだけど、少ない。
そして、二つのコールオプションのうち、一つしか払い戻しされていないことが判明する。
あれだけ確認したやん、二個とも払い戻しお願いねって。
いや、繰り返しになるが、これがアメリカなんだよね。わかるわかる。
渡米当初は怒ったりしたが、今はちょろっといらっとするだけ。
でも、まさか二個目のやつは払い戻しなくこのまま幕引きちゃうやろなと思って、多少不安にもなり、しょうがないから、めんどくさいけど、また電話。
今回はすんなりつながって、女の人がでた。
C「もしもし、キャロル 〇◎▽×△です(ラストネームききとれず)。今日はどうしました?」
M「先週のシステムのトラブルで払い戻しを受ける予定だったんだけど、半分しかもどってきて無いんだけど」
C「そうですか、とりあえず本人確認をさせていただきます」
名前とか生年月日とかやりとりする。
C「なるほど、それではお客様のアカウントを見てみましょう」
M「よろしく」
C「あー、ありますねありますね、二つQQQのコールオプションを先週金曜日に買われていますね(なぜかちょっと半笑いになる。悪かったな、いけてないトレードで)」
M「そうなんだよ、だけど一個しかかえってきてないの」
C「それを見てみましょう、あー、なるほど、一回目の取引しかリファンドされてないですね」
M「そうなの、二回目のやつも早く返して」
C「先週の担当者は誰でしたか?」
M「デンだった。デン ブラシ」
C「ちょっと待ってください、探してみます。あれ、お客様、そのような名前のものは担当者におりませんが」
M「俺の発音が悪いのかな。ぶらっしゅだよぶらっっっっっしゅぅぅぅ(発音よく唾をとばしとばし言う)」
C「うーん」
M「ヘアブラシのブラシって言ってた」
C「あーわかりました。Benですね、ベン ブラシですね」
M「(ベンだったんかい)そうそうそれそれ」
C「ちょっとレポートを読んでみますね。なるほどなるほど、確かにお客様の二つのコールをリファンドするとありますね」
M「(ほっとする)やろ、はやく返して。なんで一個しか返してくれんのん。不安になるやんけ」
C「担当者はベンなので彼にメッセージを送っておきますね、対処すると思います」
M「(はじめからベンにつないでくれたらいいんちゃうんかい。その対処が信用できひんから電話しとんじゃい)本当によろしくお願いしますね」
C「今日は他に話をなさりたいことがありますか?」
M「いや、それだけです。まじたのむよ。ありがとう」
C「ごきげんよう」
M「ごきげんよう」
ということになったんだが、前回も書いたが、ちゃんと戻ってくるまで兜を脱がないでいようと思います。
このようにアメリカはいい加減なことが多々ありますが、それでも一級品の社会がまわっていて、いい加減なことがあるということは、自分が多少いい加減でも目くじらを立てられないということでもあります。
今日の結論:自分もだんだんアメリカクオリティーになってたりして。