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【ジム・クレイマー】この日見られたローテーション!この日の下落株は買える!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/22のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

最近のマーケットのリーダーたちが勢いを失って、マネーマネージャーたちが他のセクターへのローテーションを促している今日のような日がどうして起こるんやろうか?今日はダウは-0.02%、SP500は-0.05%、そしてナスダックは+0.18%と全体としてはあまり動きがないように見えるが、中身を見ると大口の買い手たちの買い銘柄に変化が見られるんや。彼らはMicrosoftに手を伸ばした。Metaを買った。GoogleとAmazonも必要としている。これら4銘柄は今日上昇しとるんや。

 

なぜこういうことがおこるのか?多くの人が債券市場についてますます心配しとるやろ。先月Fedが金利を引き下げて以来、ずっとそう言うとるよな?債券価格は急落して、債券利回り、つまり長期金利が急騰しとるんや。これは本来起こるべきではない。今は利下げ局面のはずやから。でも実際におこっとるわけで、そうなるとマネーマネージャーたちは、債券金利の上昇により影響を受けないような企業の株に手を伸ばすんや。金利はMicrosoftやMeta、Google、Amazonにはそれほど重要ではないんや。なぜなら彼らも、彼らの顧客も、大きな資金を借りる必要性がとても強いというわけではないからや。

 

資金に余裕がある、それすなわち、債券市場は彼らにとって無関係ということや。AppleやNvidiaも含めたいところやが、彼らは昨日大きく上昇してまって、今日はMicrosoftほどの勢いはなかったんや。まあでもビッグテック株に資金が戻る一方で、マーケットは最近の勝者たちをこんなにもかというぐらい早く見捨てているように見える。まるで熱々のフライドポテトを膝の上に落とされたようや。これはなぜなんや?こういうことを解説するためにわいはこの番組をやっとる。そして今回の説明は簡単や。今日は一連の、失望をよぶ決算報告が続々とあったからや。まるでピースがはまらなかったような日だったんや。

 

Fedが金利を引き下げ、雇用が依然として強いという、状況としてはむしろ穏やかなはずだという、その状況にあわんかったんや。問題のある四半期決算を一日にいくつも受け取ると、マネーマネージャーたちは皆が知っていて愛している信頼できる成長物語に戻りたくなる。だからテックの巨人たちが買われたんや。マネーマネージャーたちはそれほど自制することなく動くで。彼らは一時的にホットだったものからローテーションしなければならないと感じ、その端緒の動きを今日見せたということや。

 

ということで、ここで今日の「いわゆる」失望をよんだ決算を見ていこうやないか。ここで「いわゆる」という言葉を使うのは、今から取り上げる会社が本当に良い会社だからで、非難したくないからや。まず一つ目はGE Aerospace、わいの長いお気に入り株や。でも今日の決算で、航空機エンジンの製造に関して、一部の注文の弱さとサプライチェーンの問題があることがわかった。わいはそれ自体はそこまで大した問題ではないと思ったが、株価が昨日の終値で年初来90%も上昇しとったから、人々はまずこの株を売るという反応を見せたんや。ここまで大きく上昇しとると利確も簡単や。ちょっと待てよ、GEのビジネスは今後何年も強い需要があり、航空宇宙は素晴らしい長期成長市場だ、と考える前に売ってしまうんや。そしてこの株は今日9%も下落してしまったんや。

 

PulteGroupはどうや?この大手住宅建設会社は素晴らしい決算を発表したで。ただ、よく中身を見ると、新たなインセンティブという、ひっかかる部分が見えてくる。そこがポイントやった。Pulteは今、人々に家を買ってもらうためにインセンティブを提供しとるんや。CFOのBob O'Shaughnessyがやったカンファレンスコールは人々を落胆させたんや。彼が言ったことを引用すると、「私たちは、インセンティブが少なくとも年内は高水準を維持すると予想しています。」ということなんや。

 

えっ、インセンティブ?住宅建設会社は本当には利益を上げていないのか?インセンティブがないとそこまで家が売れないのか?わいらはすでにインセンティブが存在することは知っとったはずやが、長期金利が上昇し続けているということは、それは住宅ローン金利が上昇していることを意味していて、住宅ローン金利が高いと、インセンティブの重要性がより増すんやろうし、もしかしたらこの先更に何かが変わらんとあかんというシグナルかもしれん。それは住宅の価格とかを下げないといけないのか?そういう邪推が今日の7%以上の急落を生んだんや。

 

さて、アメリカ最高の鉄鋼会社であるNucorはどうやろうか?これはFedの金利引き下げで大きな勝者になるはずやった。でも現在の鉄鋼価格はひどいものや。だからNucorは失望的なガイダンスを出したんや。正直なところ、わいは驚いたで。マネーマネージャーたちは2025年がNucorにとってビッグイヤーになることを考えてない。今の状況で数字を達成するものに投資したい、とだけ思っとる。そして、いずれFedが金利を引き下げ続けたら復調するはずのNucorのことは忘れてしまうんや。今日はNucorの株価は6.5%の下落やったで。

 

じゃあ自動車部品の会社はどうや?彼らは良いはずじゃないんか?今日はGenuine Partsは失望の決算を受けて株価が21%も下落したんや。「道路にはこんなに古い車がたくさんあるのだから、修理が必要だ」とあなたは思っとったやろ?Genuine Partsは間違いのないストーリーやと思っていた人も多かったやろ?でもGenuine Partsのカンファレンスコールを聞くと、CEOのPaul Donahueが、Genuineがヨーロッパの状況と彼らのヨーロッパビジネスによって打撃を受けていると言うとったんや。まあ、ほとんどの人は彼らにヨーロッパビジネスがあることすら知らんかったやろうけどな。

 

ディフェンシブ銘柄はどうや?今のような不確実性が高い中でディフェンシブ銘柄こそ自分たちが大事にすべきではないんか?でも今日、Kimberly-Clarkは決算を受けて4.5%も株価が下がったんや。この会社がKleenexやあらゆる種類のオムツを製造しとるが、業績に影響を与える一時的な問題があったんや。でも問題は一時的なものだと思うから、買い手はすぐ戻ってくると思ったんやが、少なくとも今日はそうではなかったんや。

 

さあ、今まで言ってきた株は、今日はトレードしていた人々に失望を与えたが、これまでは勝者だったんやで。失望を与えられた人の中には株を所有しているのではなく、レンタルしてトレードしている人もおる。そういう人たちはするさま、自分たちが安全で快適だと感じる株にお金を移動させるんや。だからMicrosoftが上昇し始めたんや。Microsoftは例え経済が多少どうなったって、世界中の顧客が彼らに時間通りに料金を払っとるから、何かにそこまで依存する必要がないんや。でもそういう強さの背景には、素晴らしいバランスシートと驚異的な需要がある。

 

Metaだって需要は強いで。彼らのAI搭載のRay-Banは大ヒットしとるが、でもそれはほんの一部に過ぎない。ターゲット広告ビジネスで多くのお金を稼ぐことができとるんや。Amazonについても、この会社は前の決算は大きく嫌われたんやが、突然その一貫性が愛されるようになっとる。Googleも長期的には同じような感じや。ターゲット広告が何度も参照されて、ほぼ何でも広告できる場所を持っとるとされとる。

 

AppleやNvidia、Teslaについても触れておこうか。AppleはiPhoneの売上に関するネガティブなニュースがあって株価に影響を与えてきたが、その全く反対のアナリストのレポートや、T-mobileやVerizonからの数字がある。NvidiaのJensen Huangは今、AIカンファレンスでのファイヤーサイドチャットのためにインドへ向かっていて、大規模な国家的な契約を発表するかもしれん。Teslaに関しては債券金利の上昇が影響を与えるやろう。車のローン金利が高くなるわけやから。わいは彼らをロボットとかのテクノロジー会社と捉えとるが、車会社と捉えたら10年物国債が下がって利回りが上昇するときは、大手資金運用者はそれに怯えてしまうやろう。

 

結論やが、大手テクノロジー企業は今日債券市場のおかげで大復活したようなものや。それ自体の株とは関係ない動きだったりする。一方で今日売られた株もあるわけやが、重要なのは、この映画、こういう場面を何回も以前見たことがあるということや。それは10年以上繰り返されとる。時々で小さなローテーションがおこる。どっちか一方を過度に心配する必要は今はないとわいは思う。お金はすぐに元の場所に戻ることができる。ただし、数日待つ必要がある。もしかしたら一日でええかもしれん。それほどまでに物事は狂っていたりもする。一時的な停滞とラリーを念頭に置きつつ、多様化のためにMag7の一部は所有しておくべきや。一方でわいは今日挙げた下落株、これらの株はいずれ戻ると思っとるんや。ほぼすべて、この下落で買ってええとさえ思っとるんやで。

 

 

日々いろいろな動きがおこりますね。

 

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