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【ジム・クレイマー】勢いが続くか、本当に重要な週になる!トランプよ、どうかまた暴れださないで!ゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/25のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

やったぜ。ホワイトハウスが株式市場全体をひっくり返すことなく乗り切れたおかげで、今週は今年2番目に良い週となったんや。今日も上昇の日になって、ダウは+0.05%、SP500は+0.74%、そしてナスダックは+1.26%やったで。さて、ここからは決算という難関に真正面から突入するんや。下手したら今年通年の株式市場をも左右しうる週になるで。ただ、ワシントンがもう1週間静かにしてくれますように、そして最高の企業の決算に集中できますように、というのは高望みかもしれん。

 

とにもかくにもトランプ大統領の動向が株式市場を左右する。そして彼の動向を知るのに月曜まで待つ必要はないんや。彼は明日、ローマで行われるローマ教皇フランシスコの葬儀に参列するんやが、週末にいろいろ貿易協定をまとめようとするのは間違いないで。日本や韓国との交渉で何らかの進展があるかもしれん。もしかしたらベア派は要注意や。どこか1国でもトランプと妥協する国が出れば、他国も追随しかねないからな。逆に言うと、日本と韓国という米軍基地を多数抱える2国をトランプが説得できなければ、逆に状況はかなり厳しくなってくると言わざるを得ないで。お手上げになるかもしれん。月曜日にはどういう情報が出揃っているのか、注目しようやないか。

 

あとはこの週は多くの注目決算があるで。多くの人が関税による景気後退を懸念しとるが、月曜の鉄鋼大手 Nucor の決算に注目や。この会社は世界最高レベルの国内鉄鋼企業で、景気減速で痛めつけられている一方で、関税の恩恵も直接受ける立場や。もし鉄鋼会社を守らなければ、アメリカには鉄がなくなって、国内で何も作れなくなってしまう。彼らが何を語るのか耳を傾けようやないか。火曜日の朝にはトランプ関税の震源にいるGeneral Motors の決算があるで。関税が新車価格をどれほど押し上げるかは不明やが、その結果はショッキングかもしれん。CEO Mary Barra はいつも率直に語るから、彼女の言葉に注目しよう。

 

火曜日は更に、UPSの決算があるで。関税による需要の前倒しと国際的混乱について状況を教えてくれるやろう。現在 6.7%という高配当が、関税の影響でこの先損なわれないことを願いたいで。さて、これらの経済スペクトルの反対側には Coca-Cola があるんや。火曜日の決算ではCoca-Cola が勢いを維持できているかに注目や。わいがフォローする消費財銘柄の中で、今のこのセクターの惨状を生き残っているのは Coca-Cola だけや。PepsiCo を見たか?とんでもない下げだったよな。果たしてCoca-Colaはどうなるのか見てみようやないか。

 

今週わいの一押しトレードを挙げろと言われれば Spotify や。火曜日に決算があるが、この会社は魅力的なサブスクリプション・ビジネスをやっとるが、多くの人はこの会社をコマーシャルのないラジオ局程度にしか見ていないんや。でもわいは Spotify を素晴らしいエンターテインメント会社で、時間の奪い合いで Netflix と競合できる会社やと考えとるんや。今回の決算はどうやろうか。さらに、Starbucks の決算もあるで。CEOのブライアンニコルが国内外の戦略を明確に示してくれると思うで。この株は 彼のCEO就任でまず 30 ポイント急騰したんやが、業績がすぐに回復しなかったうえに市場が崩れたため、そのほとんどを吐き出してしまったんや。ということで今、いよいよ正念場を迎えとると言えるで。今回もわいは別にブレイクアウトは期待していないし、わいのファンドで保有を続けるつもりやが、進展をおっていきたいと思うんや。

 

水曜日は Caterpillar の決算があるで。バイデン時代のインフラ投資法案にまだ残っている資金がどの程度かを探る手がかりが得られるはずや。去年の秋時点で実際に使われたのは全体の約40%にすぎないんやが、Caterpillar の株価は今後も連邦建設プロジェクトが豊富にある企業とはとても思えない水準で取引されとる。果たして市場がどこまで何を織り込んでいるのか、今回の決算でわかるやろう。水曜日は更に二つのMag7銘柄の決算があるで。Meta Platforms と Microsoftや。アナリストはこの2社に対して見方が割れとるんや。

 

Meta については広告事業を懸念する声が多いものの、Alphabet の決算では極めて堅調な広告事業の様子が見れたんや。だからMetaの広告事業の不安もある程度払拭されたんやが、今回の決算はどうなるやろうか。Microsoftに関しては3四半期連続で投資家を失望させてとって、その理由は堅実な実績を出しながらも弱いガイダンスを示してきたためや。今回は Copilot が本格的に浸透し、データセンター投資が、強すぎず弱すぎず、堅調に継続すると同時に、クラウド事業 Azure が再び成長ペースを加速させる必要があるで。ハードルは高いが、この会社も今回の決算を外せば 高いPER に対するマーケットの制裁が厳しくなることは分かっとるやろう。

 

木曜日はヘルスケア分野で注目決算があるで。まずはEli Lillyやが、GLP-1受容体作動薬の成功を追い風にしとって、飲み薬タイプの臨床試験結果が良かったこともあって期待感は高まっとるし、わいのファンドは保有を続けとるで。CVSも決算があるが、この会社は新経営陣の下で好調な数字を出してきたんや。保険業だけでなくコアのドラッグストア事業も抱えとって、不採算店の閉鎖を進めとる。United Health や Cigna の決算が予想を下回ったことで保険セクター全体が打撃を受けとるが、果たしてAetnaの健康保険事業は大丈夫なのか、注目したいで。

 

さて、多くの外食銘柄は価格設定が高過ぎて苦戦しとるが、McDonald’s はより安価なメニューを投入しとるんや。わい自身も気に入っとるし、顧客も戻ってきとると思うんやが、その真偽は木曜朝の決算で明らかになるやろう。そして木曜日の引け後は、水曜日に続いて二つのMag7銘柄の決算があるで。Apple と Amazonや。Apple については、どんな好決算が出ても「関税前の最後の良い結果だ」と批判する向きが必ず現れるやろう。そういう悲観論が正しい可能性もあるが、わいのファンドはポジションを少し削ったとはいえまだまだこの株のポジションを持っとって、わいは実はそれほど心配してないんや。

 

それはなぜか?中国という奈落に落ちても Apple の連中なら必ず這い上がれると信じているからや。多少の時間と資金はかかるやろうけどな。CEO Tim Cook が、インドでの製造を含む貿易戦略を明確に示してくれることに期待しとるで。近年貿易ビジネスがこれほど手強かったことはないんやが、Cook ほどうまく操れる人物は世界にほとんどいないやろう。Amazonに関しては、CNBC Investing Clubのメンバーの人ならわかっとると思うが、わいのファンドはこの銘柄を買い増しとるんや。

 

わいはリテールのセクターは驚くべき勢いで“ビッグ3”、すなわちCostco、Walmart、Amazonへと集約が進んでいると見とるで。この3社ならこれからも大丈夫やろうが、他社は正直自信がないんや。もちろん Amazon は中国絡みで巨大な関税問題を抱えとって、全てが順風満帆じゃないやろうが、彼らがそれをどう語るか注目や。ただ、中国を除くリテール事業についてわいが耳にする話は概ね好感触やで。あと、確かなのは、広告媒体として Amazon ほど強力な場はほとんどないという点や。購買接点の真ん中にいるんやから、わいは Amazon の国際事業に非常に強気で、他社には見られない本格的な数字が出始めていると思うで。

 

さて、金曜日はExxon と Chevronという世界2大石油会社の決算があるが、原油価格を見れば朗報は期待薄やで。そして金曜日の本当の焦点は 労働省が発表する雇用統計の発表や。今週が好調だった一因は、月曜以降トランプ大統領が Fedのパウエル議長への口撃をやめたことや。これが一時的でなく恒久的であってほしいと願うで。雇用指標がやや弱含めば、パウエルは将来の利下げを主張しやすくなるやろう。ただ、関税が輸入品価格を大きく押し上げる状況では利下げは難しいで。 Fed は綱渡りを強いられとるが、今は動けないんや。ただ失業率が急上昇すれば、次回会合での利下げに備える必要が出てくるやろう。

 

結論やが、来週は極めて重大な週になると思うで。関税問題の核心に踏み込み、何が実態で何が大統領の気分次第なのかを見極めんとあかんのや。最重要課題は貿易協定の締結や。協定がいずれかの国でまとまれば、株式市場は多少の失敗決算が出ても吸収できるやろう。でも貿易協定の面で進展が無ければ、今週大きく上昇した後だけに、来週はまた一気に暗転しかねないんや。注目事項が多いが、粘り強くいこうやないか。

 

 

トランプが暴れだしませんように。

 

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