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【ジム・クレイマー】株式投資のための25のルール その1:ブルはお金を儲ける。ベアはお金を儲ける。しかし欲豚は身を滅ぼす。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。株式投資の際に大事なルールとして、ジム・クレイマーが25個あげているので、一つずつ見ていきましょう。

ジム・クレイマーの株式投資のための25のルール、その1は、「ブルはお金を儲ける。ベアはお金を儲ける。しかし欲豚は身を滅ぼす。」です。ジム・クレイマーの株式投資大作戦という本の中にも書かれています。

 

わいはウォール街に40年以上おるが、株式市場があまりに好調に上がり続けて人々を酔わせる時を多く見てきたんや。しかし含み益に酔いそうになる時こそ、「ブルはお金を儲ける。ベアはお金を儲ける。しかし欲豚は身を滅ぼす。」というウォール街の格言を思い出すべきなんや。あなたが強気一本のブルなら上昇相場では成功するからいいだろう。あなたが弱気一本のベアでも下げ相場では成功するから、それもいいだろう。しかしあなたが大きく含み益を得た時に、部分的にでも儲けを実現しようとしなし欲張り豚なら、あなたは大やけどをして、いずれ株式市場から退場するだろう。

 

わいはこの格言をヘッジファンドのSteinhardt Partnersのデスクではじめて聞いたんや。わいがある株で大きな含み益を出している時、Michael Steinhardtがわいにこの言葉を投げかけたんや。儲けを大きく放置しすぎているんじゃないか、欲豚になっているのではないか、とな。わいはその時はピンとこんかった。そしてその言葉を無視したがためにはじめは大きな儲けを手にしたんや。もちろんその後、何があったか皆さんにはわかるやろう?世の常や。セルオフがきて、わいの儲けはちょっぴりになってしまったんや。人というのはやっぱり身に染みた時にわかるもんやな、その時はじめてこの格言の意味が心に刻まれたんや。

 

やけどこの言葉をわいが言う時、こういう質問をしてくる人がいる。「自分が欲豚になっていることをどうやって知るのか?」これにははっきりした基準があるわけやないが、自分でわかるやろ?例えばナスダックが高値を更新し続けている時テクノロジー株を持っていて、もっと待てばもっと上がる、更に待てば更に上がると盲目的に思っとったら、それはあなたは欲豚や。リスクを意識的に無視するのも欲豚や。2008年の金融危機でも、いや、大丈夫なはずやと、根拠のない自信から株を持ち続けたら、それは欲豚や。健全な常識こそ最善の判断基準やとわいは信じとるんや。

 

長期投資の基本は、これと決めた銘柄の株価が下がれば買い下がることにある。市場の非合理性を気まぐれさを利用して、より安い株価でより多くの株を手に入れながら買い上がるんや。もしその銘柄が本当に割安だと思えば、ポートフォリオ全体の25%まで組み入れることも許してもええかもしれん。しかし株価が高くなった時はどうか。株式投資だって、それ以外のどんな商売だって、例外なく、これ以上払うのは馬鹿げているという価格水準があるんや。なにとういうわけか株式市場になると、株価はいつまで上がっても大丈夫で、ずっと持っているべきだと思っとる人が多い。

 

わいの目的の一つは、あなた達を株式市場にいさせ続けることや。だいたいテクノロジー株を持っとる人に多いんやが、例えばナスダックは良くクラッシュするが、それに大きく巻き込まれる人というのは常に、大きく上がった時でもそのうち部分的にでも利確しなかった人や。こういう人はその欲深さで、例えば2007-2009の時にはお金を大きく失ったんや。欲豚にならなければ、ナスダックがクラッシュしようが、例え金融危機が叫ばれても、株式市場で生き残れるんや。だからわいのファンドは大きく上がったら利確をするし、皆にも、ちょっとは利確するんやで、と番組で口酸っぱく言っとるんや。

 

わいを有名にした一つの出来事として、2000年3月のITバブルの崩壊の10日前に、含み益を全部実現してから売りに転じたということがあるんや。なんでこんな離れ業ができたんかとたびたび聞かれたが、わいの答えはこうや。「欲豚になりたくなかったから。」わいがあの時株を売り払った際も、大多数の投資家はなんやかんやともっともらしい理由をつけて、まだまだ株式市場はいけると言って、ポジションを大きく持っとったんや。やけどわいはこの格言が心にあったおかげで大丈夫やったんや。

 

株式を持っとって、それがいつクラッシュするかは誰にもわからんのや。誰にも確実なことなんかわかるわけがない。だから欲豚になったらあかんのや。確かに株式市場は永遠に上がり続けるんやないかと思うぐらい上昇が続く時もある。わいがFAANGという言葉を作った時は、どの会社も好調で、やけどそんな時でも例えばわいはAmazonを利確したりしたんや。その後更にAmazonは50%上がったが、そのことの後悔よりも、むしろ欲豚になりすぎることの方が怖いんや。2000年や2008年のクラッシュは二世代にわたる投資家を痛めつけた、そういう時が来ないと誰が言えるんや?

 

欲豚にならなければ死ぬことはないんや。そうしたらいくらでもその後にチャンスがまわってくるんや。「ブルはお金を儲ける。ベアはお金を儲ける。しかし欲豚は身を滅ぼす。」よく覚えておいてほしいで。

 

 

いい格言です。

 

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