こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの5/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。

わいらはこの世を日々生きとるわけやが、皮肉で破壊的になることも、批判的でもかつ建設的になることも、選択できるんや。どういう態度で生きていくか、わいらは選べるんや。もちろん皮肉やで全ても斜めから見る、でもとても賢い人をわいは何人も知っとる。でもわいの考えでは、世の中の大半の物事には好きなだけシニカルでいても構わんが、株式市場で大きく稼ぎたいのなら、批判的かつ建設的でいるほうが有利なんや。よく、反射的なネガティブ思考に陥る人がおるが、それは賢い戦略ではないで。そんなことを繰り返していると結局、無数の株取引を重ねるばかりで得られるものはほとんどなくなってしまいかねないんや。

今日はダウは+0.65%、SP500は+0.41%、そしてナスダックは-0.18%やったが、ここのところの株式市場の動きは素晴らしいよな。でももしあなたが建設的な姿勢を取っていなければ、アメリカの株式市場という世界最高のマーケットで日々生まれる素晴らしいチャンスを逃してしまうやろう。ということでそのことをより詳しく見ていくために、ここ1週間で「見捨てられ、死んだも同然」と思われていたのに急騰した、誰でも掴めた明白な銘柄をいくつか挙げてみようやないか。悲観論者はこれらの動きをすべて逃してしまうやろうが、批判的でも建設的に物事を考える人なら、捉えられたはずや。

まずは今朝の取引や。世界最大の小売業者である Walmart が決算を発表したんや。発表直後、好調な業績を受けて株価は上昇したんやが、その後のカンファレンスコールで経営陣が関税への警戒と値上げの必要性に言及すると株価は急反転して、株式市場が開く前に高値から6ポイント下落したんや。わいはこの反応には驚かされたで。わいは朝のテレビ番組で、Walmart は Philadelphia Eagles のような存在やと指摘したんや。Eagles がスーパーボウルを制覇したのはラインの支配力のおかげやった。同じように、Walmart もその強固な支配力ゆえに勝者になると確信しとるで。

Walmart は調達力も在庫管理も卓越しとるんや。さらに、強固なバランスシートがあるため、Costco を除けばほとんどの小売企業にはない柔軟性を持っとる。圧倒的なスケールを武器に取引先に対して強気に交渉できるんや。しかも利益の4分の1は、極めて高い粗利益率を誇る広告事業と会員収入から得とる。これらはわいがいつも称賛しとる Costco と並ぶ無敵の強みや。関税があってもこれらの優位性は失われるどころか、一層強調されるやろう。関税は業界全体にとって問題やが、Walmart はそれに対処できる数少ない企業の一つや。実際、皆がそういう認識を取り戻したのか、株価は3ドル余り下げたところから切り返してほぼ横ばいまで戻したんや。Walmart がこの局面を乗り切れないと考える悲観論者は、結局敗者になると思うで。

さて、次はCoreWeave について話そうやないか。AI向けに特化したデータセンターを運営する企業や。この会社は3月末に1株40ドルで上場したんやが、ほとんど「やむを得ないIPO」のような格好で、上場のウィンドウが閉じる前に実施せざるを得ない、みたいな駆け込み上場やった。当初は「超ホットな案件」とみられていたものの、やがてウォール街がAI分野全体から手を引いて、このディールへの関心も急速に薄れてしまったんや。投資家がビジネスモデルを不安視したために公開規模は縮小されて、価格も大幅に引き下げられた。

でもこのCoreWeaveという企業こそ、今日わいが話したいことの核になる「典型例」や。わいはこの会社を徹底的に調べて、経営陣と面談して、ラスベガス滞在中に彼らのデータセンターも視察したんや。その結果、彼らは本物のプロ集団であり、事業はまさに火が付いたように好調やと確信したんや。若くて極度にレバレッジをかけている会社やから、しばらくは赤字が続く可能性があるということで、投資家が神経質になるのは当然や。でも時間が経つにつれ CoreWeave が実際に驚くほど好調だと分かり、Nvidia もそれを裏づけたんや。Nvidia は CoreWeave の大口出資者で、関係も極めて強固や。

それでも株価は上場価格の40ドルから3週間で33ドルまで叩き売られたんや。それでもわいは「事業は絶好調だ」と繰り返し主張し続けたで。Mad Moneyを見てくれている人なら知ってくれているやろ。数週間前に株価は底を打って、昨夜の時点で67ドルまで急騰しとる。昨夜の決算発表では、わいが予想した通りの内容になり株価は時間外で大きく上昇したで。その後、巨額の成長投資計画が嫌気されやや反落したけどな。それでも4月下旬にわいがこの株を買うべきやと言ったときから、株価は実質的に倍増しとる。その時点で市場があまりにシニカルで、CoreWeave の実力を理解できていなかったから、建設的で楽観的な投資家には予想以上に好条件で買いに行く機会が転がり込んだんや。

さて次は Boeing や。長らく Boeing は「飛行機の作り方を忘れたのでは」とまで言われ、嫌われ者やった。まず押さえておくべきは、世界には大手航空機メーカーが実質2社しかないということや。Boeingと Airbusの二つだけなんや。でも Boeing のバランスシートは事故続きの影響で見るも無惨、まさに痛みの巣窟と化しとった。この負債体質のせいで株は危険すぎて持てず、批判的でいるのが正解だったわけや。ところが昨年10月、Boeing は資本市場を活用して、株式と社債を合わせて243億ドルを調達したんや。1株143ドルで1億1,250万株を新規発行して、その資金でバランスシートを「水平」に戻し、攻勢に転じる体制を整えたんや。

そしてつい最近、Boeing は150機という史上最大級の受注を獲得したんや。これはトランプ大統領が仲介を手助けした取引で、湾岸地域を訪問中にまとめられたものや。アメリカと取引のある国々はホワイトハウスに友好の証しを示したがり、その最も簡単な方法が Boeing への巨額発注なんや。このこともわいは以前から指摘しとったはずや。現在、その株価は206ドルや。昨秋の安値から60ドル以上も上昇して、痛みの巣窟から喜びの場所へと様変わりしとる。要はバランスシートさえ立て直されたと確認できれば、敗者が一転して勝者になり、シニカルな人々は歯ぎしりする羽目になるんや。こんなことはこの株式市場では日常茶飯事や。

例えばここ数か月の Disney を思い出してほしいで。1か月前には82ドルだった株価が、「テーマパークは高過ぎる」「スポーツ放映権料も高過ぎる」「映画はポリコレ過剰だ」などと散々に言われとったんや。Disneyが良いなどと言う人は一人もおらんかった。ところが1か月後、Disney株は112ドルへ一直線や。決算は絶好調で、客はテーマパークに高い入場料を払うし、スポーツ事業は潤い、映画も “ゴルディロックス” 的に「ちょうど良い」出来やった。同じ会社なのに、悲観論者は専門知識と知財を過小評価したせいで稼ぎ損ねたわけや。

そしてこういう話の筆頭が Nvidiaや。つい最近まで、「AIデータセンターの大本命論は終わった」「中国勢がより優れた製品を出した」という声が支配的やった。DeepSeek 問題もあったし、バイデン政権の輸出規制で Nvidia は多くの国にチップを売れず、追い打ちをかけるようにトランプ政権時代の規則で対中向け在庫の減損費用55億ドルを計上させられたんや。シンデレラ・ストーリーは幻想だと誰もが思った瞬間や。でも需要は消えず、むしろ大統領のお膳立てで湾岸諸国から巨額受注を獲得しとる。株価は5週間で94ドルから134ドル超へ急伸したんや。しかも来週、CEO の Jensen Huang は台湾を訪問するんやが、さらに大口注文が期待できるで。

株式市場には「出来すぎ」に聞こえる話が溢れとるが、実際にそういういい話は起きとるんや。たとえば AT&T の好調な上昇、First Solar の驚異的な復活、そして Netflix の広告付きプランの再躍進、いずれもリアルな成果や。結論やが、もし偏見で見て批判的・否定的すぎれば、今まで述べてきたような好機をあなたはすべて逃していたやろう。でも心を開き、建設的に捉えていれば、どれか一つでも莫大な富があなたにもたらされたはずや。繰り返すが、あなたはどのような態度でこの世を生きるのか、そして株式投資に相対するのか、選ぶことができる。批判的でも建設的に物事を捉えると、大きな儲けを掴むことができるんや。
ここからもいい雰囲気のままいきますように。
応援よろしくお願いします。