アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】株式市場が見ているのは、戦争より〇〇!今の相場の核心とは!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/13のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

わいらは戦争そのものを取引しているわけではないで。予測市場を通じてそれに賭ける方法はあるかもしれんが、ホルムズ海峡そのものや、両面封鎖や、次の和平交渉があるとしてその交渉自体を、売買する方法はないんや。違うんや。わいらが取引しているのは株なんや。実際、戦争の状況はまだまだ不安定なのに、今日はダウは+0.63%、SP500は+1.02%、そしてナスダックは+1.23%と大きな上昇の日になったんや。市場がこの戦争と足並みをそろえていないことは、かなりはっきりしとる。

 

和平交渉は決裂したが、平均株価にはまったく影響せんかったんや。最終的には、原油市場にさえ大して影響していないように見えたで。原油は一時7%も上がっていたのに、結局はほとんど上昇せずに終わったんや。戦争の不透明さは普通なら株式市場を殺しかねないような材料や。なのにこんなに大きく株が上がるということは、これは信じられないほど力強い上昇相場だったということや。とにかく株価がこの戦争から非常に前向きな形で乖離しとる。その分析を少し紹介しとこうやないか。

 

まず、イランとの戦争で原油価格がほぼ倍になったことは分かっとるよな。歴史が指針になるなら、原油価格が倍になるたびに、S&P 500 はおおむね20%下がるはずや。ところが今回は、その歴史が破られ、無視されとる。原油がこの高い水準に達してから、もう1か月になるで。そして更に、協議は決裂し、その海峡をめぐる封鎖問題もあるにもかかわらず、S&Pは史上最高値にかなり近い水準で引けたんや。2週間前の月曜日が底だったのかもしれん、ということは前のMad Moneyで言うたよな。そこからは、ただただ見事な上昇やった。

 

なぜそんなことが起きるのか。答えはかなり単純や。さまざまな商品価格が急騰している一方で、鍵を握る金利が上がっていないからや。金利はまるで低水準に張り付いたままのようや。金利が上がらない限り、新しいFed、つまり Kevin Warshの下でまもなく発足しようとしている新しいFedは、短期金利を引き上げることはまずないやろうし、場合によっては減税という恩恵すらもたらしてくれるかもしれん。どうしてそんなことが可能なのか。これだけ商品インフレが起きているのに、なぜ金利は動かないのか。そして、なぜわいは、Fedと戦争のはざまで経済がその間に崩れないと確信しているのか。

 

そういうことを理解するために何を見ればいいのかということやが、債券市場の構成要素を見ていけば、なぜわいらが打撃を受けていないのかが分かるはずや。まず、こうした価格上昇がどれほど重荷であろうとも現実を見れば、わいらの車は、過去のどの原油ショックの時期よりもずっと燃費が良くなっとる。そして天然ガスはすべて国内産や。まったく高くないんや。影響を受けているのは確かやが、その大半はガソリンスタンドでの話や。

 

わいらは石油もガスもアメリカから調達できるが、ガソリン価格は世界全体で決まったりするんや。国内の生産者は、海外のほうが高値で売れるなら、そちらに輸出してしまうからな。ちょうど、アイルランドの地主たちがジャガイモ飢饉のときに小麦でやったように。だからガソリン価格の高騰で苦しいという面はあるが、実のところ、わいらはそこまで大きな救いを必要としていないんや。今の車はずっと効率が良く、1マイル走るのに使うガロン数が少ないからや。そしておそらくもっと重要なのは、いろいろ文句は出ているものの、ガソリン価格はインフレと比べれば、そこまで高いわけではないということや。

 

わいらは以前にもこういう状況を経験しとるで。そしてそれで景気後退が起きたわけではないんや。もちろん、原油価格がここからさらに50ドル上がれば話は別や。しかし、まだそうなってはいないんや。率直に言って、あらゆる市場は、そうはならなさそうだと見とるような動きや。しかも車以外の面では、わいらは大丈夫なんや。アメリカの電力基盤は石油では動いていないんや。天然ガスで動いとる。天然ガスには、世界の他の地域とは違って、わいらのインフラが輸出能力を制限しているため、実質的な世界市場がないんや。

 

わいらはこの天然ガスという資源を豊富に持っとる。しかも、その量がこれほど多いとは、最も最近の原油ショックの時点ですら分かっていなかったんや。これはだから、新しい状況や。今の国内ハブ価格はおよそ2ドル65セントや。しかも下がっとるんや。一方、世界の他の地域ではその7倍から8倍を払っとる。わいらはフル稼働で輸出しとるが、新しいLNGターミナルを建設するには何年もかかり、しかも莫大なお金が必要や。今のところ、輸出が国内生産に与える影響はごくわずかや。海外での需要に対しても、到底十分とは言えないんや。

 

それに加えて、原油価格は高止まりしていたとはいえ、実際にはこの日の大半で下落したんや。一時は7%上昇しとったが、取引終了時点ではエネルギー全体の上昇は1.5%程度にとどまったで。トランプのホルムズ海峡封鎖は相場をほとんど動かさなかったのや。なぜなら、イラン 側はすでに反対側を封鎖していたからや。いずれにせよ、結局のところ、わいらの秘密兵器は石油ではなく天然ガスなんや。わいらは天然ガスで動いとるし、世界の他の国々もまた天然ガスで動いとるんや。わいらは天然ガスが豊富にあるから助かっとる。それが無い国は苦しい。

 

福島の事故を受けて各国が原子力発電所の廃止を積極的に進め始めて以来、天然ガスへと主なエネルギー源を切り替えた国もあるやろう。今となっては、それらの国はそれを後悔しているに違いないで。これから多くの国々を苦しめるのは石油ではなく天然ガスや。特にアジア ではそうやろう。しかしそういう状況が、わいらにはそれほど当てはまらないんや。ここに今の株式市場が混乱を平然とやり過ごせる大きな理由があるんや。天然ガスを大量に必要とする多くの国はそうはいかないやろう。なぜなら、彼らは カタール から大量のガスを得ているからや。カタール は、壊滅的な イランのドローン・ミサイル攻撃で供給が止まるまでは、かつて世界最大の輸出国やったんや。

 

次に、もっと広い意味でのインフレについて話そうやないか。金曜日に発表された消費者物価指数は、すでに関税の影響で高めやったで。最近の価格上昇の主因は関税やった。そこへさらにガソリン価格が上乗せされるんやから、状況はさらに悪くなるやろう。しかし、Fed はおそらく、これらをすべて一時的な価格上昇として注記扱いするはずや。Fed は、利下げをするかどうかを判断する際に、ガソリン価格の上昇を本格的には考慮しないやろう。

 

その代わり、新しい Fed 議長は住宅市場、そしてそれをどう動かすかを考えるはずや。委員会の他のメンバーまで説得して利下げに持ち込めるかどうかは分からんが、その可能性は十分にあり、だからこそ主要指数は高い水準を維持できているんや。強気派が、本来なら打ちのめされていてもおかしくない場面で勝ち続けている理由は、まさにそこにあるんや。深く考えすぎる必要はないで。もし金利が急騰していたら、この市場はまったく違う姿になっていたやろう。わいが見ている S&P のオシレーターで+7%も過熱しているどころではなく、激しく下げていたはずや。

 

ちなみに、その7という数字は、わいの好みからすると高すぎるで。わいなら一部利益確定をするで。もちろん、戦争という要素を完全に取り除いて考えることはできん。しかし、どの株が本当に戦争の影響を受けるのかは見極める必要があるで。株は通常、P(価格)=E(利益)×M(株価収益率、つまり PER の倍率)で評価されるんや。わいはこの「株価がどこへ向かうかを見る」作業を、M を解くことだと呼んどる。M を見積もれれば、その株がどこへ向かうかが分かるんや。M、つまりその倍率を解くというのは、企業の利益に対してわいらがどれだけの値段を払ってもよいと思うかに影響する、あらゆる要素を織り込もうとすることや。

 

この話は去年出した本にも20ページくらい書いとる。原油価格が M にどう影響するかを考えると、ほとんどの株にとっては「スネークアイズ」、つまりダメ、ほとんど無関係、という結論になりえるで。影響はそれほど大きくないんや。昔、わいのヘッジファンドのトレーディングデスクでわいがよく言っていたようなことやが、「ホルムズ海峡が Bristol Myers の株価収益率と何の関係があるんだ?」ということや。答えは、何の関係もない、や。

 

だからといって、相場に交錯する流れがないわけではないで。今は、避けられない ハードウェアと ソフトウェアの戦いがあるで。今日、これまで叩き売られていた ソフトウェア株は息を吹き返し、AI によって打撃を受けるかもしれないと見られていた多くの銘柄が大きく上昇したんや。例えば代表的なソフトウェア企業である Salesforce と Microsoft がダウの上昇を主導したんや。一方、かつて指数から外されて Salesforce に入れ替えられた Exxon は、今日は実際ほとんど横ばいやった。ちなみに、Salesforce の時価総額は今や1590億ドル、Exxon は6300億ドルや。入れ替えが起きた当時、Salesforce は1900億ドル弱、Exxon は1800億ドル弱やった。ダウの管理者たちにとってはひどい入れ替えやった。

 

でもハードウェア側にも勝ち組はいたで。Intel は9日続伸中や。Western Digital は12%上昇で多くの人を困惑させたんた。たぶんショートスクイーズやろう。Micron もほぼ12%上昇したんや。信じられない値動きや。それから、プライベートクレジットへのエクスポージャーがあるとして売り込まれていたプライベートエクイティ企業の多くも、すでに株価が戻り始めとる。今起きているのはショートスクイーズにすぎないのかもしれんけどな。Blackstone は7ドル上昇し、その信用不安が本格化したときの水準からはすでに11ドルも戻しとる。Apollo は6ドル上昇、KKR は7ドル上昇したで。こうした上昇は、その危機が限定的で済むかもしれないことを示しとる。正直、全員が無傷で切り抜けられるとは思えんが、今日の上昇は非常に印象的やった。

 

結論やが、トランプが突飛な動きをするたびに暴落を予想する人は、今でもかなり多くおる。でも、大統領の動きがどれほど予測不能でも、株への影響は非常に限定的やということや。今日は本当にそのことが現れた日で、それでこれからも合っているのか、と問われると、それはわいにも分からん。ただ、こう考えてみてほしいで。トランプの動きが Nvidia の株価収益率に、どれほど関係があるやろうか?大して関係ないよな?本当に、ほとんど関係ないはずよな。だからNvidia はOwn it, don't trade itなんや。

 

 

なんか順調すぎる気がしますが。。。

 

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