こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/26のMad Moneyはどうだったでしょうか。

この番組をいつも熱心に見てくれとる人なら、わいが今の相場を2000年のITバブルと比較するのは、不愉快で愚かなことやと思っとるのを知っているはずや。なぜなら、今回は事情がまったく違うからや。今の企業にはちゃんとした実体があるし、多くの企業が莫大な利益を稼いでいる。わいらは今回の局面が訪れる前から、これらの企業を信頼していたし、この局面が過ぎたあとも信頼し続けるやろう。AIという成長ストーリーが本物であり、いつの日か多くの企業に莫大な利益をもたらす可能性があることを、わいらは知っているんや。

今日はダウは+0.28%、SP500は+0.70%、そしてナスダックは+0.82%と上昇の日になったわけやが、今日は、投資家たちが自分たちの信じる投資テーマ、つまり現在は混乱しとるAI関連株に再び資金を戻し始めた日になったで。でもそれも当然やろう。AIが機能していなければ、水曜日に決算発表を控えるMicrosoftが6万人もの従業員を対象に希望退職を募集するはずがないで。また、Wells Fargoが行っているように、採用を最小限に抑えながら、毎年着実に従業員数を削減していくことも、AIなしでは不可能やろう。

作家や芸術家たちが脅威を感じるのも無理はない。ただ、わいは本当に偉大な才能を持つ人々から、AIがその価値を奪うことは決してできないと思っとる。例えば、この番組でもいろいろなCEOの人が出てくれるが、あのまばゆいばかりの才能を持つ人物達のような人や。しかし、平凡な人々はどうやろうか?それは、じゃんけんのようなものや。彼らが「紙」やとすれば、AIは「ハサミ」や。彼らが「ハサミ」やとすれば、AIは「岩」や。AIは、どんな場面でも、柔軟に違うやり方で彼らを打ち負かしてしまう。AIはそれほど強力なんや。しかも、日に日にその力を増しているように見える。そう思わんか?

これからは、あらゆる場所で自動運転車が走るようになるやろう。一度に8杯ものドリンクを提供できるバーテンダーも登場するやろう。人間がやりたくない仕事を何でもこなし、しかも勤務時間が終わっても家に帰る必要のないロボットも登場するやろう。もしかしたら、わいはもう二度とベッドのシーツの角をきれいに折り込む作業をしなくて済むかもしれない。食器洗い機にも、食器がもっときれいに収まるようになるかもしれない。わいがコーヒーの粉をこぼしても、妻が目を覚ます前に片付けられ、わいは何もしなくて済むようになるやろう。

それから、高速道路沿いのディーゼル燃料の給油所の近くに、トラックがずらりと並んでいる光景を思い浮かべてほしい。運転手たちは休憩しているんや。なぜなら、人間の運転手には1日に運転できる時間の制限があるからや。では、自動運転の大型トレーラーには、そんな制限があるんやろうか?そういうことや。さて、ここで2000年に話を戻そう。当時、ある一定の期間に330社が株式公開したが、その後、倒産してしまった。そのほとんどは、後に同じような事業を行う企業が現れることもなかった。そもそも、必要とされていない企業だったからや。

Amazonは生き残った。Booking.comも生き残った。当時はPricelineという名前やった企業や。Akamaiも生き残った。しかし、これでは成功率が高いとは到底言えないやろう。では、いったい何が起きたのか?なぜ、あの強気相場は終わってしまったのか?答えは簡単や。資金が尽きたんや。あれほど大量のIPOと、その後に続いた追加の株式発行を支えるだけの資金が、市場にはなかった。投資家たちは、まず手元の現金の大部分を使い果たした。それから借金をして、信用取引にまで手を出した。そして株価は暴落した。株価の暴落とともに、投資家たち自身も破綻していった。

ほとんどの銘柄は、二度と以前の株価水準には戻らなかった。こうして、史上最大の強気相場は幕を閉じたんや。株式の供給が多すぎた。そして、それを吸収する需要が足りなかった。それこそが、強気相場を終わらせた原因やったんや。さて、今日、AnthropicがS-1を提出した。S-1とは、IPOの目論見書を含む、アメリカ証券取引委員会への登録届出書のことや。その内容は、信じられないほど興奮するものやった。Anthropicは驚異的な成長を遂げている。しかも、今年上半期には、調整後ベースですでに黒字化まで達成していたんや。

わいはその書類を読んで、Anthropicの株をぜひ保有したいと思ったで。それは、CNBC Investing Clubの会員ならご存じのように、わいがSpaceXの株を保有したいと思っているのと同じことや。この2社はいずれも世界を変えつつある企業であり、すべてがうまくいけば、莫大な富を生み出す可能性がある。次のAmazonになるかもしれないんや。もしAnthropicが必要な資金を調達できれば、つまり1回の取引で750億ドル、あるいは1,000億ドルもの資金を調達できれば、企業価値は1兆5,000億ドルから2兆ドルに達することになる。そうなれば、本当に次のAmazonになるかもしれない。

ただし、問題が一つだけある。わいらには、すでにAmazonが存在しているということや。そして、そのAmazonはAI投資競争で他社に後れを取らないようにするため、今年に入ってから債券市場で、すでに1,000億ドル近い資金を調達しているんや。わいに言えるのは、少なくとも株式発行による資金調達ではなかったのが救いや、ということや。しかし、Metaの場合は違う。Metaは今日、株式市場で最大950億ドルを調達すると発表した。まず現在350億ドルを調達し、来年にはさらに600億ドルを調達する計画や。その追加調達は、Metaの新しいClass C株の取引が始まったあとに行われる。

そもそも、Alphabetは、6月に発表した2段階の株式発行によって850億ドルを調達した。SpaceXは、6月のIPOで750億ドルを調達した。SK hynixは、7月にアメリカ市場に上場し、260億ドル以上を調達した。Intelは、追加の株式発行によって200億ドルを調達した。Oracleも、今年200億ドル相当の株式を売却した。そして、これらは最も目立つ事例にすぎないんや。つまり、株式市場には、これまでに莫大な資金が流れ込んできた。いや、莫大というだけでは足りない。まるで消防ホースから水が勢いよく噴き出すように、大量の資金が株式市場に流れ込んできたんや。

そして、債券市場でも巨額の資金が調達されている。データセンターを建設し、そこに高価なNvidia製のチップをできるだけ安く大量に導入し、さらに自前の電力供給設備に接続するために必要な資金は、途方もない金額に達している。先週、NvidiaのCEOであるJensen Huangは、1ギガワット規模のデータセンターを建設するには500億ドルかかると述べた。一方、Elon MuskはSpaceXのカンファレンスコールで、来年、さらに10ギガワットの設備を追加する計画やと語った。これがいくらになるか、計算してみてほしい。わいは、債券市場も株式市場も、資金が尽きかけていると思っとる。どちらの市場も、すでに資金供給の限界に近づいているんや。

そして、ほかにも多くの企業が存在する。例えば、ネオクラウド企業や。こうした企業の中には、必要な資金を十分に調達できなくなるところも出てくるやろう。昨日、Elon MuskはXに次のように投稿した。「つまり、200社以上あるネオクラウド企業は、グッピーのような小魚が次々と死んでいくような大量淘汰と業界再編に直面することになる。一部は生き残るだろうが、その数は多くないだろう」。引用はここまでや。そして、わいが最も恐れているのは、まさにこうした事態が起こることなんや。

巨大企業がこれほど莫大な資金を調達しているとしたら、CoreWeaveのような企業はどうなるんやろうか?CoreWeaveには市場で取引されている社債があるが、その利回りは現在15%に達している。では、NebiusやIRENはどうやろう?これらの株式は、激しく売買され、株価が乱高下している。実際に株価を見ればわかるやろう。もっとも、今日はこれらの銘柄もかなり好調やった。ではさらに、OpenAIが、ほかの企業に資金をすべて吸い上げられるまで待っていられないと判断し、IPOを強行することになったら、どうなるやろうか?わいは、わいらの市場には、すでに資金がほとんど残っていないと思っとる。

さらに、Fedが利上げを続け、資金調達コストが一段と高くなったらどうなるやろう?そうなれば、さらに多くの企業が株式市場という貯金箱から資金を引き出そうとするのではないやろうか?それこそが、わいが恐れていることなんや。しかも、これは単なる感覚的な話ではない。Renaissance Capitalによると、今年これまでにIPOによって調達された資金は、すでに1,480億ドルを超えている。その大部分は、わずか2件の大型案件、SpaceXとSK hynixによるものや。しかし、この数字には、Alphabet、Meta、Oracleなどによる追加の株式発行は含まれていない。さらに、今年行われた数千億ドル規模の社債発行も含まれていないんや。前回の弱気相場は2022年やった。その前年には、IPOによる資金調達額が1,420億ドルに達していた。

わいは以前から、株式市場は需要と供給によって動くと主張してきた。市場に供給される株式が少なく、さらに既存の株式が市場から吸収されていくとき、株価は上昇する。反対に、新しい株式が際限なく供給される一方で、目立った自社株買いもなく、さらに新たな資金調達案件が次から次へと控えているような状況では、株価は下落する。そして、今まさにその状況にあるんや。これが現在のわいらの置かれている状況や。市場は、これ以上の新規案件を支えることができるんやろうか?今日見られた株価の反発からもわかるように、テクノロジー株に対する投資家の熱意は、依然として非常に強い。

しかし、過剰な熱狂がどのような結果を招くのか、わいらはすでに目撃している。例えば、この夏に起きた、多額の借り入れを抱えていたヘッジファンド、Situational Awarenessの運用崩壊がそうや。それに加えて、一握りの半導体銘柄に対して積極的な信用買いが集中したことも挙げられる。こうした出来事は、過剰な借り入れによって何が起こり得るのかを、わいらに示している。わいは、相場が天井を打ったと言っとるわけではない。繰り返すが、相場が天井を打ったと言っとるのではない。ただ、今の状況が気に入らないと言っとるだけや。

わいらに必要なのは、企業買収や自社株買いによって、市場に出回っている株式がもっと吸収されることや。あるいは、まだ投資されずに待機している資金が、市場に流れ込んでくる必要がある。しかし、厄介なことに、アメリカ10年物国債の利回りは5%近くに達している。これほどの利回りが得られるのであれば、多くの人にとって、国債の方が株式より魅力的な投資先になる可能性は十分にある。それは間違いない。結論やが、政治的な要因は、強気相場を弱らせることができる。金利の上昇は、強気相場の息の根を止めるほどの圧力をかけることができる。

しかし、もし本当にこの強気相場という猛牛を仕留めたいのであれば、IPOという槍を使えばええんや。何度も、何度も、何度も、その槍で突き刺すんや。そうすれば、強気相場はどんどん弱っていく。そして、十分に弱り切ったところで、いとも簡単にとどめを刺されてしまう。例えば、今週にも発表される可能性があるような期待外れの決算、利上げ、そして信用取引の資金が一斉に引き揚げられるような事態や。それらが引き金となれば、弱り切った強気相場は、あっけなく終わりを迎えてしまうんや。
資金枯渇は怖いですね。。。
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