アメリカ発ーマカベェの米株取引

アメリカ在住マカベェがジム・クレーマーの発言等の米株情報をアップデートします。

アメリカ生活 景況 銘柄

【ジム・クレイマー】パンデミックは歴史的な資産移動をもたらしとるで!【Mad Money】

投稿日:

 

こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーがMad Moneyで、スモールビジネスの苦境について語っています。

 

 

わいらは本当にノーマルに戻っとるんか?2150万人の人が失業保険をもらっとる。これが多くの人が目指していたV字型の回復なんか?マーケットはV字回復をうたっとる。株式市場は好調や。

 

 

そうや、わいらはV字回復を見とる。株式市場のV字回復や。やけどそれは経済のV字回復を表しとるわけではないで。これを覚えとかんとあかんで。マーケットは今の経済を代表しとるわけやない。今の経済の様相をダイレクトに表しとるわけやない。マーケットはビッグビジネスの未来を表しとるんや。ビジネスがビッグになればなるほど、指数に対する影響も大きくなって、それが株式市場全体に反映されるんや。今回の景気後退は歴史上はじめて、ビッグビジネスと、もちろんそれに付随する資産が、実質的に痛手を受けていないんや。

 

 

上場してないようなスモールビジネスは、ロックダウン以降、阿鼻叫喚や。彼らは生活必需品を売ってないから、全部閉じざるを得ないんや。政府が店を閉じるのを強制した結果、歴史的な資産移動がおこっとる。政府に強制された資産移動や。

 

 

わいはこのことはまじで恐ろしい状況を我らの国にもたらしとると思うんやが、わいらはまだそのインパクトを正しく把握してないで。American Bankruptcy Instituteの数字は共和党やろうが民主党やろうが、皆肝を冷やしたんや。今日発表された数字は、倒産のファイリングは48%上がったんや。これがリアルワールドなんや。やけど、株式市場での大きな倒産はハーツだけや。

 

 

わいは政府を責めようとしとるんやないで。中小企業に向けての支援でいっぱいお金を刷っとる。だんだんお金が無くなってきて、家賃を払うには従業員をよりカットせざるを得なくなっとる。彼らはもっと効率のいい働き方を模索することはできるが、家賃を下げることはできん。結局のところ政府の支援は十分ではないという結果に終わるやろう。その理由についてはあまり声高に語られてないが、一つのシンプルな理由はソーシャルディスタンシングや。

 

 

ロックダウンを何とか乗り越えられたとしても、ソーシャルディスタンシングが中小企業にとって真の致命傷なんや。そしてビッグビジネスにとってそれは恩恵なんや。この状況は誰かのせいやないんやが、ひどい結果を生むんや。

 

 

最近コロナウイルスの感染者数はかなりのインプルーブメントを見せとる。やけどこれはわいらがロックダウンをしたりソーシャルディスタンスのガイドラインを守っとるからや。やけど、小さいレストランとかリテーラーは、これからどうやっていくんや?レストラン業界は1500万人をこようしとるが、ソーシャルディスタンシングのせいで多くのテーブルを失うことになる。バーのスペースも失うことになる。アルコールが収益の要の店はいっぱいあるんやが、もう立ちいかなくなるで。

 

 

かたや、ビッグビジネスはますます好調になるやろう。具体的に一つコスコを例に挙げたい。今日発表されたのはコスコの好調な売り上げや。5月の売り上げは前年比で7.5%増えとるし、オンラインの売り上げはなんと106%も増えとるんや。コスコの戦略は簡単や。商品数を絞って、大量に物を仕入れることでコストを下げることができる。何を売っとるかと言うと、全ての種類の食べ物や。ステーキも魚も、ローカルの肉屋や魚屋よりも安いで。フルーツと野菜は、オーガニックで見た目もええ。ローカルな八百屋さんとは違う。車の部品もタイヤ交換もやっとる。これもローカルの修理屋さんより安い。アパレルの値段も格安や。他のデパートメントストアは太刀打ちできん。薬もうっとる。美容用品もうっとる。サプリもうっとる。時計もうっとる。スポーツ用品もや。日用品もや。トイレットペーパー、キッチンペーパー、その他や。ロックダウン中も開いててますます業績好調のコスコに、今も閉めざるを得ないローカルな店はどうやって太刀打ちするんや?

 

 

わいがコスコを取り上げたのには別の理由もある。彼らは店内はマスクで鼻と口を覆わなければいけないというポリシーを守っとるんや。マスクをする、しない関わるいろんないざこざは聞いとるやろう。コスコはこのポリシーを厳格に守ることによって、もしかしたら一部の客から敬遠されるかもしれんと言われてたんや。それは完全な間違いやった。客は安全に買い物がしたいんや。ほとんどの人はよりコスコに安心感を感じるようになったんや。あと、コスコは店内が広いやろ。道は16-feet (487 m)もあるやろ。これもソーシャルディスタンシングの安全意識にとても有用なんや。

 

 

まとめるで。商品のクオリティーが高い。値段が安い。店内が広くて安全。アマゾンみたいなオンラインでたのんで受け取るということをのぞいたら、誰がコスコに太刀打ちできる?ちなみにコスコはオンラインセールスもうなぎのぼりなのはさっき言うた通りや。ローカルな店は開き始めとるが、借金まみれや。家賃を払うのにキュウキュウや。既に顧客を大きく失っとるところも多い。値段や、もっと大事なのは安全性に関して、ビッグビジネスに太刀打ちできん。

 

 

 

 

ShopifyやFacebook Shops、これらは中小企業を助けるやろう。やけどおそらく十分ではないやろう。しかもこれらはリテール向けや。レストランはどうすんや?ビッグチェーンのレストランは半分の座席を使わんかっても大丈夫なところもある。デリバリーで埋めれたりもするやろう。やけど普通のローカルレストランはどうしたらええんや。わいは二つのレストランの共同オーナーになっとる。まだ営業することはできんが、スタートできたら2/3の座席は閉じないとあかん。わいのイタリアンフードの店の味はオリーブガーデンよりもええ。やけど、12テーブルあったものが4テーブルに減らされて、どうやって利益を出したらええんや?ちなみにサラダバーとかも全部禁止や。

 

 

株式市場はこういう痛みをつかんでない。ビッグビジネスはスモールビジネスからシェアを奪い続けとる。そしてビッグビジネスしか株式市場は反映しとらん。これはただの資本主義やと言うかもしれん。やけど、論理的な帰結としては、少しのビッグリテールとビッグレストランビジネスが生き残り、あとは一掃される世の中が来るやろう。これはわいらにとってとても不幸なことや。

 

 

 

格差社会と共に止められない流れなのでしょうか。。

 

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

米国株ランキング

-アメリカ生活, 景況, 銘柄
-

Copyright© アメリカ発ーマカベェの米株取引 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.