アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】今のマーケットに強気なやつが多すぎる!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/12のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

 

今朝、わいの大好きなアナリスト3人が番組で、今の株式市場に関してはBullishやと言うたんや。その理由の一つとして、皆がbearishやからと言うことを挙げたんや。そして今マーケットでいい面がどれぐらいあるか、そのことでbearishな人がbullishに変わってそれで株価が上がるはずやと。

 

 

やけどその説には一つ問題があるんや。もし一人のアナリストが皆bearishやと言ったら、それは聞かんとあかんかもしれん。もし二人のアナリストが皆bearishやと言ったら、もしかしたらその時には、bearはたくさんおったが、もう多くのbearはbullに変わっとるという可能性を考えなければあかんかもしれん。もし三人のアナリスト全員が共通して皆bearishやと言うたら、それは実は既にbullが多すぎるという事態になっとることを考えんとあかんのや(どうもこのロジックがよくわかりません)。だいたいそういう時は皆bearishなんやない。皆bullishな時なんや。

 

 

 

 

今の株式市場の問題は皆がbullishなことかもしれん。bullishどころか、今まで一直線に好調やったマーケットにフォーリンラブしとる人も多く見受けられる。皆今まで強気すぎで今日はちょっと株価が下がったで。ダウは-1.08%、SP500は-1%、ナスダックは-0.65%やったんや。皆がbullishな状態になると何が起こるかと言うと、買い手が現れてこない状態になるんや。そしたら株式市場は下落しだすんや。そしてその下落はbearishな人の数がbullishな人の数を上回るまで続くかもしれんのや。

 

もちろん三人のアナリスト達は全員めちゃめちゃ賢いんや。センチメントで何となく言葉を吐き出してるわけやないで。厳格に数字を見てマーケットを観察しとる。そしてbullishな理由は多くあるで。低金利や、連発される好決算や、じゃぶじゃぶになっとるお金の流通量や、あとはワクチンのええニュースによる希望や。確かにこれらの要素はbullishや。わいはそれは認める。やけど大事なことに耳をふさいどるかのような意見や。何でそう言うかを説明させてもらうで。

 

 

まず増え続けるCOVIDの新規感染者数がすごいんや。例えば水曜日は一日で144000人やで。もしこの急激なペースで増え続けたら、この国の巨大な部分はまじで危機に陥るんや。最近の感染者の増加は、ハロウィンでの人々の交流によるものやと言うとる人もおるが、そんなのおかしいで。着実なペースの増加やからや。一時的に数字が跳ね上がっとるわけやないんや。ということはこれからも着実に上がっていくことが予想されるんや。しかも直線的にやないで。エクスポネンシャルにや。指数関数的にや。

 

わいらはかつて、感染源となるホットスポットがあると思っとった。老人ホームとか、特定の場所とかや。大勢の人が集まる場所や。やけどもうそういう事態では無くなって来とるんや。じわじわと皆の生活に入り込んどるんや。マスクせんかったからとかいうわけでもなくなってきて、カジュアルに、少人数で食事をしたとか、子供が学校に行ってウイルスを持ち帰ってきたとか、そういうことや。普通の風邪みたいにな。サンクスギビングはもうすぐや。ここで人々はまた集って祝うやろう。どうなると思う?スティーヴン・キングの小説みたいに、時限爆弾が時間差であちらこちらで爆発するようなことがおこるんや。だってウイルスはもう至る所におるんやから。感染力が恐るべきなんや。

 

 

この国で本当に多くの人が、COVIDはたちの悪い風邪程度に考えとることをわいは知っとる。危ないとしても年寄りだけやと。大統領も3日で治ったやないかと。74歳なのに週末にちょろっと治療して、むしろ前より元気になったやないかと。やけど大統領はこの世で最高の治療を受けることができるんや。大統領が治ったのはREGNのブレークスルー薬があったからや。その薬はほぼ確実にあなたにはまわってこんのや。一方で重症化したらあなたには病院が必要や。病院してプロフェッショナルな医者に治療してもらわんとあかん。やけど今感染者が増えとって、病院も医者も余裕が無くなりつつある。わいらは治療法の進歩によって、COVIDの致死率を下げることができた。やけどそれは病院と医者があってこそや。これらがパンクしたら大災害や。スティーヴン・キングの小説の世界になるんや。そうなったら今のbullishな人々はいなくなるで。

 

 

事態が悪化したらどうなるんや?皆ロックダウンはしたくない、できんという声をあちらこちらで聞くで。春のロックダウンは経済を痛めつけた、それは本当や。政府は皆が家におれるように援助をいっぱい出したんや。そして感染者数が落ち着くのを待ったんや。あの時のことを覚えとるやろ?今どうなっとる?再度の援助の雰囲気は皆無やろ?たぶん今回は前回のような強制的なシャットダウンにはならんかもしれん。あってもパーシャルなものやろう。やけどバーとレストランは閉まるやろうし、ひょっとしたら学校もまた閉まるかもしれん。そういった状態になっても前回のPaycheck Protection Programのような、ワシントンからの支援は期待できんやろう。

 

 

これらの状況が旺盛な消費行動につながるとは思わん。強い経済につながるとは思わん。わいらはサービス経済や。サービス産業の沈下は痛すぎるんや。Fedが金利を低く保っとるおかげで家はバカ売れしてて人々は引っ越しをして、ハウジング周りは好調や。車業界も好調や。そういうことが経済を支えとる。やけどこれがいつまで続くもんなんか、それが問題や。

 

 

ロックダウンがあろうがなかろうが、多くの中小企業はこれでまたつぶれるやろう。前回のロックダウン時と同様に。しかも今回は銀行は支払いを猶予してくれたりせんやろう。ワクチンができるまで待ってやるみたいなことはおこるかもしれんが。やけどめちゃ厳しいやろう。

 

 

この危機的状況でわいらにはどんなリーダーシップがある?今日わいは大統領が大統領選挙の不満についてしゃべっとるのを聞いたで。わいらが投票してからずいぶんと時間がたっとるんやが、大統領はまだまだ選挙戦真っ盛りのような調子やった。一方で民主党は追加の景気刺激策をまとめる気配も見せん。ファウチ博士がトンネルの出口が見えたと言及したのはええニュースやが、わいはまだまだMRNAやJNJやGSLやMRKからええワクチンのニュースを聞けることを楽しみにしとるで。やけどわいには、航空会社はお金を燃やし続け、マイナーなリテールの倒産が相次ぐ未来が見えるで。トランプとバイデンよ、協力して、強力なワクチン配布体制を今すぐ作り上げたらどうや?ポリオワクチンの時のように、学校をワクチン接種所にして。今すぐ取り掛かったらどうや。それが偉大な国のリーダーシップというものやろう?

 

 

 

 

 

 

もしあなたが今のマーケットにbullishなんやったら、これらの事態を十分に認識しとくんや。そしてそれでも自分はbullishであることを確認しとくんや。ワクチンが広く配布されるまではこの事態は続くで。それまで抱えとる銘柄を持ち続けることができるのかを考えるんや。わいは今のマーケットには強気なBullが多すぎると思うで。そしてそういう人たちがパニックをおこすんや。

 

 

感染者数の増加がえぐいです。

 

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