こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/23のMad Moneyはどうだったでしょうか。
サンタが街にやってきたな。クリスマス前にやってきたな。サンタクロースラリーは月曜日から始まったんや。そしてそのまま続いとるんや。今日も株式市場は上がったで。ダウは+0.55%、SP500は新高値をつけて+0.62%、そしてナスダックも+0.85%と大きく上がったんや。ここ数日でCOVID関連の素晴らしいニュースがあったやろ。オミクロン株はアメリカの国中を席巻しとるが、政府はCOVIDの検査に本気やし、オミクロン株はデルタ株よりも重症化率が低そうやし、特にワクチンをうっとったらそうやということやし、ファイザーのCOVIDの飲み薬の承認もあったし、その飲み薬は症状が出てから飲んでも間に合うものやし、こうなってきたらCOVIDの恐ろしさというのは、カテゴリー5のハリケーンから熱帯低気圧に格下げされた感じになっとるんやないかと思ったりしてしまうで。
COVIDによるシャットダウンとかロックダウンの見通しが今のところ無いということが株式市場を押し上げとるんや。シーズナルパターン的にも今は強い時期やからな。そして今悪いニュースが無いんや。何も悪いことがおこってないかのようや。もしあなたが株を持っとったら、今は一年でも最も素晴らしい時の一つなんや。ということで2021年をまとめてみるには今はええ時期なんや。今年活躍した銘柄達にプレゼントを上げようやないか。この番組はわいの番組やから、わい、クレイマー・サンタがプレゼントを渡していくで。わいらのポートフォリオを今年助けてくれた銘柄にプレゼントをあげて、わいらのポートフォリオに大きなダメージを与えたことに炭のかたまり(サンタさんは悪い子と良い子のリストを作って、良い子にはプレゼントを、悪い子には炭のかたまり-lump of coal- を届けるといわれているそうです)を渡していこうやないか。
一つ目のプレゼントはわいはファイザーにあげるで。わいらを今年大きく二回も助けてくれたんや。一つ目はワクチンや。ブースターの分も含めてめちゃめちゃ多くのワクチンを製造したんや。そして二つ目は承認されたばかりのCOVIDの飲み薬や。89%も重症化や入院を防ぐんや。もうこの会社は天才や。長年ファイザーの株は冴えなかったんや。特許の崖があると言われとったからな。大きな儲けの薬の特許切れをどうするのか疑問視されとったんや。やけど今はCOVIDのワクチンと飲み薬がある。株価が$37から$58まで上がったのも納得や。59%上がったんやで。やけどわい的にはまだ十分上がってないとさえ思うで。ファイザーはCOVIDの世の中で常に安定して製品を作り続けて来たんや。
二つ目のプレゼントはNvidiaにあげたいで。わいのお気に入りの銘柄や。やけどわいがただお気に入りやからプレゼントをあげるんやないで。今年この株は$130から$296まで上がったんや。127%上がったんやで。ゲーミング業界でのベストのチップを作っとるだけやなくて、ハイパフォーマンス・コンピューティング、自動運転、そしてメタバース、まあ彼らはオムニバースとよんどるが、これら全てを支えとるんや。彼らのオムニバースのグラフィックチップは、現実世界のあらゆるもののデジタルツインを簡単に仮想世界に作ってしまえるんや。例えばFacebook、今はMeta Platformsやが、彼らがメタバースの今後の将来像の伸び具合を語る時はいつでも、その背後にはNvidiaがおるとわかっとかんとあかんのや。わいはめちゃエキサイトしとるんや。
彼らは工場のデジタルツインを作って、ビジネスをより効率化させたり廃棄物を減らせるようなシミュレーションを数え切れないぐらいできるんや。こういうことも含めて今世紀の残り、この会社の快進撃は地球に貢献しながらどこまでも続いていくやろう。普通会社が効率を検討する時は工場を一時的に閉めたりせなあかんかったんやが、Nvidiaの登場でそんなことは無くなるんや。その上AIを使ってそれぞれの会社のデジタルアバターを機能させるんや。人がやるよりもAIがやる方が優れとることはいっぱいあるんや。わいは28か国語しゃべれんからな。わいは実際これからのメタバースの世界の進展がどうなるかは正直わからんが、やけどNvidiaのチップが大活躍するやろうことはわかるで。Jensen Huangのリーダーシップのもと、この会社は他の会社にぶっちぎりで前に進んどるんや。
三つ目のプレゼントは異論があるかもしれんが、イーロン・マスクにあげたいで。テスラやな。別にイーロン・マスクが今年のTimeのPerson of the yearに選ばれたからやないで。イーロンマスクは車業界に文字通り改革をおこしたんや。車の作り方からなにからな。そして株主をめちゃめちゃ儲けさせとるんや。今年株価は51%上がっとるで。ちなみにFordのCEOのJim Farleyも株価を$8から$20に押し上げて素晴らしいんやが、EVのキングといえばどうみてもイーロンマスクや。しかもまだイーロンマスクの旅は始まったばかりと見るで。これからの彼の活動を見るのは喜びや。
四つ目と五つ目のプレゼントは石油会社にあげたいで。Devon EnergyとPaioneer Natural Resourcesや。DVNは$15から$42まで株価が上がったんや。166%上がったんやで。新しいCEOが2021年の一月から、WPX Energyとの合併を経て、DVNは規律を持った石油業界のジャガーノートにしたんや。お金をどんどん投資にまわして石油を掘りまくるのではなく、株主に利益を還元するんや。配当は8%と素晴らしいんや。PXDも一緒や。経営をよりクリーンに、そしてよりグリーンにシフトしてきとるんや。
最後の六つ目のプレゼントは明らかな銘柄や。アップルやで。この株は今年33%も上がっとる。この地球上で最も大きな会社やというのに、この上がりようは何なんや?しかし今年も今までの年月をまた一年積み重ねたような年やった。多くのアナリストがダウングレードとかしたにもかかわらず、や。だからわいはいつも言っとるやろ。そういうアナリストの言うことに耳をかすな、と。Own it, don't trade it、と。
さあ、これらがプレゼントに値する銘柄達やったんやが、それでは炭のかたまりをあげなあかん銘柄は何やと思う?人々を損させた銘柄や。まず一つ目は、中国株たちや。中国は突然政府が会社にどんどん介入しだして富を取り締まるようになっとるんや。そしてそれがほとんど全ての中国株を大きく下げる結果になっとるんや。AlibabaとかJD.comとかな。JD.comはテンセントが大量に売って、今日とかも-6.92%も下がっとるんや。政府がそう仕向けとるんや。習近平は大富豪を狙い撃ちしとって、中国国民の大部分は富豪ではなくて、そのことを喜んどるようや。中国株を持つのはあかんのや。
二つ目の炭のかたまりをあげなあかんものは、SPACや。ドットコムバブルの崩壊以来、SPACはこの株式市場を痛めつけた最たるものになっとるんや。ほとんど全てのSPACがダメなんや。わいはSECにはSPACを禁止してほしいで。まだ人々はSPACを買い続けとる。通常のIPOが全然ないならまだましかもしれんが、通常のIPOも記録的な数なんや。凄まじい量のIPO銘柄とSPAC銘柄に十分供給がいきわたるお金なんかマーケットにはないで。
三つ目の炭のかたまり銘柄はBiogenや。アルツハイマー薬がいけてないんや。最も失望しとるのは、FDAの承認で期待した医師たちやろう。わいはアルツハイマー薬はイーライリリーのものがええという風に賭けるで。来年FDAの承認をもらえるはずや。今日も株価は強かったで。後は、CDCとNIHとFDAにも炭のかたまりをあげたいで。パンデミック中に彼らは重要な役割を果たしたことは確かやが、やけど間違ったメッセージを発したことが何回あったか。もしくは適切なメッセージがいる時に沈黙した時が何回あったか。最後にAT&Tにも炭のかたまりをあげようやないか。今年は13.5%下がっとるで。経営陣の経営の仕方のまずさゆえ、最もやってはならない配当のカットということをやってしまったんや。恥をしるがええで。
ということで今年はいろいろあったが、株式市場はなんだかんだ上がっとって、今日も指数は全部上がっとる。今年もサンタがマーケットに来たことを喜ぼうやないか。
2022年もいい年になりますように!
記事に価値を感じていただけた場合、Amazon JapanもしくはPayPal経由で投げ銭いただけると励みになります。
応援よろしくお願いします。