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【ジム・クレイマー】Okta vs Deereがわかれば、このマーケットを理解できるんや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/4のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ハイフライングなグロース株が下落し始めたら、とたんに彼らにどのような価値をつけたらええのかわからんくなるんや。今はハイバリュエーションの株かそうじゃないかで分かれとるんや。それは今日の株式市場の動きにもあらわれとるで。ダウは+0.59%やったんやが、SP500は-0.06%、そしてナスダックは-1.33%と大きく下落したんや。

 

今日のようなテクノロジー株のメルトダウンを見ると皆怯えるやろう。実際OktaもSaleceforceもSnowflakeもZScalerもCrowdstrikeも全部下がっとるわけやが、こういう株をメインに持っとる人は株式市場の一大事やと思ったかもしれんな。やけどそうでもないんや。だってダウは上がっとるわけやから。実際工業株や銀行株は上がっとって、それらの動きの根っこは一緒なんや。セクターローテーションがおこっとるんや。個々の会社の良し悪しやないんや。

 

わいはここのところずっと、ハイフライングな株に注意するように何回も言ってきたやろ。一例としてOktaを見てみようやないか。この会社は本当に素晴らしい売り上げの成長があるんや。やけど株価は勢いを失っとるんや。一年前は皆が売り上げ成長に高いプレミアムをつけとったんや。それが当然やと思われとったんや。OktaはアイデンティティービジネスでNo. 1や。4年で売り上げが4倍以上になっとる。業界を牛耳っとるんや。

 

Oktaが決算でアナリスト予想をビートし続ける限りは、アナリストも目標株価を上げ続けるやろう。やけどこの考えは実際古いマーケットのものになりつつあるんや。金利上昇局面の中では投資家の好みはがらっと変わるんや。大きな機関投資家は実際の利益に注目しだすんや。一株当たりの売り上げじゃなくて、利益を問題にしだすんや。そしてそこがOktaは無いんや。売り上げが使えないとなると、Oktaをどのように評価してええのか、途端にわからなくなってしまうんや。

 

だからOktaは今日-3.44%と下がっとるわけやが、下落が止まるのかどうかわいにはわからんで。忘れるんやないで。Oktaという会社は素晴らしいんや。やけどそこの議論ではなくなってしまうんや。Oktaを例としてあげたが、実際Oktaはめちゃめちゃ素晴らしい会社の部類なんや。Oktaより全然あかん、ハイバリュエーションの株はいっぱいあるで。

 

反対の銘柄の例をあげてみようやないか。John Deereや。この会社は地球に穴をあけたり農業をしたりするときのベストな危機を作っとる会社や。わいの庭作業にもいっぱいDeereの機器を使っとるんやで。政府がインフラにお金を出せばそのお金はDeereみたいな会社に入るんや。この株は利益の16倍なんや。売り上げの、じゃないで。利益の、やで。バリュエーションがここのところずっと膨張し続けたOktaのような株とは対照的に、Deereは配当も出しとるし、実際バリュエーション的には縮んだりしとるんや。重要なことにDeereはめちゃめちゃ良く経営されとる会社なんや。そしてDeereの経営状態は皆が把握しやすいんや。理解しやすいんや。だから堅実に買いたい人がこの株を買っとるんや。

 

一方Oktaはどうや?Oktaを持っとる株主の大半は、Oktaが何をやっとるかの詳細も知らず、ただOktaの株は上昇しやすいと思っとるから持っとるんやないか?そして今ウォール街は売り上げを評価せんようになってきとって、利益を集中してみるようになって来とるから、さっきも言うたが、Okta株にいくらの値をつければええかわからんくなっとるんや。もっと正確にいうと、Okta株はどこまで下がり得るのかがわからんのや。自社株買いもなければ配当もない。下落の際の地面が無いんや。

 

対照的にDeereはきっちりとした株数の株があり、成長していく配当があり、そして今からこういう株がウォール街から更に重宝されるやろう。農業サイクルもインフラ投資法案も相まってな。だから今日Deereは6.05%も上がっとるわけや。ナスダックの銘柄の数々とは本当に南極と北極のような違いがあるで。

 

さて、金利のことについて確認しておこうやないか。今のように金利が上がる局面では将来の見通しが以前よりも陰ってしまうんや。やから将来の見通しを頼みに株価が上がっとったような銘柄が魅力的ではなくなるということになるんや。インフレの過熱というのは、将来の利益がその分削られるということなんや。だから株式市場のプレイブックでは、今のような局面では、より堅実な会社に投資するのがええということなんや。きちんとしたものを作って、リアルな利益をあげていて、そしてその利益を株主に還元しとる会社や。コンセプトでごまかしとるような会社は売り上げが落ちると思われて株がやられとるわけや。

 

Boeingはここのところ上がっとるが、この会社は実際に多くの航空機をつくって売っとるやろ。だからわいのファンドはこの株を持っとるんや。あとは何や?Fordは実際に車を作って売っとるやろ。15万台のF-150 lightningの注文が瞬く間にソールドアウトや。Teslaと一緒や需要が供給を大幅に上回っとるんや。古い犬が新しいことをやるのをマーケットは喜んどるんや。Fordは今利益の12倍の株価や。今日+11.67%上がったが、それでもこのバリュエーションや。わいはもっともっと高くてもええと思うで。

 

他の株も上がっとるで。別になんのニュースもないのに上がっとるやつもあるで。例えばWells Fargoや。株は安くて金利上昇の恩恵を受けるで。今日は3.98%も上がっとるんや。JPMorganも+3.79%や。Honeywellはダウングレードがあったにもかかわらず+1.06%や。もちろんテクノロジー株対テクノロジ株以外といった単純なものではないで。テクノロジー株の中でも安い株はいっぱいあるんや。例えばIBMや。今日は+1.46%や。こういう会社はDeereのように、容易に評価できるビジネスをやっとるんや。そしてそういう株があなたが今欲するべき株なんや。

 

結論としてはOkta vs Deereがこのマーケットを理解する象徴的な例なんや。Oktaは有罪なんや。なんでかって?ビジネスが悪い?そうじゃないんや。ただただ株価のバリュエーションが高いということで有罪なんや。そして実際そのことが今のマーケットで意味を持つ唯一のことなんや。

 

 

一日前と対照的でしたね。

 

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