アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】今日は鼻をつまんでも株を買う日やったんや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/24のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

時にこの世の物は何もワークしないんじゃないかという気分になる時があるで。センチメントも悪いし株式市場も下がりまくるし、もう何もワークしない。こんな世の中は嫌だ。そう思った時はどうすればええと思う?何もかも投げ出して売るんやないんや。こういう時こそ買うんやで。ふざけてないで。買うのが正解なんや。なぜならだいたいの物事は、はじめに怖れられとったよりも悪くならなかったと後から思う方が多いからや。今日はダウは+0.29%、SP500は+0.28%、そしてナスダックは+0.63%やったんや。このプラスは驚きやろ?なんで驚きかというと、日中めちゃめちゃ株価が下がっとったからや。ナスダックなんか-3%以上の下落やったんやで。そこからのカムバックは怪物級やったで。そしてこのカムバックはしばらく続くかもしれんで。なぜなら痛みを耐えきれずに株を売り払ったウィーク・ハンドの人たちが多く株式市場からいなくなったはずやからな。

 

この日のボトムでの下落ぶりはすごくて、マーケットは経済停滞が心配されるととめどなく下がっていくんやが、やけどその後は常にオーバーシュートがあるんや。わいがフォローしとるSP500 Proprietary Oscillatorの数値はなんと今日は-7やったんや。ここまで低い値やったら、鼻をつまんででも何か株を買わんとあかんのやで。なぜならこのレべルになった後はほとんど毎回売られすぎからの株価のバウンスがあるからや。

 

わいはもう30年前にマーケットのボトムをぴったりあてようとするのは無理やとあきらめとるんや。やけどデータとしてSP500 Proprietary Oscillatorを毎日チェックして状況をつかもうとしとるんや。そして今日、CNBC Investing Clubの朝のミーティングで、会員の人はわいが何を言ったか聞いたやろ?ちょっとそこを抜粋してみよやないか。「わいはこのレベルだと買いに傾くで。その理由は、わいらは今リセッションの中にあるとは思わんからや。多くの人が今株を売りたくて、実際に売っていて、だから株価が落ちているわけやが、なんで売りたいのかという理由は、自分が痛みから逃れたいからや。やけど痛みから逃れたいというのは感情の問題や。わいの昔の本、ウォール街中毒者の告白では、以下にわいが昔、感情にとらわれて、それでうまくいかなかったかを書いとるんや。ということで素直に感情に従ったらたいてい負けるで。そうじゃなくて、やらなければあかんのはその反対なんや。今日のような下落の日こそ、株を買わんとあかんのや。」

 

そしてわいは朝言った通りに、わいのファンドは株を買って買って買ったで。最近だとわいらはrecession scareとしては三つあったで。2018年の2月では、愚かなVIXのオプショントレーダーが市場がクラッシュするかというようなことをやったんや。2018年の終わりにはまだ就任して新しかったパウエル議長が利上げをどんどんやるというタカ派発言をして市場が下げたで。そして2020年の3月のCOVIDのパンデミックや。今はもう株価が回復したことがわかっとるからたいしたことなかったように見えるかもしれんが、それぞれの時ではかなりやばいことになるんやないか、と、その時その時の恐怖はめちゃめちゃ大きかったんや。やけど株式市場は回復するんや。下げの途中で買うと、まだ下がるのに馬鹿だなあと、愚か者のそしりを受けるかもしれんし、わいだって今朝買えと言ってからも株価が下がり続けた時はそうやったが、やけど今のところは奏功したやろ。

 

株価が大きく下落しとるときでもいずれは売り手の火力は無くなるんや。そうなった時がクラシックな、クレッシェンド・ボトムや。セリング・クライマックスとも言うけどな。今、水曜日にしゃべるパウエル議長が予想されとるよりももっともっとタカ派なことを言うんやないかという恐れが皆に広がっとる。インフレの過熱ぶりが凄まじいからな。緩いことをやっとったらどうにもならんと思っとるやろう。そしてあとはウクライナの要素もあるよな。確かにウクライナの状況はめちゃめちゃタフや。先物は昨日の夜上がっとったんやが、バイデン大統領が在ウクライナの大使館家族を非難させると言ってから先物はどんどん下がったんや。

 

やけどやっぱり大きいのはパウエルやろう。インフレを抑えるために利上げをして量的引き締めをして、経済をスローダウンさせるんやないかという恐れが大きいんや。じゃあなんでここで売ったらあかんのや?売った方がええんやないか?売ったって、もしその株が好きなら買い直せばええやないか。もしかしたらパウエルがしゃべってから買い直すとかすればええやないか。それが、多くのマネーマネジャーが今朝やったことなんや。株をいっぱい売って、もしかしたら水曜日に買い戻すかもしれんという感じなんや。

 

やけど感情に基づくんやなくて、規律を持つという方法があるんやで。目線を広く持って、株価が下がってきてバリュエーションが低くなってきたら買っていくということや。グレートリセッション以外では全ての一時的な急落でワークするんや。ということでキーの質問は、リセッションが来るのかどうか、ということや。わいはパウエル議長は経済をめちゃめちゃにしたりはせんと思うで。彼はもともと優秀なんやが、今の職について4年間で多くのことを学んどるはずや。彼は2018年の、タカ派発言で市場を下げた過ちは繰り返したくないと思うんや。やけどなんでインフレを過度に怖れる人はそ思わんのや?それはやっぱり感情の問題が大きいんや。株価が下がることが今のメインストリームになっとって、皆それに巻き込まれるのが怖いんや。

 

やけどわいはここで、決算はそれほど悪くないことを強調しておきたいで。わいの捉え方としてはポジティブや。既に多くの企業からの素晴らしい数字を見とる。P&Gの決算は良かったし、BACも良かったし、多くの地方銀行も良かったし、そしてたったさっき決算があったIBMも良かったやろ。真に失望をうんだのはNFLXとJPMだけや。わいは決算の崩壊がいろいろな会社で集団的に見られとるとは全然思ってないで。もしかしたらわいは過度にBullishなのかもしれんが、やけど規律を持って投資機会を探るという姿勢は大事なんや。規律を持っとるから、例えばわいは最近Dupontを売ったで。さしたる理由は無いが利確しときたかったから、規律を持って利益を確定したんや。わいは欲張りになりすぎたくなくて、わいが考えるレベルに十分到達したから売ったんや。同じように規律を持って、石油会社を買ったりしとるんや。多くの人が石油会社のラリーは終わったと思っとる中、わいの規律はそう思わんのや。

 

規律というのはハードや。株価が急落中に買ったり、お気に入り銘柄が急騰中に利確したりせんとあかん。規律は更に、ゲームストップのような株に手を出したらあかんことを意味するし、今のような状況になってはSPACや他の軽いIPO株を処分せなあかんのや。そういう中でBullが捉える銘柄というのはあるで。例えば今日はKohl'sが36%も上がったんや。複数の投資ファンドから買収提案を受けたと報じられとるんや。ハウジング株はリバウンドしとる。リセッションだったらもっと下がっとるはずや。リテールも上がっとる。リセッションだったら下がっとるはずや。Home Depotとかも今日は4%以上上がっとるんや。そして今日最もエキサイティングだったのは、ここまで株式市場を下げてきた大きなテクノロジー会社が上がったということや。Adobeは+3.95%、ServiceNowは+3.56%や。別にこの上がりが続くと言っとるわけやないで。先週のようになるかもしれんで。やけど今日の動きでわいの気分はずっと良くなったんや。

 

さて、最後に、さっきクレッシェンド・ボトムといったが、クレッシェンドの意味について説明しとくで。これは凄まじい下げということで、10個株があったらそのうち9個以上は下がる状態ということや。そしてこの状態は典型的な買いシグナルなんや。こういう状態というのが、株を売ろうかなと逡巡しとる弱い買い手がもう駄目だと株を手放した状態なんや。こういう時にセリングクライマックスがおこるんや。例えば今日の凄まじい下げのような時や。皆の恐怖が大きすぎて、売りたい人は皆株を売ってしまって、その挙句売りが尽きてしまう状態になるんや。短期のボトムというのはいつもこういう時につけるんや。クレッシェンドがおこる時というのは恐怖が大きすぎて皆その恐怖をハンドルできない時なんや。だからわいは今朝のCNBC Investing Clubでそれにはまるな、やるべきことは逆だと言うたんや。

 

こういうボトムというのは売り手が枯れた時におこるんや。買い手が楽観的になったからおこるんやないで。そしてこういう時はもしかしたらまたボトムの位置まで株価が戻ってくることもあり得るで。もし今日だけの短期で株を買った人は、明日の朝10-11時に利確するんや。やけどわいが言いたかったのはそんな短期の振る舞いやないんや。結論やが、今日の動きでわいは今一度、規律を持つことを強調したいと思うで。別に超短期で売らなくても、今日下落の中で株を買えた人は、その決定に後々ハッピーな思いをすると思うで。もしかしたら水曜日に、意外にポジティブなことになって驚くことになるかもしれんしな。

 

 

自分は下落の中で3銘柄を買い増しました。

 

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