こんにちはマカベェです。株式投資の際に大事なルールとして、ジム・クレイマーが25個あげているので、一つずつ見ていきましょう。
ジム・クレイマーの株式投資のための25のルール、その12は、「現金を持つのも勝者だ。」です。ジム・クレイマーの株式投資大作戦という本の中にも書かれています。
多くの投資家はどんな相場環境下でも、常に株式で運用していなければいけないと思っとる。株式投資をしとる人はキャッシュポジションのままにしておくのを嫌う人が多いんや。やけどこれはナンセンスや。時に株式使用が全く魅力を無くす場面もあるんや。そういう時に現金というのはパーフェクトな避難先なんや。
わいは14年間ヘッジファンドのマネージャーをやったんやが、大きな運用成果を誇れた理由の一つが、1987年のブラックマンデーの時も含めて、しばしば一時的にほとんどの株式を手放して、現金化するという戦略を巧みに使ったからや。キャッシュにしておくというのは時にはベストの戦略になるんや。
例えばいつも100%株式投資をしとる人が、ちょっとマーケットの風向きが怪しいから、それを95%に落としたりして、それで十分という顔をするわけやが、そうじゃないんや。もしあなたがどのセクターの投資もぴんと来なかったら、躊躇なくポジションを解消して現金にしとくんや。あなたのポジションに対するヘッジをしようとか、そういう余計なことをするんやないで。ただただ現金にしとくんや。
ショートだってロングだって、ポジションを持っとったら結局やられるリスクはあるんや。両方持っとって、タイミングによっては両方やられたりもするんやで。少なくとも片方の損をカバーできる得が得られるとは限らんのや。そうじゃなくて、危ない時はただ現金を持っておく、これがあなた自身を守るとてもいい方法なんや。現金を持っとったら買い増しもできるし心の余裕もあるやろ。現金こそ市場変動のリスクに対する究極のヘッジなんや。株式を中心に資産を増やしたいなら、相場が一時的に上昇したところで現金比率を高めて下落局面に備えるのがわいの流儀なんや。
わいはかつて、ウォール街で最も大きなオプショントレーダーの一人やったんや。そのわいが言うで。例えば持っとるポジションをヘッジするためにプットオプションを買ったときなんか、ほとんどいつもそのお金を失なっとったんや。ヘッジ目的じゃなくて、下落するやろう、ファンダメンタルズに対してオーバーバリューされとる株を、そういう目論見でプットを買ったときは儲かったんやけどな。
多くの人は株式市場から出たがらないんや。ポジションを解消して現金にしたくないんや。皆現金にしておくと、株式市場を違ってお金が増えることはないと思っとる。もしくは、現金にすることは敗者のすることやと思っとる。やけど、わいはあえていいたいで。現金化は勝者の戦略や。もし株式市場のメジャーな下落に巻き込まれることを避けたいなら、現金こそが正解なんや。
もしあなたがマーケットの地合いが気に入らなかったり、もしくは株式市場にお金を入れておくいい理由がないと思ったなら、現金を持っとくんや。地合いが悪い時に現金化して間違うことは少ないんや。個別株投資でも、本当にほれこんだ銘柄に対して、株価が高すぎると思えば売り、低すぎると思えば買えばいいわけやが、適切なタイミングで出動するためにも現金を持たんとあかんのや。
いい言葉です。
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