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【ジム・クレイマー】マーケットが脚注付きの悪い数字を受け入れ始めた!ということは株式サイクル的に買いに入れる状況や!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの6/2のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日の株式市場ははじめは下落から始まったんやが、そこからどんどん上がって、結局ダウは+1.33%、SP500は+1.84%、そしてナスダックは+2.69%と大きく上昇した日になったんや。今朝、朝のSquawk on the Streetという番組で、わいらはマイクロソフトの業績見通しの引き下げについて語ったんや。あのソフトウェアとウェブのキングが、売上高もEPSも予想を下方修正したんや。今のマーケットではこういうことがあったらどうなるか想像できるやろ?朝の番組でわいらもこのニュースでなんとマーケットに悪いことかと思ったんや。マイクロソフトとしてはこの下方修正は、不利な為替レートの動きによる影響としとるんや。ドルが高くなっとるからな。

 

やけどここでアステリスク「*」をこの下方修正にはつけんとあかんのや。為替の動きでどうのこうのというのと、マイクロソフトの実際ビジネスがうまくいっとるかどうかは、二つの別の話でもあるんや。朝の番組でわいのパートナーのDavidは、マイクロソフトの需要は弱くなっていないどころか、今の状況でも強いということは実際これは素晴らしいことなんやないかと言うたんやが、今日の株価の動きはその言葉が正しいと言わんばかりやったで。MSFT株は下落で始まったんやが、日中どんどん上がって、結局+0.79%で一日を終えたんや。

 

わいが昼にCNBC Investing Clubの生放送をやっとった時には、MSFT株はどんんどん上がってもう少しでプラスになるというところまで来とって、わいはメンバーには業績の下方修正はアステリスク、「脚注付き」のことやと言うたんや。要するにこの下方修正は重要やないということや。わいにとっては、ここのところずっと、マーケットは大きなネガティブに包まれとって、やけどそういう中でこのMSFT株の、いったん下がってからの上昇は重要な意味を持つと思うで。脚注付きの悪いニュースで株価が下がったのがすぐ持ち直す例として最近だけでも三つあったんや。

 

例えば先週のNvidia株や。決算は売り上げもEPSも素晴らしかったんやが、ガイダンスを大きく引き下げたんや。そのことで株価ははじめ大きく下がって、やけど次の日の市場で素早く回復して、結局+5%で終わったんや。経営陣は、ガイダンスの引き下げは中国のロックダウンの影響であることをはっきり賢く説明したんや。Nvidiaのビジネスが悪いわけやないんや。ガイダンスの引き下げはすなわち脚注付きやったわけや。マーケットは中国のロックダウンを脚注付きで咀嚼したわけや。中国のゼロCOVIDのポリシーが悪いことを、そしてNvidia自体は悪くないことをマーケットは受け入れたわけや。

 

二週間前には何があった?Ciscoの決算があったやろ。この決算もNvidiaの時と同じように、中国の影響でガイダンスが悪かったんや。アップルもスターバックスもナイキも中国問題が大きいんや。その中で、中国問題が脚注付きとしてみなされたら、それはマーケットにとってめちゃポジティブなことやろ?Nvidiaの決算ぐらいからマーケットが変わってきたんや。

 

Salesforceの決算はどうや?決算があってすぐ株価は下落したんや。彼らは売り上げ予想をカットしたからな。やけどその後Mad Moneyに来てくれたマークべ二オフは何を言うとったか覚えとるか?売り上げのカットはマクロ経済をとりまく状況のせいで、会社の問題は何もなく、だからEPSの通期見通しは引き上げたんや。そのことが理解されてすぐ株価は急騰して、Nvidia株のようにどんどん後ろを振り向かずに上がり続けたんや。わいはCNBC Investing Clubのメンバーには言うたが、CRMはまだまだ安いで。ここからもっと株価は上にいくと思うで。

 

ということで、マーケットの心理状態は本当に変わったのかということが重要よな。Fedが金融引き締め宣言をしてからというもの、エネルギー株とユーティリティー株を除いたほとんど全ての株が大きく下落してきたんや。脚注付きにすべき、様々なネガティブ要素に対して、脚注をつけんかったんや。サプライチェーン問題、港湾混雑問題、トラックドライバー不足、COVIDの影響、戦争、わいらはいっぱい痛めつけられてきたんや。終わりのないように見えるようなネガティブ要素に、これまでは脚注はつけられてこなかったんや。

 

やけどわいはゆっくりと、今までのネガティブさが株価を十分下げてきたという雰囲気を感じるで。ウォール街はゆっくりと、経営陣の問題ではない、会社の問題ではないことについて、脚注付きで解釈するようになってきたんや。もし例えばCiscoの決算が今日やったら、二週間前のように株価は落ちんかったかもしれんで。Best Buyの決算は株価を上げたかもしれんで。別に経営陣が数字を出さないことが常に正当化されると言っとるわけではないで。わいのファンドはPayPalとAmerican Eagleを最近売り払ったわけやが、こういう会社はNoや。

 

やけど、以前やったらひどく売られとった状況で株価が売られないどころか上がるようになっとる。株式市場の下落で多くの株が下がらないレベルに来とるかもしれんと思っとるで。じゃあそれはなんでなんや?インフレが終わったんか?そんなことないで。いろいろスローダウンというデータは出て来とるが、それでもFedの利上げが必要なことは明らかや。じゃあ中国のCOVID問題が軽くなっとるからか?その兆しは見えとるかもしれんが、まだまだやで。COVIDに関しては、わいらはここまで何回、完全に撲滅したと思って裏切られてきたことか。

 

そうじゃなくて、わいは、経済サイクルではなく、それとは別の株式マーケットのサイクル的に、IPOウィンドウも長く閉じることで株式の希釈化もおこらなくなったし、ここ数年でIPOした株もそのほとんどは大きく既にやられたし、特にSPACは惨めにやられたし、下げが止まるところに入っとるんやないかと思うんや。Chewyの決算見たか?今日は24%も上がったで。今は多少は大胆になって、一つ二つの傷は気にせずに、ここまで複数回の利上げがあるということで大きくクラッシュしてきたディスカウントされた株を、あまりためらわずに買っていける時かもしれんで。わいはそういうレベルについに来たと思うんや。

 

結論やが、脚注付きの見通し引き下げが、NVDAとかCRMとかMSFTで株価的に大丈夫やったということで、わいらはここでいくらかは買っていってええと思うんや。

 

 

ここからしばらく上がってほしいです。

 

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