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【ジム・クレイマー】この3つの重要イベントが10月全体の方向性を決める!?今週のゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/30のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

9月よ、さようなら。グッバイや。ひどい月やったな。9月は例年、最もダメな月なんやが、今年の9月は特にひどかった。マーケットはそのひどい9月をまたまた醜い日で締めくくったよな。ダウは-1.71%、SP500は-1.51%、そしてナスダックも-1.51%やったんや。なんでこんなに下落するんや?コモディティーインフレはわいらは制御できるようになった。やけどやっぱりWFHの重荷がすごいんや。普通はWFHというと、Working From Homeよな。今日はWFHだ、と言うよな。やけどここ、Mad Moneyではその意味じゃないで。Wage、Food、Housingの略や。賃金、食品、家や。これら3つがまだまだ最もしつこくインフレが残っとる分野なんや。

 

FedはWFHをなんとかせなあかん。その結果としてあなたの家の値段は下がるし、あなたのポートフォリオも下がる。WFHのインフレを叩くには皆の購買力を下げんとあかん。まだまだFedはWFHを制御するのに苦労しとるんや。だからひどい9月が終わって10月が来るからと言って、10月が明るい月になるかはわからんで。労働力不足は続いとるし、悪天候やロシアとウクライナの戦争が食料品にも影響を与えとる。どんな理由やろうが関係なく、とにかくWFHはまだまだ過熱しとるんや。家の値段は今ローン金利が7%まで上がったから、下がってくるとは思うが、とにかくまだまだFedは利上げを継続する気まんまんや。

 

ここまでの3回連続の0.75%の利上げも異例やったんや。そしてそれがあなたのポートフォリオに打撃を与えとる主要因や。そしてFedは利上げを続けるわけやから、あなたが受ける打撃も継続的やで。だからここで大事なのは、ひどい9月の状況が10月も続くのかどうかや。状況が変わる可能性はあるで。やけどわいは悪夢は続く公算の方が大きいと思っとるんや。そういうことを踏まえて、来週のゲームプランを見ていこうやないか。

 

来週は3つの重要イベントがあるんや。そしてこの3つのイベントで基本的に、10月がひどい9月のただの継続の月になるかどうかが決まるんや。まず一番大事なのが、金曜日の雇用統計の発表や。この発表がどうなるかで、10月まるまるどうなるかが決まると言っても過言ではないで。わいは残念ながらこの雇用統計も強いと思うんや。雇用は強すぎるし、賃金は高すぎる、そういう数字が出てくると思うで。今はいいニュースは悪いニュースという状況や。わいらは多くの人が解雇されとるのを見たいし、多くの人の給料が下がっとるのが見たいんや。やけどわいはそういう数字がこの雇用統計で発表されるとは思わんで。アメリカではまだまだ多すぎるビジネスがはしっとる。

 

あとの2つの重要イベントはクリーブランド連銀のメスター総裁に関わるものや。火曜日の市場が開く前、そして木曜日の市場が閉まった後、彼女が講演でしゃべるんや。彼女はFedの中でもタカ派の主要人物や。わいは銀河系の守護神とよんどる。彼女は何が何でも銀河系全体をインフレから守るという強い意志を持っとるかのようなんや。利上げがリセッションをおこしても彼女は気にしないんや。わいは想像しとるんやないで。実際彼女が言うた言葉をそのまま伝えとるんや。

 

わいは個人的には、利上げをしすぎでシビアすぎるリセッションを引き起こすのは手堅くない、危険なことやと思っとる。利上げを急ぐ気持ちはわからんでもないが、ここまできたら、より利上げを緩やかにして、その間状況がどのように推移していくかを注視するのも一つの方法やと思う。金融引き締め自体には大賛成や。やけどここからの急すぎる利上げはどうなんや?やけどわいはFOMCの委員でもなんでもないから、わいの意見は関係ないんやが、とにかくメスターが口を開けばあなたのポートフォリオが打撃をうけるで。

 

まあでもポートフォリオが打撃を受けたらあなたの消費も落ちて、結果WFHの状況が良くなるんや。ひどいことやが、これしか実際WFHのインフレに対処する方法がないんや。まあかすかないいニュースがあるとすれば、メスターがしゃべるのは雇用統計の前や。もし雇用統計が強くても、そのことを材料に彼女の文言がエスカレートすることはないで。ただ悪いニュースは、どのみち強い雇用統計はあかんし、その前でもメスターが断固とした強い引締め姿勢を示せばそれもあかんということや。

 

じゃあこれらに対してあなたはどうやって自分のポートフォリオを防衛すればええんや?それはいいバランスシートを持っとって素晴らしい配当を出しとる、優良な会社の株のみ持つことや。これからもこの状況が続くやろうから、そういう株だけを持つことはここから長期に渡って大事かもしれんのや。わいはもっと面白いポジティブなことを言いたいんやが、2年債金利が4.1%の高さで安定しとる今はそうもいかんのや。

 

今多くのマネーマネジャーが、わいらはひどいリセッションに向かっとるというとる。2007-2009年のリーマンショックに匹敵するかもしれんとさえ言うやつもおる。わいはそんなことはないとはっきり言うとくで。何がおこってもおかしくないことは確かやが、銀行のバランスシートは、金融危機がおこるには強すぎると思うで。昨夜Mad MoneyにMorgan StanleyのCEOのJames Gormanが来てしゃべってくれて、状況は厳しくなっていてこれから痛みを更に伴うことは確かやが、そこのところは否定してなかったが、それはでもここまであまりにイージーマネーで簡単な商売が出てきた反動で、危機に陥るなんてことはないと言うたんや。

 

彼は4-4-4ということを言うとって、4%の失業率、4%の金利、そして4%のインフレでとりあえず落ち着くんやないかと提唱しとったんや。失業率はここから上がって、金利はここから少し上がったところで、インフレはここから半分になる。インフレは2%が理想やが、そこまでに4-4-4の段階を経るんやないかということや。もしこのシナリオが確かなら、10月とかに株式市場がとりあえずのボトムをつけてもおかしくはないで。ただ今そのことを確信をもって語ることはできん。まだ早すぎるんや。10月が9月のようなひどい月になる可能性も全然あるわけやから。

 

さて、決算ということでいうと、水曜日にわいが注目しとるのは52週底値を更新しとる消費者製品メーカーのHelen of Troyと、52週高値に向かっとるフライドポテトの会社のLambWestonや。この2つは対照的で、今のマーケットでおこっとることの象徴なんや。Nikeの決算見たか?ひどいことになった会社の株価は大きく売られる。いい会社はじわじわと高値に向かう。この決算後も対照的なうごきになるかどうか注目や。

 

木曜日は更にわいのファンドが持っとるConstellation Brandsの決算発表があるで。わいは売り上げの数字は素晴らしいと思うで。ただメキシコでのガラス不足と水不足がどの程度利益を圧迫しとるのか、それに注目しとるで。Conagra BrandsとMcCormickの決算発表もあるで。Conagraは長年何もしてこなかったんやが、成長するために何かせなあかんと思うで。McCormickは既に数字が悪くなることをプレアナウンスしとるから、おそらくその通りの、下手したらそれより悪い数字が発表されると思うで。McCormickは素晴らしい会社やとわいは思っとるが、ここ3-6カ月はペナルティーボックスの中におるで。

 

木曜日は更にNorwegian Cruiseのアナリストミーティングがあるで。ライバルのカーニバルの決算後の下げを見たか?ひどい決算の数字やったで。それにつられてクルーズ銘柄は下がっとるわけやが、わいはNorwegianはカーニバルよりはええと思うやが、やけど状況は厳しいやろうな。金曜日はTilrayの決算発表があるで。今大麻の合法化の機運が高まっとることを感じるで。バイデン政権のやり残しとる仕事や。わいは政治家じゃなくて株式の投資家やから、合法化うんぬんを詳しく言うことはせんが、Tilrayの株価は地の底まで落ちとるから、ひょっとしたらここで買って我慢したら何かあるかもしれんで。まあでもここからまだまだ利上げは続く状況やけどな。

 

結論やが、Fedは2007年に利上げをやりすぎて経済を壊したんや。今彼らは利上げをせんとあかんことは確かやが、同時に手堅くもいかんとあかんのや。2007年の二の舞はごめんやで。

 

 

10月も厳しい月になりそうですね。

 

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