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【ジム・クレイマー】銀行ショック!どこまで恐怖を感じるべきなのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

結構効果が出てくるまでに時間がかかってしまったと思うんや。何の話かというと利上げの話や。ここまで八回の利上げを経てきて、そのペースはマシンガンのように早かった。やけどパウエル議長はマシンガンをぶっぱなしとるのに何も撃ち抜けてないような感じやったんや。インフレの数字が強いままやったんや。今までは、や。今日までは、や。今日はしかしわいらはついに認識したで。商業用不動産のセクターがめちゃめちゃ打撃を受けとるということを。仮想通貨もやられとるし、スタートアップ経済もIPOが閉まっとることでやられてしまっとる。

 

今日ははじめは上昇しとったんや。それはなぜかというと、新規失業保険申請件数が2.1万件増の21.1万件と、市場予想の19.5万件より上で、特にニューヨークとかカリフォルニア州で申請件数が増えとって、労働市場の強さのある程度の軟化が見られたからや。賃金インフレに困っとる今の状況では、こういう弱いニュースはプラスや。だから今日は株価がはじめ上昇しとったんやが、午前中からどんどん下落し始めて、結局ダウは-1.66%、SP500は-1.85%、そしてナスダックは-2.05%と、大きな下落の日になったんや。

 

なんでこんな下落がおこったのかはシンプルや。ひとえに銀行株が急落したからや。崩壊したんや。大きい銀行、小さい銀行、地方銀行、全部下がったんや。ETFのKBEは-7.28%も下がったんやで。Fedは賃金インフレと戦っとって、この銀行セクターはFedにとっては戦場でもなんでもないわけやが、じゃあなんでこんなことになっとるんや?今日はいろいろな解釈が乱れ飛んで、中には間違っとる解釈もいっぱい見受けられたから、わいが真実を語っていきたいで。

 

まず一つ目は、商業用不動産投資信託の分野に崩壊がおきとる。多くの会社の株が大きなダウングレードを受けとるんや。パンデミック以来のwork from homeでまだ完全には以前のようにオフィスに戻らない状態が続いてついに崩壊が表に出たしたんや。問題が激しく表面化しとるのはニューヨークとサンフランシスコが主なんやが、局所的やからといって問題が小さいわけではないで。そしてこれらのREITの不調が、そこにお金を貸しとる銀行に波及しとるんや。どんな銀行が貸しとるかやって?ほとんど全部や。

 

わいはこの状況はいずれいい方に向かうと思うんやが、でもそうやって予想することは別に今の銀行株の下落を止めることにはならないで。今日はさながらに、Commercial Real Estate Pandemicというところや。やけどこのセクターだけじゃないで。今日更に大きなニュースがあったのは、シリコンバレーを中心に事業を展開する銀行のSVBファイナンシャル・グループが、バランスシートを補強して資金繰りに苦しむ新興企業からの預金減少を乗り切るために、昨日17億5000万ドルの株式売却を発表したからや。ポートフォリオの売却可能有価証券を実質的に全て売却したんや。たった一日でやで。それほどことは急を要したということや。シリコンバレーの会社の経済状況が急激に悪くなったということや。

 

このニュースでなんとSVBの株価は60%も下落したんやで。これはかなりショッキングな出来事やった。だって皆はSVBはめちゃめちゃええ銀行やと思っとったからな。わいは比較的手堅い銀行やと思っとったんや。まさかこんなことになるとは。この影響でスタートアップの会社も打撃をうけるやろう。今IPOウィンドウが閉じとるから、もはやスタートアップは資金調達がめちゃめちゃ難しくて、それにこのSVBのニュースや。スタートアップはいきなり苦しい状況になる。よりリスクが高くなる。そしてそのリスクの蓄積を今日このSVBのニュースが表面化するまではきちんとわかってなかったかもしれんのや。

 

もしかしたら今奮闘しとる、次世代のビルゲイツやジェフベゾスは借りたお金をかえしきらんかもしれんし、資金調達がげきむずになってビジネスのお金がショートしてしまうかもしれん。上場できなかったらお金を借りるしかなくて、やけどSVBのような銀行がバランスシートが急激に悪化したとしたらどうや。皆、たった今資金が必要なんや。ここまでこのような状況が表面化してなかったが、ついにFedの急激な利上げの影響がこういうニュースになって表れた。わいは今朝までこんなことになっとるなんてわからんかったんや。

 

こういう状況で大きな打撃を受ける業界、会社たちが水面下でどれほどあるのか。他の銀行はどうなのか。不安が募るのは無理ないことや。後は仮想通貨とかもここまで大きくやられてきて、その痛みが改めて顕在化してきとる。仮想通貨業界の苦境を受けて経営難に陥っとる銀行のシルバーゲート・キャピタルは、銀行業務を縮小して資産を任意清算する計画を今日明らかにしたんや。これを受けて今日株価は42.16%も下落したで。SVBがスタートアップの御用達だったように、Silvergateは仮想通貨界隈の御用達銀行や。仮想通貨が苦しくなったらこの銀行も苦しくなるのは当然や。

 

SVBのような銀行は他にもあるし、Silvergateのような銀行も他にもある。苦境に陥っとる。わいはSVBの株価は下がりすぎやと思うが、やけど皆に明らかな恐怖が蔓延したんや。銀行が変になった時の恐怖というのは大きいんや。わいはSVBとかのあおりを受けて他の銀行株も下がりすぎやと思っとる。大銀行とかは全然自分たちで対処できるはずや。となると、例えばJPMorganとかも今日は大きく下がっとるが、この下落は買いの好機を提供しとるとも言える。ただ今買うんやないで。今日はまだたった一日目や。買うには早すぎるんや。買う前にもっと様子をみんとあかんで。

 

さあこういう状況の中でやはり注目は明日の朝の雇用統計の発表や。もし数字がホットじゃなくてクールなものやったら、買い場がくると思うんや。SVBもSlivergateも大事ではあるが、やけど言うても彼らはニッチなプレイヤーや。業界を代表するリーダー企業というわけではないで。全体をそこまで脅かすほどではないんや。だから霧がある程度晴れたらわいは今日大きく下落した銀行株を狙っていくで。

 

結論やが、雇用統計での非農業部門の雇用者数と賃金の伸びに大注目や。もし数字が弱ければ、またグロース株とかテクノロジー株に投資できる時が来るかもしれん。そして霧が晴れたら銀行株すら買っていけるようになると思うで。やけど今やないで。今日は銀行がいかに打撃を受けているかが顕在化した日やった。そういう意味では象徴的な第一日目といえる。まだ様子をみながら、やけど過度に恐怖を感じずに冷静にいこうやないか。

 

 

だんだん綻びが出てきましたね。

 

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