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【ジム・クレイマー】ついにいろいろな会社の期待値が落ちるところまで落ちてきたのかもしれん!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ちょっとSVBとかファーストリパブリックとか、銀行の問題にわいらはとらわれすぎとるかもしれんな。その背後で大事な決算発表がどんどん進行しとるんや。今日はダウは-0.12%、SP500は-0.16%、そしてナスダックは-0.45%と下落の日になったんやが、全体としてはそれほど悪い日にはならんかった。やけどマーケット全体はもしかしたらネガティブになりすぎとるんやないか?そういうことを示す五つの決算が今日あったからそれをとりあげていきたいんや。その五つの決算のうち、四つは株価を大きく上昇させたんや。

 

まずその五つの決算のうちの三つが今日の朝発表されたんや。McCormickとWalgreensとPVH。McCormickはスパイスメーカーや。Walgreensはドラッグストアで、PVHはアパレルや。カルバンクラインとかの親会社や。これらの会社の決算が今朝あったんやが、全ての株が大きく上がったんや。わいはちょっと、え?と思ったんや。まさかこんなに上がるとは。数字がそんなに株価が上がるほど良かったかと言われると、そこまでの数字やないというのがわいの意見や。

 

これら三つの会社にはわいは去年とか一昨年を通して失望を抱いてきた。ええ数字が出せんかったからや。その結果として人々の期待のバーがどんどん下がった。その結果今回ちょっと予想よりええ結果が出たということで株価が大きく上がったんや。すなわち、数字がめちゃめちゃ良かったというよりは、期待がそんなに大きくなかったということや。

 

PVHは売り上げもEPSも予想をクリアした。あとはガイダンスも公表したが、通期のEPS、売上高とも予想を上回る見通しを発表したんや。売上高のガイダンスは、予想が1.6%増のところを3~4%増やったんや。EPSのグロースは10%をみとるんや。この二けたのグロースは確かにApealingや。ただ中身をきちんと見ると弱いところもあるで。例えばTommy Hilfigerの売り上げがYoYでたった3.4%成長しかなかったり、とな。全体的にアナリストの予想が低かった、くりあすべきバーが低かったということなんや。別にブローアウトな決算というわけではなかったで。なのに株価は20%以上も上がったんや。

 

じゃあWalgreensはどうやった?EPSも売り上げも予想を上回った。ただ粗利益率は予想の21.6%よりも低くて20.5%しかなかったし、通期のガイダンスでのEPSも予想4.5のところを4.45-4,65と、大きく上回っとるわけではないで。なのに株価は上がって今日は+2.67%やったんや。なんでそうなったかというと、そもそも予想されとる数字が低かったんやが、みんなその低い予想ですらクリアできないんやないかと思っとったからや。

 

McCormickはどうや?売り上げもEPSも予想をクリアしたが、値上げをした分より少ない商品しか売れてないんや。なのに株価は10%も上昇したんや。繰り返すが、この企業に関しても、皆期待値が低かったんや。そもそも低い予想もクリアできないんやないかと思われとった。そもそもこれらの株は長年いけてない。PVHは今$88やが、10年前の株価は$106や。Walgreensは10年前、株価が$48やったんやが、今は$33しかない。全然増えてないんや。

 

これらの三つの株が今回上がったのは、そもそもこれらの会社が今まであまりに長い間期待を裏切ってきて、予想されとる数字がどんどん下がって来たからや。こういう会社は多くある。どんどん予想が悲観的になってクリアすべきバーが下がりすぎとる会社たちや。一見ポジティブサプライズをおこしやすい株が、ちょうどここら辺のタイミングで重なって見られとるんや。

 

今これら三つの株は株式市場全体を代表しとるかもしれんと思うで。メガテック株は除いて、その他という意味で、や。ここまでずっとひどい業績だった会社は多くある。インフレの直撃も受けとるし、利上げの直撃もうけとる。サプライチェーン問題もあったやろ。ただ今、ようやく風向きが変わって来たかもしれん。その象徴のようなこれら三つの株の決算だったんやないか。繰り返すが、数字がとびきり良かったわけではない。ただここまでの期待値が下がりすぎとったんや。そして各企業はインフレを飼いならして商品の値上げとかで対応してきとるんや。

 

たぶんあの会社は決算をミスするやろうと思われとった会社が、以外にもそこそこええ数字を発表することがこれからも続くかもしれん。この決算シーズンは実はそういう決算が続出したりするかもしれんで。今夜のLuluLemonの決算だってそうや。EPSも売上高も予想を上回って、既存店売上高も予想を上回ったから、株価は時間外で10%の大幅高や。この決算の数字はめちゃめちゃいい数字だったかって?答えはNoや。ただ低い予想はクリアしたんや。前回の決算をミスして怖がらせた人々が意外に良かったなと思ったんや。

 

コモディティー半導体のMicronの決算もこの引け後にあったで。これもWalgreensのケースみたいやったんや。期待値がめちゃめちゃ下がっとるんや。だから、売り上げもEPSも予想をミスしたが、時間外でそこまで株価は下落してなかったりするんや。なんで株価はクラッシュせんのや?なぜならもうわいらはこの会社の数字が冴えないやろうことを予想しとったからや。

 

結論やが、ついにいろいろな会社の期待値が落ちるところまで落ちてきたのかもしれん。今後の決算シーズンもこの視点を持って見ていこうやないか。

 

 

これ以上あまり下がらないといいですよね。

 

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