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【ジム・クレイマー】愚かな、ナンセンスな、ネガティブをことさら強調する意見にどうか飲み込まれないでほしい!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

あなた方がどう思っとるのか知らないが、わいはもう、ネガティブなことを言いまくるアナリストにうんざりしとるんや。今日はダウは-1.07%、SP500は-0.79%、そしてナスダックは-0.82%と下落の日になったわけやが、アナリストがどんどんネガティブなことを言うことによってマーケットがどれほど難解なように見えとるか、いくつかハイライトを言ってみようやないか。

 

ウォール街では愚かな意見が絶えず言われとって、それは終わりなきように見えるで。例えばイエレン財務長官が中国に到着したというニュースがあったよな。緊張する両国関係の再構築の模索のためといわれとるわけやが、やけど何かの突破口を見出すことは無理やろうとアナリストは書き立てるんや。今回の訪問が何らかの状況の好転につながるとは期待できない、と。それでこれ自体がネガティブなニュースとして扱われたりする。ナンセンスや。

 

中国政府が今ほしいのは二つや。Nvidiaからのハイパフォーマンス半導体と、台湾や。同時に彼らは外国の企業がたてた中国国内の工場から様々な知的財産を不当に盗み続けとる。いくらわいらの政府が中国と協調関係になりたくたって、彼らはロシアとウクライナでもロシアの側についとって、わいらとは全く違うサイドにおるんや。中国の幹部はイエレンといい話し合いをすることができたというやろうが、彼らは何も変えることはないやろう。それはもうわかっとることや。新しいネガティブでもなんでもない。

 

二つ目の愚かなネガティブな点は、OPECの動きが重要やと皆書き立てることや。今OPEC関連の会議が開かれとって、彼らは声高に情報を発信しようとするが、やけど実際今、OPECは別に何も大きなものをコントロールしてないんや。もうアメリカが世界で最も大きな産油国になっとるんやから。多くのアメリカ国内の採掘会社が原油をどんどんとっとる。一方で世界第三位の産油国のロシアは減産を維持すると宣言することで原油価格を上に保ちたい算段や。

 

ロシアはとにかくウクライナでの戦争に注入する現金がもっと欲しいんや。中国とインドにどんどん原油を売っとる。イランとかも普通に採掘を、去年より倍に増やしたりしとるし、今OPEC自体はパワーがない、歯の抜けた虎なんや。

 

三つ目のナンセンスにもネガティブにとらえられとることは、FOMCの議事録や。ずっと前は議事録なんか誰も気にしてなかったんや。だってそれは一か月前のことやから。なのに今は議事録の公開がまるで一イベントのように、こんなことをしゃべっていたのか、となる。重要なことのように見えるのかもしれんが、もっと重要な、今現在おきとることに注目すべきやとわいは思うんや。

 

例えば今経済はレッドホットや。信じられないぐらい好調や。そこのところをもっと注目した方がええで。Fedはこのホットな経済を何とか冷やそうとしとるんやが、一か月前の議事録を読んでそれがどうなるんや。ナンセンスの四番目は、高いローン金利がハウジングマーケットに大きな打撃を与えるやろうということや。

 

これもそんなに大々的におこることではないということは、今まで見てきてわかるやろ?わいらは巨大な家不足の状態にある。消費者はまだまだ現金を持っとる。ローンを組まずとも買われる家すら多くあるんや。愚かでナンセンスなこと五番目は、決算前に株を買おうと煽られとることや。今回の決算シーズンはどうなるのか、まだまだわからんのやで。例えばWell Fargoは良くやっとるやろうが、Eli Lillyはどうか?今回の発表が大丈夫なのかはわからんのや。

 

そういう時は素直に決算を聞くんや。そしてその後で投資の決定を下すんや。特に銀行の決算から決算シーズンがはじまって、銀行が大丈夫かなと思われとるわけやから猶更や。わいは今回の決算をそんなに楽観していないことは今朝のSquak on the Streetでも言うたんや。いくらパウエル議長はFedの委員やバイデンやイエレンが何か言ったって、マーケットで影響力を持つのは結局のところ決算や。今はわいは、今回の決算は素晴らしいから決算前に多く株を買っておこうというセットアップだとは思わん。決算以外のことに惑わされるのは最小限にすべきや。

 

ただ、決算以外でもめちゃめちゃ重要な「今」おこることというのはあるで。例えば明日の雇用統計や。わいはこの数字はめちゃめちゃ重要やと思っとる。そしてわいの予想は、とてもホットな数字が発表されるんやないかということや。今日ADPの雇用の数字が発表されてそれが強かったんやが、別にそれだけが理由ではないで。明日の雇用統計が強かったらマーケットは売られるやろう。Fedがもっとアグレッシブに利上げをせんとあかんということやからな。

 

こういう状況で、ここまで大きく上がってきたマーケットにおいて、もしわいが昔のヘッジファンドを運用しとった時代だったらどうすると思う?毎日株を売って利確するで。実際今のわいのファンドもちょこちょこ利確したりしとる。やけどわいはちょっと以前に利確を薦めたやろ。その時にある程度利確した人は、これら愚かな意見を真に受けて株を売り払うなんてことをしたらあかんで。

 

結局大事な情報はインサイダーが握っとって、それはそうそう表にでてくるもんじゃない。広く流布されるネガティブでナンセンスな意見にあまり影響されたらあかんのや。そしてあなたはフルタイムのプロのヘッジファンドマネジャーじゃないわけやから、些末な情報まで取り入れると惑わされてしまうで。俯瞰して大枠でとらえることも大事なんや。

 

多くのことが密接にそれぞれ関わっとるわけやが、全部つながっとるとも言えて、だから大事じゃない情報なんてないということも言えるやろう。やけどそれぞれの情報には文脈が大事で、それなしにただネガティブだなと表面上とらえると見誤ってしまうんや。そして声の大きなアナリストの言うことを聞き続けるとそうなりがちなんや。その結果あなたは損してしまうかもしれんのや。

 

わいがあなたやったら中国のニュースとかOPECのニュースとかに惑わされずに、心配だったら利確の量を増やすし、利確を十分しているなら今は動かないで。決算前に動くとかもしない。どうか愚かな、ナンセンスな、ネガティブをことさら強調する意見に飲み込まれないでほしい。

 

 

それぞれのニュースの関係性が大事ですよね。

 

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