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【ジム・クレイマー】この日見られたローテーションはマーケットにとって良いことだ!でも持続するのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日はダウは+0.47%とプラスやったが、SP500は-0.68%、そしてナスダックは-2.05%と下落の日になったで。今日は一見ひどいマーケットのように見えたかもしれん。ナスダックの下落とか大きかったしな。やけどわいの気持ちとしては、ええぞ、わいらの願いが叶ってきたぞ、というような気持ちなんや。それはなぜか?今日の株式市場の動きはマーケットの広がりを見せたからや。より広範な銘柄が上昇する、そういう動きが見えたからや。

 

ここのところずっとマーケットはテクノロジー株に牽引されてきたんや。荒野の七人銘柄、すなわち、Amazon、Apple、Meta platforms、Microsoft、Tesla、Alphabet、そして最近一兆ドル企業の仲間入りをしたNvidiaや。ずっとこれらの銘柄の上昇がマーケットを支えてきたんやが、やけどようやく資金がテクノロジーセクターから他のセクターへ流れ込む様子を見ることができたんや。テクノロジー株しか持っていなければ、今日はただのひどい日だったやろう。しかし、あなたが多角化したポートフォリオを持っとるなら、今日はかなり良い日になったんやないか。

 

じゃあ荒野の七人銘柄からお金が抜けて、それはどこにいったのか?銀行、リテール、ヘルスケア、輸送セクター、そこら辺にお金が流れ込んだんや。一つ一つは後ほど見ていこうやないか。まだまだ株価が割安な銘柄が多いからわいはこういうテクノロジー株以外のセクターを今は気に入っとるんや。やけどそこに行く前に、まずは、なぜテクノロジー株から多くの資金が引き出されたのか、そこのところを触れておこうやないか。まずNetflixが今日、-8.4%と大きく下落したんや。昨晩の決算でEPSは予想をクリアしたが、売上高が予想を下回ったんや。

 

前回のNetflixの決算では素晴らしい加入者の増加があって、今回も予想より加入者の増加数は良かったんやが、ただ売上高が悪く、来期の売上高のガイダンスも予想を下回ったことで、もしかしたら広告付きプランとかアカウント共有対策において投資家が過度に強気になってたんやないかという可能性も指摘されて、今回は成長株としては壁にぶつかったように見えたんや。わいはNetflixがウォール街から有罪判決を受けたと思うし、わいはそれは間違っとると思うけどな。

 

さて、今日はTesla株も-9,7%と大きく下落したで。なんでや?売り上げは過去最高を更新したが、値下げをばんばんやっとるから、収益性の悪化が目立つんや。後はElon Muskが、自動運転車のような不確実なプロジェクトに巨額の資金を投じる意欲があるように見えたというのも要因や。やけどこれに関してもわいは売り手が間違っとると思うけどな。Elon Muskの反対に賭けることはわいは間違いやと思うで。最後に挙げときたいのが、Taiwan Semiや。TSMCの株が今日は-5%とこれも大きく下落したんや。

 

売上もEPSも予想をクリアしたんやが、ここからの需要を幅広い範囲で下方修正したんや。これはまさに今熱狂されとるAIについて、そのあまりの熱狂の過熱ぶりに疑問を呈するものや。ただ、今日大きく下落したこれら三つの株はここまで大きく上がってきたから、中長期で持っとる人はほんの少しの下落という風に見えるやろう。更にもしあなたが分散化されたポートフォリオを持っとるなら、テクノロジー株以外のセクターは好調なことが多いから、あなたのポートフォリオは素晴らしいはずや。

 

今まで特にテクノロジー株が上がって来たマーケットやったが、多くの人々は今、最終的に残りのセクターにもブルマーケットが来ると信じとる。そしてより広範な銘柄が上がることはマーケットが健全な呼吸を取り戻し、さらなる上昇を遂げるために必要なことや。わいは狭いリーダーシップのマーケットに満足しとるし、それらのリーダーが素晴らしい企業である限り問題はないんやが、ただ同じ、一握りの限られた株が毎日、新情報なしで上昇するのを見ていて危うさを感じとったんや。これが続くとわいが最適だとは思えない、驚くほど買われすぎのマーケットになってしまう。

 

そういう点では今日買われた株は、堅実な価値を持つ企業が多くて、それらが上がるのは素晴らしいことなんや。そういう企業は、もしわいらがリセッションに向かっていなければ、大いに成功する可能性があるんや。まだまだ割安な株が多いしな。ということで次に、今日の勝者について触れてみようやないか。いくつかはこれからも勝ち続ける可能性があると思うんや。まず、ヘルスケアや。Eli Lilly、J&J、Abbottのような株や。わいのファンドはEli Lillyの株を持っとるが、ずっと言うてきとるように、Mounjaroは史上最も売れる薬になる可能性があると思っとるで。

 

J&Jは今日の決算で良好な製薬の数字と素晴らしい医療機器分野の業績を発表したんや。売り上げもEPSも予想をクリアしたで。まだ9割の株をJ&Jが保有しとる、以前切り離した消費者向け部門のKenvueも売上高も5%増加して、引き続きもめているベビーパウダーの訴訟が株価に大きな打撃を与えることを堅調な業績で打ち消すことができるかもしれん。後はAbbott Labsの決算も素晴らしかったんや。最高の医療機器銘柄やということを思い起こさせてくれたで。この会社はポストCOVIDの最悪の落ち込みを経験してきたが、今回の決算はわいに旧いAbbottを思い出させたんや。素晴らしかったで。

 

次にあげておきたいのは銀行や。気づいとる人は少ないかもしれんが、銀行株は過度に罰せられてきたんや。今もこれらの株の安さは無視することができん。特にリセッションが来ないとなると、この安さはなんなんやということになる。例えばアメリカで最も支配的な銀行のJP Morganとか、後はWells FargoとかBank of Americaはともに今回の決算で素晴らしい数字を出したんや。Morgan Stanleyも素晴らしい数字を出したで。Goldman Sachsの数字はあまり良くなかったが、わいは良い未来があると思うんや。IPOとM&Aが戻ってきたら大丈夫やと思うんや。わいはこれらの銀行株全部が安いと思うで。

 

後はリテールや。多くのリテール銘柄は皆に忘れられたのかなと思う感じあyが、やけどFedがほぼ利上げを終える可能性がある世界では、これらは優れたパフォーマーになりうるで。Targetなんかは株価が大きく下がっとって、配当が3.3%ある。WalmartとCostcoの株価は良好なパフォーマンスを続けとって、ブレイクアウトするかもしれん。Dollar Generalの株は高値から下がっとる。次に、ユーティリティー業界についてはどうや?ここでわいが一つ提案したいのは、Sempra Energyについて考えてみてくれということや。南西部のインフラ企業やが、3.2%の配当を持っとって、素晴らしいと思うで。

 

もしくは、とても良好に運営されとるカリフォルニアのユーティリティー会社のPG&Eを検討してもええかもしれん。カリフォルニアの森林火災の混乱で経営破綻したが、破産法を脱却して株価は立ち直ってラリーしとる。今やそれらの火災の被害者を代表する投資信託がこの会社の最大株主の一つで、彼らは自分のポジションを売却していっとるんや。そう簡単なことではないけどな。後はAmerican Electric Powerや。配当が4%あって、まだ高値からほぼ20ポイントも下と、割安に見える株やで。さらに、停滞しとった運輸業セクターもラリーしたで。わいのお気に入りはまだあまり注目されていないCanadian Pacific Kansas Cityや。Canadian PacificとKansas City Southernの合併によって創造された企業で、北米最大の鉄道会社や。

 

結論やが、テクノロジー株価がこういうセクターへの今日見られたような資金の移動が持続するのかどうか、もしくはまだテクノロジー業界が40%をも占めているマーケットにおいて一時的な揺り戻しなのかどうか。それはまだわからん。ただ今日の動きはわいは良かったと思うし、わいはこの資金のローテーションには、ただ一日の動きなだけというよりはもっと多くの意味が隠されとると思うんや。テクノロジー株の優位性がいきなり全部なくなることはないやろうが、やけどだからといってすぐにまだ上昇し続けるというものでもないやろう。今日のような広範囲のセクターの上昇が見られたことは、マーケットにとっては素晴らしいことだったと思うんや。これが持続することを願おうやないか。

 

 

日々いろいろな動きがありますね。

 

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