アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】今は物事をシンプルに考える時!これをすることが今こそ重要!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/24のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今の決算シーズンであなたが自分自身で考えるべきことは実はシンプルやったりするんや。荒野の七人銘柄に乗り続けるのか?それとも次の大きな動きをつかもうとするべきか?今日はダウは+0.52%、SP500は+0.40%、そしてナスダックは+0.19%だったんやが、やっぱりナスダックよりもダウが上がったんやで。荒野の七人銘柄が今年ここまでにどれだけ上がったのか、改めて考えてみればええで。Appleは+48%、Microsoftは+44%、Nvidiaは+205%、Amazonは+53%、Meta Platformsは+142%、Teslaは+118%と、とんでもなく上がっとるんや。Alphabetだけが控えめで今年はまだ38%としか上がっていない。

 

こんなに上がっている荒野の七人銘柄にこれからもこだわっていくのか?それとも次のテックジャイアントを見つけようとシフトチェンジするのか?Adobeは今年ここまで56%上昇したが、時価総額はわずか239億ドルで、メガキャップテックの最小の部類の更に3分の1ぐらいしかない。もしくは同じぐらいの規模のSalesforceはどうや?今年ここまで70%上昇や。もしくはServiceNowも49%上昇しただけや。この会社は1170億ドルの時価総額やが、それとも1000億ドル未満を狙うか?

 

PaloAlto Networksは今年+74%やが、時価総額もちょうど74億ドルや。Shopifyは+91%で時価総額は85億ドル。MongoDBは驚異的な+109%の上昇を今年見せとるが、まだ時価総額は29億ドルしかない。こういう、まだメガキャップになりきってないところを狙うか?それともそもそもテクノロジー株から離れるという選択肢もあるで。例えばハウジング会社は昨今の勢いが凄いわけやが、Lennarは今年まだ+41%で時価総額はわずか360億ドルや。Dr. Hortonは今年+46%で、時価総額は440億ドル。Toll Brothersは今年58%上昇で、市場規模はわずか90億ドルや。

 

こういう勝者に注目を全部奪われるということが多くの投資家におこっとる。プロのマネーマネジャーでもとにかくホットなところ以外は気にしない、そういう人もおる。今年ここまで何パーセント上がったのかを議論して、そこからどれだけの伸びしろがあるかを議論する。やけどもうこんなに上がってしまった銘柄にこれ以上用があるのか、そこのところを冷静に考えんとあかん時が来とると思うんや。上がりが目立つ銘柄だけに目を奪われたら、他のチャンスが頭に入ってこないということにもなりかねない。

 

例えばEli Lillyなんか今年まだ26%しか上がっていない。やけどわいはこの会社の糖尿病と減量のための薬、Mounjaroが史上最も売れる薬になると信じとるし、この会社は画期的なアルツハイマー治療薬もやっとるんや。なのにこの26%という数字は、ここまで上げたテクノロジー銘柄と比較して、いかに上昇率が控えめに見えることであろうか。Caterpillarは今年8%しか上昇してないが、何兆ドルものインフラ投資法案で最も恩恵を受ける企業の一つやで。もしかしたらこのインフラ投資法案の政府支出は史上最大のものやと目されとるのに、たった8%しか上昇してないんや。

 

Pepsicoだって今年6%しかあがっていない。消費者製品株の中ではベストのパフォーマンスの一つやが、それにしても控えめなパフォーマンスや。あとは、旅行とレジャーのブームはもう長い間続いとるのに、その恩恵を最大限にうけるBoeingとかAmerican Expressは今年13-14%しか上がっていない。今朝Squawk on the Streetという番組でChevronのCEOであるMike Wirthlinをインタビューしたんやが、Chevronは最も重要な石油会社の一つで、石油価格も$70台に回復したにも関わらず、CVX株は今年ここまで-10%なんやで。実際に驚くべきことや。株式のパフォーマンスのあまりの不均衡さが見えるやろ。

 

ちなみに今はBausch Healthを買いに入るべきかもしれんで。この株は長らくやられとって、でもここからの一連の裁判を勝つなら、株価は今年ここまで52%上昇したが、ここから更に15%は上昇するやろう。一方銀行とかも上昇具合はマイルドや。世界一の銀行のJPモルガンは今年まだ18%しか上昇してない。Wells Fargoは+12%や。こういう株価の動きを広く見ていくと、何か答えが見えるような気がしないか?わいはCNBC Investing Clubのメンバーに投資指南をするわけやが、わいが今メンバーに言うとることは、あなたが考える正しい価格で、正しい瞬間に勝者株を捉えられると思う時以外は株を買ってはいけないということや。

 

わいは多くの人々にとって自制心を保つのが簡単ではないということを知っとる。個人投資家の中には四六時中株を買いたいと思っとる人もおるし、決算シーズンだって決め打ちをして、決算発表の前にあらかじめ株をかっておきたいと思う人もおるやろう。やけど今の状況を考えるとわいはあなたに辛辣なアドバイスをせんとあかんと思うんや。今決算シーズンで決算前に株を買いに入るのは、まさに愚か者のゲームやで。もうここまでマーケットは大きく上がってきたんや。それらの勢いがあとどれほど持続するのか、考えんとあかん。モメンタムがこのまま続くのか本当に簡単なことなのか?例え決算で予想以上の数字を出せても、本当にまだここから劇的に株価が上がるのか?

 

Nvidiaのようなモンスター決算を出す会社やったらモンスターな株価の上昇も正当化されるやろう。やけどそんな会社ばかりとは限らん。実際決算で予想をクリアする数字を発表しても株価が下がる会社もいっぱい見られるで。NvidiaはSP500のうちのレアケースや。残り499銘柄はNvidiaのようになれるかどうか全くわからん。それどころか決算の数字と株価の動きということで言うと、わいらははるかに微妙なケースをいっぱい目の当たりにしとるやろ。

 

J&Jはようやくようやく上がりったところが見られた。NFLXとかTSLAは株価が下落して来とる。こういう状況の中であなたは何をすべきなのか?ここから儲けるために最善の手は何なのか?わいは今この時ということで言えばKISSの法則を持ち出したいと思う。Keep Is Simple Stupidや。物事を単純にしろよ、バーカということや。単純に考えようやないか。欲に目がくらんでなんだかんだと理屈をつけて、株を買いたい欲に負けていろいろ複雑なことを考えたらあかんのや。

 

なんでAppleとかAmazonの株を決算前に買わんとあかんのや?Nvidiaのような決算後の動きをする株は稀なんやで?シンプルに考えてないやろ?ここまで大きく上がって来とる株ばっかりなんやで?シンプルに考えようやないか。わいがばしっというてやるで。決算に向かって上がっている株が多いよな。もうそんな株のことは忘れるんや。物事はかようにシンプルや。もうその株の大きな上がりをとる段階は終わってしまったんや。今その株に入ってないということはもうその動きを見逃してしまったということや。今から取り戻そうとすることほどばかげたことはないで。シンプルに今は待ちの時期やろう。

 

あなたは弱気派のMike Willsonとかと共に立ち往生してしまったんやろ?ちなみに今日Mike Willsonは間違っていたことを認めたんやで。入るべき時に入らなかった。だからといって己の間違いを認めずに、今からでも遅くないと決算前に株を買うことが果たして正しい動きだろうか。Mike Willsonは堂々と間違ったことを言っても別に責任はとらんで。今SP500オシレーターの数字でも5%以上と買われすぎの状態にあって、ここから更に上昇するのが普通よりも難しい状況で、シンプルに考えてやるべきことは買うことじゃないやろ?

 

じゃあどうすればええんや?わいのお薦めはただ待つべきということや。そこまでいい買い場じゃないと感じたらただ待てばええんや。待つことに罪はないで。わいのCNBC Investing Clubのメンバーにも今は待つ時やと伝えとる。もう今から本格的に買うのは遅すぎる。株を買いたいんやったら、決算後の急落を待ったり、もしくは株式市場全体が下落してくるのを待つべきや。もしかしたら今回のFOMCでパウエル議長が口を滑らせたら株式市場は急落するかもしれん。そういう時を待つべきなんや。

 

結論やが、確かに今までの上昇相場は刺激的で上昇していた日数の方が多かったわけやから、ただ待つということが難しいということもわいはわかるで。なんかちょこちょこトレードし続ける方が時に簡単やということはわいも知っとる。やけど株を買うのは、買う価値がある値段で、買う価値があるタイミングで株を買わんとあかんのや。今株を買うとして、あなたは何を買うつもりや?もう株価がここまで大きく上昇したわけやから、今株式市場に入ってないんやったらあなたは乗るべき列車を見逃したということなんや。あせって今から入ったら逆に損する可能性もあるで。買いの好機を逃したんならそれを受け入れんとあかん。待つのも投資なんやで。

 

 

待つのは大事ですよね。

 

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