アメリカ発ーマカベェの米株取引

アメリカ在住マカベェがジム・クレーマーの発言等の米株情報をアップデートします。

景況 銘柄

【ジム・クレイマー】こんな下落局面でも株を持つべき理由!株を買う目的は、お金を増やすこと!【Mad Money】

投稿日:

 

こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/26のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日も株価は大きく下がったな。売り手は同じ株を売り続けているようや。なんで売っとるかというと、結局株式市場が債券市場には勝つことができないからや。債券金利が上がり続けたらさすがに株を持っていても勝ち目がないと思っとる人もおおいやろう。そうや、債券市場はあまりにも強力や。だから今日もダウは-1.14%、SP500は-1.47%、そしてナスダックは-1.57%と大きな下落の日になったんや。

 

結局株式市場は債券市場に勝つことができないのはなぜかというと、債券市場は株式市場よりもはるかに巨大なんや。そんな債券市場で金利が上がり続けると、もう人々はお手上げという気分になってしまう。こういうことはなかなかなかったんやが、最近は本当にブルにとっては痛い局面や。株式投資をしている人は必ず債券金利をチェックせんとあかん。金利が上がって株が下がる。これがこの悲惨な9月にほとんど毎日わいらが見とることや。

 

こういう下落マーケットを見ていたら、ついつい感情的になってしまうよな。ただわいは建設的でいたいから、こういう時はどうすればええのかというと、冷静に、客観的に、じゃあ今の売り手はなんでこんなに株を売っているのかということを分析することや。ちょっと売り手の心に入ってみようやないか。ちなみにわいは、彼らの売るという行動に十分な動機があるとは思わんのやけどな。

 

まず第一に、売り手は、債券金利が非常に低いところから急激に上昇したということをよくわかっとる。今10年国債を購入すれば、RISK FREEで4.55%も稼ぐことができる。20年ものだと4.87%のリターンを得ることができる。これは1年前よりもはるかに良い数字や。これらの利回りは3つの理由で高くなっとる。まず、Fedはまだ完全にインフレを制御できてなくて、彼らの終わりのない調整がまだ経済に大きなダメージを与えられていないことがあげられる。連鎖する破産のニュースがあったか?大規模な解雇のニュースがあったか?住宅価格のピークはつけたか?全然まだまだだ、とパウエル議長は言うやろう。

 

利回り高騰の理由の二つ目は、過去数年にわたり、連邦政府が膨大な予算を承認してきたことや。ということは、大量の債券を発行することで資金調達がなされる必要がある。そして政府は、債券のための価格がどうであれ気にしないんや。利回り高騰の理由の三つ目は、Fedは合計で8兆ドルの資産を所有しているわけやが、昨春の9兆ドルのピークからは減少しているということや。Fedが債券を売ることは、彼らがインフレを抑えるための一つの方策ではあるんやけどな。

 

以上の3つの理由は、潜在的な債券の購入者たちを臆病にさせとるんや。債券を購入するたびにこういうことに巻き込まれたらかなわんと思うから。したがって、債券の購入者たちは現在ストライキ中とでも言って良い状態であり、これが債券利回りが過去48時間ですらこれほど上昇した理由や。債券価格が下がると、金利は高くなるんや。じゃあ、これが株式市場とどのような関係があるというんや?

 

まず、10年国債から4.5%以上のリスクフリーの利益を得ることができるんやったら、なんで株を所有せんとあかんのかということがあるやろう。債券は次の10年間でお金を失わないことが保証されている、価格が下がることがない高配当株のようなものや。債券金利が高くなっていったら株を買うよりもええやないかということ、株は債券との間の競争に負けてしまいがちになる。

 

次に二つ目やが、クレジットカードを使う人々、または住宅ローンや車を購入したい人々のための資金調達コストが急上昇しとる。これは株を発行しとる企業にとってはビジネス上の大問題です。三つ目は、金利上昇によって企業の利益が減少するやろうということや。資金調達コストの上昇は、個人だけじゃなくて、大多数の企業とそのクライアントにとっても大きな打撃なんや。収益の見込みが下がる可能性のある株を所有したいと考える人は少ないやろう。

 

もちろん、インフレをコントロールできれば、債券の購入者を増やしてその利回りを下げて、お金が株式市場に戻るやろう。さらに、株が資産クラスとして債券に対して過度に売られていると考える人が増えるなら、株を買いたくなるひとも増えるやろう。実際株は最近かなり下落しているからな。ただ、Fedが近い将来インフレを打ち負かせなくても、わいは株を持ち続けたいと思うし、その理由は3つ以上あるんや。

 

まず第一に、多くの企業がこの環境で実際にうまくやっていけるやろうということや。歴史的には、金利が止まることなく上昇し続けても、株でお金を稼ぐことができる時期が何度もあったんや。ほとんどは80年代とか90年代やけどな。なんだ、昔か、と思うんやないで。実際におこったことや。わいは自分自身でお金を運用していたから当時のことはよくわかっとる。往々にしてわいは、他の人々が株式市場から逃げるときに、反対に株を買って大成功を収めたんや。今と同じように、株を買うということが狂気じみて見える時でも、それが正しい選択だったとわかる日がくるという経験をわいは何回もしとる。

 

株を持ちたい二つ目の理由は、多くの株が債券利回りに対して過度に下落しているということや。これはまあ主観的なことではあるんやが、もし企業が高金利の環境でまだお金を稼ぐことができるんやったら、今は下落しすぎという株がいっぱい見られるで。そういう株は今ここで購入する価値があるかもしれん。下落は常に買いの好機を生むというのは真実なんや。

 

株を持ちたい三つ目の理由は、債券のリスクフリーの4.5%の利回りが本当にそれほど魅力的なのか、ということや。10年物から5%の利回りが得られるとしても、それよりも全然価値がある株がごろごろしとるかもしれん。例えば今日、わいはレストランチェーンのDenny'sがNvidiaと組むという話を聞いてエキサイトしたで。わいは大人しく債券を買って10年寝ているなんてことはしたくない。もっともっとエキサイティングなお金の置き場を見つけたい。債券利回り以上のお金を儲けたい。正しくやれば債券利回り以上儲けることが可能なことはわいが証明しとるやろ。

 

最後に、Fedが本当にインフレをコントロールできたとするとどうなるか。そうなったら短期金利が高すぎると主張することができるようになるやろう。20年物や10年物の利回りがそれほど下がるとは限らないかもしれんが、Fedがそれらを高く維持する理由はなくなるやろう。もっと重要なのは、Nvidiaのような株は、数年先の将来の収益に基づいて取引されていて、インフレはそれらの将来のドルの価値を侵食しとるんやが、インフレがコントロールされるようになれば、その価値の浸食から解き放たれるやろう。

 

今、更にさまざまなニュースがあるんやが、例えばバイデン大統領がストライキを訪問しとる。彼はビッグ3の自動車会社にもっと多くの人々にもっとお金を払うようにと頼んどる。あとは、FTCとか司法委員会がメガキャップ企業を狙っとる。FTCの委員長、Lina Khanは長い間Amazonを嫌っとって、彼女が法学部にいたときにAmazonの独占的方法についての法律レビューの記事を書いたりしとる。

 

彼女がバイデン大統領によって任命されたとき、彼女はアクティブに動くやろうなと思ったが、案の定彼女は、彼女が大企業とみなす企業全てに反対しているかのようや。でも企業は顧客第一で成功しとるんや。Appleが消費者に最高のデフォルトの検索エンジンとしてGoogleを提供することを決定した理由は何か、ということや。Appleがユーザーに最高のものを提供することに本気で取り組んでいる証左やろ?一方で政府は何を提供してくれるんや?現在の政府は、わいが覚えている限りで、企業が成功することにあまり興味を持ってないんや。

 

今明確に伝えたいことは、金利が上昇を止める点というのは必ず存在するということや。インフレは最終的には抑制されて、株価は最悪の状況よりも良く反映されるようになるやろう。問題はそれがいつ起こるかはわからんということや。やけど株価は必ず上昇基調に戻るやろう。そのことを今の状況でも完全に無視することはできん。今のうちから少しずつ入っておきたい人は、全てを一度に購入するのではなく、少しずつ購入する必要があるんや。もし国債の利回りがもっと高いレベルに到達するのなら、その時に更に多くの株を購入できるように、十分な現金を残しておく必要があるんや。でもわいは実際痛みの中で買っていくことが好きなんや。往々にしていそういう時こそ大きな儲けにつながることを知っとるからや。

 

結論やが、株を買う目的は、お金を増やすことや。債券を買う目的は、お金を保持することや。両方を駆使するのは良いと思うが、今、全て国債に投資するみたいなことをすると、非常に良い株の非常にいい買いの好機を見逃すリスクが大きいと思うんや。わいは今でも株を買う理由は大きくいろいろあると思っとるんや。

 

 

常にポジティブですよね。

 

記事に価値を感じていただけた場合、Amazon JapanもしくはPayPal経由で投げ銭いただけると励みになります。

 

応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

米国株ランキング

-景況, 銘柄
-

Copyright© アメリカ発ーマカベェの米株取引 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.