アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】債券市場が落ち着くまでは投資ではなくトレードになってしまう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/27のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

最近の日々は非常に厳しいものになっとるよな。今日も厳しさがなくなるなんてことはなかったで。ダウは-1.12%、SP500は-0.48%と下落したんや。ナスダックは+0.38%とちょっと上がったんやけどな。しかし製薬株はあかんな。Mristol-Myersの下落とかきついで。あとはフランスの製薬会社のSanofiもガイダンスを下方修正しとるし、コストが増加しとる。これらは端的に言えば、死の合図や。これらの株はここまで安全とみなされて、高い配当とともにマーケットの一種の避難場所としての役割を果たしとったんやが、もう債券金利が高いから、配当は魅力をなくしとる。これらの会社の多くの製品パイプラインは枯渇しているようで、大手製薬会社は突然、悪夢のようになっとる。

 

まさに今はベアマーケットという様相で、まさにこれが金利が上昇するとどうなるかの結果というべきものや。株価はただ崩れるだけや。製薬会社だけじゃなくて、後は石油会社も矢。Chevronも大きく下落した。これらもまた、高い配当によって支えられとったが、もうそこの魅力ではもたないんや。少なくとも、Fedが金利を下げるまでは厳しいで。ただ、昨夜のAmazonの素晴らしい決算のおかげで、テクノロジーセクターは一時的に回復して、だから今日はナスダックだけはプラスやったんや。わいはAmazonの決算は素晴らしかったと思うで。

 

まあでも今日は石油や製薬会社の株価が大変うあった。来週はもっとベアマーケットがやってくるのか、持ち直すのか、来週も注目決算が多く控えとる。来週のゲームプランにいきたいんやが、まずはじめに最も重要なイベントから言うとこうやないか。水曜日のFOMCだ最重要ポイントや。わいは、パウエル議長はちょっと楽観的になる余地があると考えとるが、でもまだまだ雇用が強くて、昨日発表された年率で4.9%のGDP成長はめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃ高すぎるんや。だから、今回のFOMCでパウエルがいきなりハト派っぽくなることを期待したらあかんと思うで。ただ、そこまで強敵にならないことを願うのみや。水曜日の2時に注目やで。

 

さあ、それでは後は決算について見ていこうやないか。まず月曜日はMCDの決算発表があるで。ちなみに今日、わいの妻はマクドナルドでダブルチーズバーガーを食べたんやが、これは四年ぶりやったんや。Mcdonaldsは常に疑問を持たれることなく良い決算を報告するやろうと思われとるが、ただ今の債券市場の動きとか、すっかり魅力をなくしてしまった2.6%の配当利回りとか、平均以上のバリュエーションとかで、この株が本当に大丈夫かどうか、確実じゃなくなっとると思うで。カンファレンスコールで新しい減量薬の話が出たら株価は安穏としていられるやろうか、わからんで。

 

火曜日は、Catapillarの決算発表があるで。ワシントンからのインフラ支出が増加しとるから、どうなっとるのか注目や。更にAmgenの決算発表もあるで。この株も3.26%の配当利回りがあるが、もちろん今は魅力的ではない。ただバイオテクノロジー企業のHorizon Therapeuticsの買収は完了してわいは大丈夫やと思うし、素晴らしい希少疾患のポートフォリオを手に入れたわけやし、後は成長中のがん治療部門を持っとるから、わいは実はこの会社は好きなんや。

 

火曜日は更にEatonの決算発表があるで。Enphaseのような太陽エネルギー会社が軒並みやられとるわけやが、Eatonのような会社こそ大丈夫なのかどうか、それを見たいで。後、昨日Intelが予想以上の決算を発表して株価は9%上昇したわけやが、火曜日に更に決算発表があるAMDは同様に好調なのかどうか注目や。今、この会社に対する期待値が上昇しとって、大丈夫かなと不安もあるけどな。AMDにもし何か問題があれば、半導体セクター全体が再び打撃を受ける可能性もあるで。わいはうまくやってくれると思いたいが、Intelの場合は非常に低い期待値だったから株価が上がったが、AMDはそういうわけでもないからな。

 

水曜日はまずCVSの決算に注目や。Amazonが同日配達を開始して以来、薬局で見つけることができる多くの消耗品はAmazonでええやないかとなってしまい、万引き対策もままならないCVSのようなドラッグストアの美人巣は実存的な危機/悪夢を抱えとる。WalgreensやRite Aidもやばい。直接店舗にいくのはどうしても面倒に思ってしまうんや。さて、わいは今日ランチにChipotleを食べたんやが、それはこの会社が発表した素晴らしい決算を祝してのことや。水曜日に決算があるYum Brandsはどうやろうか。わいはこれは非常に興味深いと思うで。なぜなら、KFC、Taco Bell、Pizza Hutの親会社が継続して好調やとわいは思っとるからや。ただ、株価は利益の20倍と高いんや。とてもいい数字を発表せんと株価は下落するかもしれん。

 

水曜日は更に、PayPal、Roku、Airbnb、Etsyといった新しい経済の担い手とでも言う企業からの決算があるんや。前回はRokuだけが予想を上回ったんや。今回ももしかしたら同じようになるかもしれんと警戒しとるで。さっきわいはこれらの企業を担い手と表現したわけやが、もうこういう企業の製品やサービスは以前よりもコモディティー化してきたと思うんや。競争も激化しとる。どうなるのか一つ一つ注目していきたい。それぞれのストーリーとビジネスサイクルとビジネスステージがあるやろう。

 

決算としてはこの週、木曜日が最も重要な日になるやろう。なずなら今世界で最も業績の良い製薬会社のEli Lillyと、世界最大の企業であるAppleの決算があるからや。わいのファンドは両方の株を持っとる。Eli LillyのMounjaroは革命的な薬かもしれんことはわいは前々から言うてきたやろ。Novo Nordiskの薬と共に、糖尿病薬としてだけではなく、わいはすぐに肥満治療薬としても承認されると思うで。前からずっと言うとるように、わいはMounjaroが史上最も売れる薬になると信じとるで。だからわいのファンドはLLY株をまだ持ち続けとるんや。

 

Appleについてはわいがここで言うべきことは何もないで。決算が近づくにつれて懐疑論がわんさかわいてくることはもうお馴染みのことや。iPhoneビジネスが成長してない、中国の販売が弱い、会社を劇的に成長させるキャタリストがない。はいはい、という感じや。決算周辺で悪評が止まないことはもはやこの株の巨人の特徴でもあるが、でもわいはOwn it, don't trade itの姿勢を崩さないで。木曜日は更に、Starbucksの決算発表もあるんや。カンファレンスコールでは新しいCEOのラクスマン・ナラシンハンが、まだまだ中国とかアメリカではStarbucksの店舗が足りていなくて成長の機会が大きいことを強調すると思うで。

 

さて、金曜日はEOG Resourcesの決算発表があるで。これは今独立系の会社としてわいのお気に入りや。あと、わいはCotera Energyもお気に入りなんや。結論やが、この週も多くの注目決算があり、そしてやっぱり一番の注目は水曜日のFOMCの結果とパウエル議長の物言いや。ただ今の状況で常におさえておかないといけないのが、債券市場の動向や。債券の金利上昇がピークをつけないかぎりは、今のどんな株の売買も、投資ではなくトレードになってしまいかねないんや。まだまだ債券市場が落ち着くには長い道のりがあると思うから、それを留意しながらいくんやで。

 

 

我慢の時が続きそうですね。

 

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