こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今のマーケットはさながら二つの熱いテーマが巨大な戦いをしているかのようや。その熱いテーマとはまさにChatGPTとGLP-1受容体作動薬や。この日の勝者はやっぱりChatGPTで、ダウは-0.42%、SP500は-0.15%と下落の日になったんやが、テクノロジー株重視のナスダックは+0.09%やったんや。しかしわいは今サンフランシスコにおるわけやが、JPMorganHealthcare Conferenceで多く聞かれるのはやはり画期的なGLP-1受容体作動薬や。これは歴史上最大の薬剤カテゴリーになる可能性があるで。まあわいは昔からそうやってずっと言うてきたやろ。わいの言うことを聞いてくれていればEli Lilly株で大きなゲインをとれているはずや。
GLP-1受容体作動薬はもはやEli LillyやNovo Nordiskだけではあく、本当に多くの異なる製薬会社が多大な研究費をかけて更に様々な開発を行っとる。わいがCEOに話を聞いたほとんど全ての会社でGLP-1受容体作動薬の事業を持っているか、より良い減量薬を開発しようとしているか、GLP-1受容体作動薬を確実に入手できるようにしようそれぞれの会社同士で手を組むか、何がしかの大きな動きがある。まさに一大テーマや。一方、同時に開催されているラスベガスのCESでは、いかにテクノロジー企業が適切に狙った層に広告を届けることができるようにAIが活躍しているか、について多くの発表がなされとる。
まさにGLP-1受容体作動薬とChatGPTの戦いで、軍配が上がっとるのは今日はChatGPTだということで、それに違和感を感じる人はいないか?ヘルスケアの業界でAIを使用している人々は、新しい命を救う薬を開発するため、または薬の数え上げや処方箋のフォーム記入などの退屈な作業をより効率よくするために、AIをデータ分析の一部として使用しとる。それが回りまわって、がんの治療、心臓発作の予防、人々のフィットネスの向上、または糖尿病の阻止につながり、GLP-1受容体作動薬のような素晴らしい薬と相まってわいらの命の時間がどんどん長くなるのに貢献しとるわけや。
一方でヘルスケア株よりもより株価が上がっているテクノロジー株は主にChatGPTで何をしているのか。さっきも言うたが、より効果的に広告を人々に見せることにメガテック株はAIを使って腐心していて、しかもそれがうまくいくことで命の時間を長くするライフサイエンス企業よりもずっと大きなお金を儲けて、株価も上がっとるんや。そっちの方が勝つことについてどう思う?わいらの命より広告かい、と思わんか?でもマーケットはおかまいなしで、ウォール街はより効果的な広告をわいらの命の時間より望んどるんや。
今日、TD Cowenは、広告のバイヤーに対する調査結果を公開したんや。これはとても注目されている調査で、広告のトップトレンドを特定するための素晴らしい大元になったりする。そしてこの調査結果で結局、インターネットというものが現在、広告が適切に人々に到達する唯一の確実な方法であることが改めて明確になったんや。Goolgeに関してはGoogle Searchは最高の投資収益率のツールで、YouTubeは2025年にかけてまだまだシェアの増加が見込まれて、GenAIツールでAI分野も伸びていくことが予想されとる。ざっくり言うと、Googleはこれからの成長に必要なものを持っているということで、だからこの日、株価が1.5%以上上がったんや。
Amazonに関してはどうや?TD Cowenの調査によると、Amazonは再び広告市場予算のシェアを伸ばしていて、広告バイヤーにGoogleやMetaとは別のとても意義のあるプラットフォームを提供している、ということなんや。しかも、AmazonのPrime Videoでの広告に興味があるバイヤーは実に70%にのぼるとされとる。これによってAmazon株も1.5%以上上昇したんや。しかしこういうことを考えるとやっぱり投資というのは一筋縄ではいかんと言わざるを得ないな。多くの人々はいまだに、どうしてGenerative AIからこれほどの儲けが得られるのか、疑問に思っとるやろう。一方でかつて世界で最も高く評価された企業セクターの一つであった製薬会社の株の、今の低いバリュエーションについては誰も気にしないようです。
Alphabet、Meta、Amazonとかがより多くの広告コマースを牽引できれば、彼らはより多くのお金を稼ぎ、株主も大きな利益を得るやろう。そしてそういう、正しい消費者にターゲットすることが、そしてその方法をより効率よくブラッシュアップしていくことが、その消費者の命を救うライフサイエンスの進歩よりもお金を稼げる重要なことかもしれないと株式市場が言うとるわけや。もちろん、そんなことは人生においてないのはわかるよな。人の命と広告と、どちらが大事かは明らかや。
ただ、そうやって考えて、自分の人間としての価値観にとらわれたら株式市場は見誤るで。株式投資は人間的な意味で重要なことを必ずしも最優先させるわけではないんや。じゃあ何が重要なのか?それはシンプルや。いかにお金を多く儲けることができるのか。これが全てや。そして現在、広告ターゲティングのためにデータをより効率的に分析することは、人々がより長く健康に生きる方法を見つけるためのデータ分析よりも価値があるとウォール街は判断しとるんや。
でも絶望する必要はないで。わいが希望を見るのはその交差点や。わいは、テックとヘルスケアが交わるところこそ、最善の世界につながる可能性があると思っとるんや。実際JPMorganのレポートによると、Nvidiaのヘルスケア分野はすでに10億ドル以上のビジネスであり、AIによるドラッグディスカバリー、ゲノミクス、患者診断、医療機器、ロボティクスのための増加する計算需要によってこれからも成長は牽引されてやろう、ということなんや。さらに、ヘルスケアは現在、Nvidiaのデータセンタービジネスの上位3分野の一つであり、同社の仕事がドラッグディスカバリーの史上最も大規模な拡大の中心になると予想しとる。
Amgenは彼らはアイスランドにある遺伝学本部での世界最大級のヒトゲノムデータセットをNvidiaのスーパーコンピューターと連結させようとしとる。ロシュはAIを使って、より早く創薬ターゲットを特定して、より迅速にそれをテストし、薬物開発の予測可能性をより高め、コストをより低減しようとしとる。通常、薬物発見のサイクルは非常に長い時間がかかるんやが、AIを使えば、はるかに迅速に各作業が進むんや。医薬品流通業者のcencoraは在庫の管理にAIを使用しとる。毎日20億ドル相当の医薬品が扱われる際、管理はそれはそれは大変な仕事やけど、AIが大きく助けとる。
Medtronicは、内視鏡でリアルタイムに状況を監視するシステムにAIを使って、危険なものの存在が見逃されないようにしとる。Abott Labsは多くの医療機器でAIを組み込もうとしとって、この流れは全てのヘルスケア会社で進行中だということを考えると、ヘルスケアがデジタル化によってこれから更にどれほど革命を遂げるのか、その背後でどれほどAIが活躍するのかが少しは想像できるやろう。ただ、その動きも結局はターゲット広告の市場にはかなわない。適切な顧客にリーチしようとする場合、AIは関心のない多くの人々だけでなく、関心を持つ少数の人々を効率よく見つけ出し、その人が何を望み、適切な広告でどのようにその人を満足させ、行動を起こさせるかということを理解して実行できる。
結論やが、一例をとって締めようやないか。Abott Labsのペースメーカーは信じられないほどの命を救う電気技術デバイスやが、AmazonやYouTubeの広告の背後にあるコンピュータサイエンスは、少なくとも現時点で株式市場においてはるかに価値があるや。だからといって株式市場に心がないことを悲観する必要はなく、人間味がないんじゃないか、結局は儲けか、金か、と投げやりになる必要もなく、株式市場は儲けるところだということを今一度踏まえた上で、テクノロジーによっていかにライフサイエンスが発達するのかをポジティブにこれからもおっていこうやないか。わいらには健康な心臓と太った財布の両方が必要なんや。
心臓も財布もいりますよね!
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