アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】いずれ利下げがあると安心しきってないか?そういう人は各企業の決算を見ているのか?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/23のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日は全部の株が上がるというような好調な日ではなかったな。ダウは-0.25%と下落したんや。でもSP500は+0.29%で終値の史上最高値を更新して、ナスダックも+0.43%と上昇した日やったで。ここのところ注目決算が続いとるわけやが、業績をいろいろ解析しとると、やっぱり特に大企業はインフレのために商品の価格を上げて、それで多くの利益を上げていることがわかるで。ただ、商品価格を上げた企業の中には、今や売上が減少している会社も見受けられる。

 

ということは、商品価格を引き下げる時が来たことを意味しているのかもしれん。そしてそういう状況になったら残念ながら、彼らの株価もそれに伴って下がっていく感じや。これはビジネスサイクル的には当然のことや。こういう時にはNetflixのような元気な株が必要で、Netflixは今夜、素晴らしい決算を発表して、時間外で株価が8%も上がっとる。さて、やっぱり今の注目はFedの利下げがどうなるのかということやが、ここのところの経済指標でインフレがまるで上院議員のような粘着性を見せるために、Fedはまだ引き締めを終えていないんやないか、少なくとも春に利下げはないんやないかという声も出て来とる。

 

ちょっとざっくりおさらいしておくと、Fedが狂ったように引き締めを行った時、わいらは無差別に株を罰して、株式市場全体が下がったんや。その後Fedが転換して、秋には利上げを終えたかのように振る舞った時、株価も全てが反転して高騰したんや。まるで無差別の上昇やった。その中にはラリーに値しない株も含まれとるやろう。そして今、それらの株に対する不当な上昇具合は、決算で業績が明らかになるにつれ巻き戻されとる。一方、決算がわいらが思っていたよりも良かった会社の株はより高く上昇しとる。ちょっと両方の例を挙げておこうやないか。

 

住宅建設会社のToll BrothersやLennarが先月報告した決算は、高い金利の影響が見られなかったんや。ただ、今日、彼らの最大の競争相手であるDRHortonの決算は人々に気に入られなかったから、株価は9%以上も下落した。まあでも去年の10月の株価が100ドルだったことを考えると、今の株価の143ドルはまだまだ高いとはいえるけども。じゃあ3Mはどうやった?今日の決算で中核事業の一部がうまくいっていないことが判明したんや。だから株価は11%以上も下がってしまった。

 

一部の企業は非常に強力な決算を出すことで株価が急騰することが期待されとった。例えばGEや。わいはおそらく驚異的な航空宇宙分野の業績を出して、株価に火がつくと思っとったんや。再生可能エネルギー事業のスピンオフもええやろう思っとった。ただ、決算後実際に株価はどうだったかというと下がったんや。CEOのLarry Culpは、まだ多くのインフレとサプライチェーンの問題があることを明確にしたんや。数字は予想をビートして一見良く見えたが、わいが予想したよりも多少弱かったんや。そして深く掘り下げた結果、CEOが言うように、やっぱりサプライチェーン問題とインフレが真の原因であることに気づいたんや。

 

ん?インフレっておさまったんじゃなかったの?と思う人は、P&GやRTXの株もチェックしてみてほしいで。PG株は決算をうけて+4%以上上昇したんやが、彼らは人々が安価な商品に切り替えていないと言うとったんや。インフレはまだそこにあるし、今回株が上がったのはここまでのこの会社に対する期待が低かったのが主な要因やと思う。RTXは決算をうけて+5%以上上がったんやが、これはエンジンのリコール問題の進展が好感されたからや。

 

ただ、RTXの決算で最も興味をひいたのはエンジンのリコール問題ではなく、退任するCEOのグレッグ・ヘイズが、Fedが金利を引き下げることさえ考えるべきではないと説明したことや。利下げを当然やと思っとる多くの人にとってはびっくりすることやろ?やけど無名な何もわからん人が言った言葉ではないで。大企業のトップが言うとるんやで。彼の言葉をそのまま引用しようやないか。

 

実際は、まだ大きなインフレ圧力があります。昨年、たとえば、私たちはサプライチェーンと労働基盤から23億ドルのコスト増を見ました。それは私たちが予想したよりも8億ドル多いです。だから、インフレとの戦いが終わったという考えは、私は誤解だと思います。3.7%という低い失業率のときに金利を下げるという考えも誤っていると思います。実際には、労働力へのより多くの参加と、持続可能なレベルでの賃金の増加がまだまだ必要です。

 

パウエル議長は彼の言葉を聞いたやろうか?まあ聞いてないやろうな。でもとにかく、彼の言葉はかなり驚くべきことやった。それは、Fedはまだまだ引き締めるべきであり、緩めるべきではないとはっきり言ったのも同義や。そして、今の問題はそこにあるかもしれん。低インフレ、強い経済、そして一連の利下げに賭けていた買い手によってここまで多くの株が急上昇してきた。わいらは本当にそれらの利下げを望んでいるんやろうか?GEやRTXのような製造業者にとっては、まだシステム内に高すぎるインフレがあり、利下げは問題を悪化させるだけだというとるんや。

 

さあ、これらをひっくるめてこれからのことをわいらは考えんとあかん。もしかしたらもう1回の利上げが必要なんてことにならない保証はどこにある?わいの感覚では、まだまだ金利はどっち方向にでも行き得るかもしれんと思っとる。実際に利上げすべきだとさすがに強くは思わんが、多くのマネーマネージャーが3月に早期利下げを予想しているのはナンセンスなように思う。彼らはわいがやっとるような決算の研究をやっとるのか?彼らは自身の見通しがどれだけ間違っているかを学ぶべきだと思うで。

 

 

どうなるのでしょうか。

 

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