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【ジム・クレイマー】この稀なラリーを読み解こう!これに効率よく乗れると主張するのは、天才か嘘つきだけだ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/16のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

このようなラリーが発生することは非常に稀や。そしてこういう大きなラリーがあるときは、やっぱりマーケットに粘り強くとどまり続けたら大きな利益を得ることができる時があるなということを思い出させてくれるで。頻繁にトレードしてはじっくりとこのような大きなラリーにのるチャンスを逃してしまいかねないからな。例えば、今日のラッセル2000指数は驚異的な3.5%上昇やったんや。ダウは+1.85%、SP500は+0.64%、そしてナスダックは+0.20%だったで。ダウもSP500も新記録を更新しとる。

 

一方ナスダックは小さな上昇にとどまっただけで、これはメガテック株が好調ではなかったためや。今日はだから、まさに非テック株がリードする、わいらが慣れているものとは全く異なるラリーだったんや。今日のラッセル2000指数で最大の勝者たちは、驚くべきことに、わいらがほとんど知らない、聞いたことのないような企業だったんや。いったい何が起こったんやろうか?「マグニフィセント・セブン」のテック株は一息ついたんやろうか?上昇は終わったんやろうか?今入るのは遅すぎるんやろうか?これらの疑問は今すぐ解決せんとあかん重要な質問や。動きを解き明かさんとあかん。

 

第一に、いつこのラリーが始まったのかというと、それは、先週木曜日に発表された消費者物価指数(CPI)がとても低かったときや。6月はインフレが見られんかった。これが小型株ラリーの最初のポップを引き起こしたんや。多くの人々はインフレの低下がこれほど多くの小型株の大規模なラリーを引き起こすとは思ってなかったんや。ただ、上昇している銘柄のほとんどがバイオテックで、そのほとんどが赤字企業なんや。トップ35のパフォーマーのうち、ほぼすべてがバイオテックやヘルスケア企業で、ほとんどが利益を出していない赤字の会社や。

 

ということはどういうことかというと、今は最もリスクの高い株式がリードするマーケットだということや。具体的には、ラッセル2000の株式、特に現時点では安定性がないが将来的には価値が大きく上がるかもしれない赤字企業の株達や。インフレがないときやデフレに直面しているときにのみ繁栄するタイプの株があがっとる。だから、CPIがインフレが抑えられていることを示した後、これらの株が市場をリードするのは理にかなっとるといえば理に適っとる。

 

第二に、中小企業の株があがっとるのは、トランプが選挙に勝つという感覚があるから、というのも大きいで。トランプ政権になったらいろいろな規制が撤廃されて、それが中小企業のビジネスを盛り上げると皆思っとるんや。ここでの理論の背後にある状況は、大手企業は規制環境を簡単に交渉できるが、中小企業は資金もコネクションもないためそういうことができず、対抗できないというものや。わいが実際、今中小企業の活動が規制によって妨げられていて、実際に大手企業に利益をもたらしていると信じとるで。大手企業はすべての官僚的な手続きを処理できるが、中小企業はより自由な状況でなければ公平な競争をすることができないんや。そしてマーケットが示唆しているのは、規制の緩和が起こるやろうということや。

 

第三に、投資家は株に対してより楽観的になっていて、リスクを取りたいと考えていることがわかるということや。これはアメリカの現状に対する明確な悲観的な感覚を考えると驚くべきことや。大統領選挙をめぐってもこの国の現状に悲観論が多いわけやが、でも投資家たちは株式投資に悲観的ではなく、多くのリスクのある株やリスクのあるETFを買っとる。ここまで高金利が続いとったが、やけど結局現金から得られるリターンは株から得られるリターンほど魅力的ではなくて、特にラッセル2000の株がこんなにも大きく上昇していることを考えると、株から得られるリターンの方が魅力的やと皆思っとるということや。

 

第四に、最近まで下落していた住宅建設関連株やリテールセクターの多くが上昇し始めとる。これは、住宅ローン金利が低下しているからか、もしくは今朝発表された小売売上高の数字が良好だったからかもしれん。ダウ工業平均の住宅関連株やヘルスケア株も今日は好調で、これはCPIの結果とかもうけて、Fedの利下げ観測が高まっとるからや。今の状況やと、住宅関連株とかを持たざるをえない感じになっとるよな。

 

第五に、最大の勝者の多くは、別の規制体制下では買収提案を受けることが予想される企業だということや。特に合併に対して敵対的でない規制体制が予想されると好調になる企業や。バイデン政権は史上最も独占禁止法違反に強硬な政権で、現代史上または、もしかしたらすべての歴史の中で、敵対的な買収を最も多く阻止している政権や。反トラスト法をロースクールで学んだわいにとって、これは断言できることや。もしトランプが選挙に勝てば、確実により多くの買収や合併が成立するやろう。大手銀行は、そういう取引の熱気が高まりつつあると決算発表で述べているしな。

 

第六に、税金や。これが株式市場を大きく動かす要因となる可能性がある。トランプが勝てば、特に富裕層向けの税金、主に株を購入する人々の税金が下がると認識されとる。そして多くの人々はそれに先んじたいと考えとるんや。最後に、7つ目は、大手テクノロジー株の大規模な売りが見られるということや。人々はこれまで立ち遅れてきた小型株のラリーを見て、こっちの方が簡単に大金を稼げる可能性があるんやないか、となっとる。中小企業の株を買う資金の一部は、大手テクノロジー株の売りから来とる。このラッセル2000の価値の上昇は、大手テクノロジー株の売りから得られる資金がなければ実現しなかったかもしれん。そこまで心配する必要はないで。大手テクノロジー株が終わったわけではない。ただ、小型株がそういう株にキャッチアップするまでは小休止するかもしれん。そしてそれはちょっと時間がかかるかもしれん。

 

この驚くべきラリーからの最大の教訓は、株を買うためにはマーケットの広がりを待たなければならないと主張する偽善者がたくさんいたことや。わいは何度も言ってきたが、マーケットは往々にして、悠長にしていたらチャンスを与えてくれなかったりするんや。あまりにも速く進行してしまったりするからな。このような電撃的なラリーの窓は非常に短く、長くは開いてなかったりする。そして、今、株式市場は買われ過ぎの状態で、一週間前よりもはるかに入るのが難しい時期や。わいは明日のCNBC Investing Clubのメンバー会合でその点を強調するつもりや。

 

結局のところ、トランプ大統領誕生の可能性やインフレの低下、Fedが利下げをはじめる可能性がラリーの原因であるかどうかは重要ではなかったりするんや。最も重要なのは、もしあなたが常に粘り強く株式投資をしているのでなければ、そして短期のトレードを繰り返すばかりだったら、今のような巨大なラリーを見逃してしまったかもしれないということや。このマーケットの広がりを待ってマーケットから離れたトレーダーたちは、今、自分たちが見逃したかもしれない最も簡単な利益に気づいて傷をなめていることやろう。こうしたラリーからきちんと利益を得る唯一の方法は、上昇すべき株を先に保有していることや。長期間不人気だった時も粘り強く持ち続けることや。天才、もしくは嘘つきだけが、短期のトレードでこういうラリーに乗ることができると主張するんや。

 

 

凡人は粘り強くいくのみですね。

 

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