アメリカ発ーマカベェの米株取引

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【ジム・クレイマー】ただ震えるのではなく。。暴落時の指針6ポイント!まだまだこれからだ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの8/5のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

分かるでわかるで。今日のような日は、もう泣きながら何も考えずに寝たい気分になるよな。でもまあ、はっきり言って、今おこっとることは異常でも何でもない。普通のことや。特に深刻ではないで。確かに今はとてつもなく嫌な状態に思えるかもしれんが、この時期、すなわちFedが金利を引き下げようとしている時には普通に見られることや。経済が下降しとる。そういう時にはそういう時の身の処し方というものがある。長年ウォール街で培われたプレイブックがあるんや。

 

そのプレイブックを利用して、自分の身を守りながら、今の状況を利用しようやないか。今の状況から逃げるんやないで。利用するんや。確かにここ数日、株価の動きとしては激しい下落を見とる。今日なんか、ダウは-2.60%、SP500は-3.00%、そしてナスダックは-3.43%と、約2年ぶりの大幅安や。今こそセルオフのプレイブックに準じていろいろ考えていかんとあかん。そして果たして自分たちは株を持ち続けるべきなのかどうなのか考えんとあかん。

 

ということで、プレイブックを一つ一つ見ていこうやないか。まず一つ目は、まず第一になぜこんなに株価が落ちているのか、何がうまくいっていないのかを、きちんと理解する必要があるということや。特に今日のこの大きな下落の震源地はどこや?今日に限って言えば震源地はここアメリカではなかったかもしれん。この下落は日本で始まったで。日経平均が一晩で13%も下落するという恐ろしい暴落があったんや。これは87年のブラックマンデーのクラッシュ以来最悪ということや。何とこのご時勢に日本銀行が金利の引き上げを決定して、マネーマネジャーが動揺したんや。

 

さて、こういう時に、他の株主が売ることを強いられている株を持っていることほど危険なことはないで。いつ他の人が株を売り終えるのかは普通は分からん。だから、こういう下落時にボトムをあてるのはとても難しいんや。だいたいの場合ボトムというのは、しばらく時間が経ってからでしかわからん。だから予測しようとするんやないで。ボトムを当てようとして不確かな予測ゲームに興じるよりも、もっと注意深い建設的なアプローチが必要や。まあでもなにはともあれ、実際に何がおこって急落しているのかをまず知ることが大切や。

 

第二に、似ていることやが、他の多くの人々が実際に何が問題だと思っているのか、それを分析せんとあかん。この点も重要や。例えそれが真実とは違っていても、例えば多くの場合、マネーマネージャーは誤った情報に基づいて行動してようがなんだろうが、多くの資本を動かしていて、その彼らの動きが株式市場全体の動きを制御するということもおこる。正しかろうが間違ってようが今世論は何によって左右されて、その結果どう株式市場の動きにつながっているのかを知ることが大事なんや。

 

今皆が考えていることを例えば3つあげておこう。まず一つ目は、Fedが先週大失敗をしたと考えている人がおるということや。先週の時点でFedは金利を引き下げるべきではなかったか。なぜなら経済が十分弱く、雇用も十分弱く、そして消費者が窮地に立たされていることが明らかだという理由からや。わいもFedは利下げすべきだったとは思うが、まあでも正直なところ、先週0.25ポイントの引き下げがあるか否かは本当に重要ではないと思っとる。だって本当に状況が悪化した場合、パウエル議長は普通に利下げに踏み切るやろう。彼は動かないぬいぐるみではなく、生きたFedの議長なんやから。

 

二つ目のみなの一般的意見として、この決算を受けて、「マグニフィセント・セブン」が途方もなく過大評価されているという広範な見方がある。でもわいが思うにMetaにはAIの投資収益率が実際にあったことが評価されるべきやと思うし、Appleは素晴らしい決算を迎えたと思うで。ここからのiPhoneの新しいAIモデルが楽しみや。確かに、Amazonについては、完璧な決算ではなかった。それは認めるが、彼らは、顧客が激動の政治状況やオリンピックに気を取られて支出を控えていると言うとるんや。確かにAmazonは壁に当たったかもしれんが、彼らは人々を欺いてないで。

 

Nvidiaについては、最近の記事で最新の半導体「Blackwell」の出荷が遅れていると言われとる。でもわいはNvidiaの信頼を無くしてないで。わいの情報では、7月初旬にこの会社が言ったことと事態は何も変わってないように思える。Blackwellは後半に大量出荷されるんや。しかも、ここまでNvidia株は大きく落ちてきたから、例え新しいチップの出荷が多少遅れようがなんだろうが、わいはNvidiaは買いやと思うで。今の現行半導体H200への需要だってめちゃめちゃ高いままやからな。

 

ただそれでも、Blackwellについての噂は渦巻いとる。例えば、この半導体を使うと、デバイスが熱くなりすぎる、ということや。Nvidiaの決算までいろいろなことに対する明確さは得られないかもしれんが、例え積極的にはならず待ちの姿勢でいたいとしても、わいはわいのマントラ、Own it, don't trade itを変えるつもりはないで。さて、Appleに関してはウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイがApple株の半分を売却したというニュースが出たよな。これは予測できなかったことや。バフェットの中で何かが変わったんやろうか?

 

わいらには分からんが、彼がポジションを手放していることは確かに多くの人々を動揺させとる。そしてそれがMag7株全体の売却を促した節すらある。Mag7それぞれはまだ今年の残りに向けての素晴らしい可能性があると思うんやが、今のところ、テクノロジー株に安全な避難所はないかのような動きよな。この時流に乗じて買うつもりなら、ゆっくりと少しずつピラミッドスタイルで購入してほしいで。株価が下がれば下がる程大きく買って、上がれば上がる程小さく買うんや。繰り返すが、わいはAppleはOwn it, don't trade itの株やと思っとるし、Nvidiaもそうや。

 

ただ、信じられないかもしれませんが、こういう株は見方によってはバリュエーションが依然として高くて、多くの投資家がまだ利益を確保したいと考えるかもしれん。わいは両方の弱点に盲目ではないで。彼らはさらに下落する可能性があるし、おそらくそうなるやろう。もしあなたが痛みに耐えられないなら、どうぞポジションを解消してそれから抜け出してほしい。

 

さて、第一と第二で今の売りに目を向けて、それぞれのエピソードを特定して、投資家がそれをどのように正当化しているかを確認しようという話をしたが、その後に、第三に、今の売りを引き起こしている爆心地に関わらない銘柄で買えるものがあるのかどうか、考えてみる必要があるで。常に建設的に買いの機会に注目し続けることが重要や。多くの人々は、いくつかの弱い景気後退の数字が出てきたから、リセッションがあると信じとる。ただ、4.3%の失業率で本格的なリセッションなんかないで。経済がまだまだ雇用を創出しているときに景気後退はない。大きな破産が連鎖しているわけでもまだないやろ。

 

ということは例えば、銀行株を実際に買うことができるんやないかということや。知っとる知っとる、ウォーレン・バフェットがBank of America株を売っとることは知っとる。でもだからといって全ての人が全ての銀行株を見放すべきということにはならないで。単に理由なく売られているために、理由もなく価値が下がっている可能性がある銀行株だっていっぱいあるはずや。そういう意味では今は良い機会や。例えばわいはMorgan Stanleyの株が好きや。わいの予測では、来年はIPOよりも買収が多くなると思うで。このMS株は最近の3日間で急落したが、下落はここで終わる可能性がある。配当もあることやしな。ちなみに今の売り手は配当株に注目している可能性があるで。ここから金利が低下したら株の配当がより魅力的にあんってくるやないか。4%以上の利回りの株を買うことで、急激な金利低下の中でも安定収入を確保したい人は多いやろう。

 

第四に、今のような下落の時というのは、まだまだ更なるこれからの下落を利用するためにも十分な現金を持っていないとあかんのや。CNBC Investing Clubのメンバーやったら、わいが相場が好調な時に小さな利確を繰り返していたことをしっとるやろ。そうやって、好調時に現金をきちんと横においておくことこそが、こういう下落時にも慌てない秘訣なんや。そしてわいのファンドは今いろいろ動いとるが、現金ポジションを全然吐き出してないで。まだまだこの一つの相場の動きで全部現金を投入なんてことはしないんや。まだまだ下落の余地があるし、ここから先パニックが戻ってくるかどうかもわからんからな。日本だってここからどうなるかわからんやないか。

 

第五に、まだまだ売られすぎになるまでお金を温存しておくべき、ということや。今朝、VIXで測定された恐怖レベルが65を超えとった。これは2020年3月、つまりCOVIDパニックの最盛期以来のことや。でもまだわいはマーケットの本当の売られすぎ状態には達してないと思うで。わいがいつも見て話題にしとるSP500オシレーターの数字は今日までマイナスではなく、そして今夜はマイナス2.47で終わった。これはまだまだのレベルや。ここで買いたければ何か買ってもええが、弱さに備えてもっと買う準備をするべきレベルや。注意深く、な。このオシレーターの数字がマイナス5より下になったらわいはもっと安心して買っていけるやろう。マイナス2.47は早すぎる。まだ盲目的になるレベルでは全然ない。

 

第六に、これが最後やが、まだまだこれからマーケットに影響を与えるべきイベントに備えようということや。今見えていない何かがまだあるのかどうか。商業不動産市場は大丈夫か。大統領選はどうや。ハリス行政が反ビジネスになることはないやろう。彼女の支持者には、これまで事業を経営してきた人々が含まれとる。現在の大統領と違ってな。ただ、彼女は非常に高い法人税を支持しとって、それについては誰も話題にしていない状態や。経済システム的には今破綻の問題はないと思うし、後は決算やな。今夜のCSX、Palantir、Lumen technologiesの決算が良かった。特にLumenは本当に驚きや。こういう決算はネガティブ要素や景気後退論にはあてはまらん。

 

これからまだまだ多くの決算が控えとる。 明日はCaterpillar、Builders FirstSource、Supermicro、Airbnb、Amgenの決算がある。明後日はDisney、Shopify、Emerson Electric、Robinhood、そして木曜日はEli Lilly、Datadog、Trade Deskと、注目決算が目地通しや。これらの株のいずれかが、景気後退の論争の一部として使われるやろう。

 

結論やが、今言った相場急落時のプレイブックのすべてのチェック項目を確認して、このひどい下落を冷静に認識してほしいで。冷静さ、それがキーワードや。冷静になることが大きな儲けへの第一歩や。その上で、ショッピングリストを作成して、好きな銘柄を選び始める準備をしてほしい。わいは自分のファンドはCNBC Investing Clubのメンバーの人はわかる通り、常に準備を怠ってないんや。そして下落中には少しずつピラミッド型で買っていく。一時に全部投入するんやないで。そんなことしたらすぐに失望と怒りで吹き飛ばされるやろうからな。

 

 

粘り強くいきたいですね。

 

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