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【ジム・クレイマー】不要な疑念と軽蔑が、大きな儲けを逃すことにつながる!本当に「悪い決算」だったのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/12のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

株式市場はなんと言うか、すべてが許されたみたいな動きをしとるよな。いや、すべてではないにしても、少なくとも大部分は許された、みたいな。今のマーケットのこの驚くべき回復力について話したいと思うんや。多くの会社のビジネスがつまり、ウォール街が考えていたよりもはるかに優れているという認識について話したい。こういう状況になると、毎回毎回何かの悪いデータポイントが一つ出るたびにマーケットはあかんと反発するのは馬鹿らしいと思うやろ。各々会社は毎日毎日仕事に明け暮れ、一部には素晴らしい天才経営者たちもいて、あなた、つまり株主のために価値を創造するために最善を尽くしとるんや。わいらはその様こそ毎日目の当たりにせんとあかん。

 

今日はダウは+0.58%、SP500は+0.75%、そしてナスダックは+1.00%と続伸の日になったが、こういう上昇を支えるのはやっぱり、それぞれの会社における良い経営と素晴らしい実行力の結果で、でもこのことはしばしば見過ごされがちなんや。わいは別に過度に楽観主義者ということではないで。必要であればCEOに厳しい質問を浴びせることもするし、経営者の中には軽蔑や疑念に値する人もおる。でも一方で、信じられないほど勤勉なCEOと、その中で働く素晴らしいチームがたくさんあって、彼らの努力を無視することはあなた自身の損失となってしまう。

 

でも、決算後の細かな動きやそれにまつわる妄言に惑わされたり、Fedの利下げ推測ゲームに夢中になったら、本質的に素晴らしいビジネスをしている会社がいっぱいあるという事実を、しばしば見落としてしまうんや。わいが言いたいのは、「真剣になろう」ということや。素晴らしい企業は四半期の変動にそこまで巻き込まれたりしないんや。株価の動きはああだこうだ言われることで上下しても、ビジネスは堅調やったりする。その象徴例として今日はKrogerを挙げたいで。

 

わいらの国最大のスーパーマーケットチェーンの一つであるKrogerは、規制当局の厳しい反対にもかかわらずAlbertsonsを買収しようとしとって、多くのアナリストがまだまだKrogerはこの買収に固執して、そこにあまり気を取られすぎていると予想知った。でも実際どうだったか。そんな考えは間違いやったで。今日発表された決算では通期の売上高ガイダンスの下限を引き上げたりして、既存店売上高は、デジタル販売と来店客数の増加に牽引されることで前年同期比で1.2%増加して、デジタル販売はなんと11%増加して、Eコマース利用世帯数は14%増加したんや。

 

CEOのRodney McMullenは、食料品のコストを抑え、非常に不安定な商品環境の中で、経済的に不確かな労働組合を維持しつつも、素晴らしい業績をあげとるんや。優れたロイヤリティプログラムを開発して、店舗の地域化を進めて、Costcoに次ぐ最高のストアブランド製品を作り上げることで、批判者たちを黙らせとるんや。皆の財布の紐が固くなったのもええことなんや。料理をすることは外食よりはるかに安いからな。特に予算に敏感な顧客にとってKrogerは輝いとるんや。

 

ただ、予算に敏感な顧客は、月の初めに必需品や食料品をまとめて購入して、月が進むにつれて支出を控えるようになる傾向があって、このことがKrogerにとっては以前は厳しい環境になっとったんや。環境が少しでも厳しくなると、常に業績を下回っていた印象のあったのがKrogerという会社で、だからこの決算は警戒されとったわけやが、決算が発表されると株価は上昇したで。今日は+7.18%だったんや。皆、Krogerはいつものように失敗すると思っとったが、Rodney McMullenはようやくこのスーパーマーケットをきちんと改善することができたんや。だからこその驚異的な株価上昇だったんや。

 

まあいろいろ言うたが、KR株は基本的にはシンプルなんや。わいらはみんな食べなければならない存在で、不況でもお腹はすくわけで、食品業界を理解するのはそれほど難しくなかったりする。でも、テクノロジーセクターに関しては全然状況が異なるで。テクノロジーの世界では、批評家たちがCEOの決断力や洞察力に常に疑問を抱いとるが、CEOたちは自分たちのビジネスについて批評家たちよりはるかに多くのことを知っとるものなんや。そのビジネスの複雑さから、ウォール街のアナリストたちは現実とはかけ離れた、そして間違った評価を下すことも多いんや。

 

Amazonの事例を考えてみようやないか。Amazonで最も重要な部分はeコマースではないで。AWSや。今だってこの一秒ごとにAWSが稼働しとる。クラウドインフラ事業のAWSは、最も高い粗利益率を持っとる。確かにここまでいくつかの最適とは言えない四半期を経たりしとったんやが、その後に魔法のような最適化が行われたんや。前回の決算でわかったのはAWSは好調に成長し続けとるということや。そしてこの成長は、Generative AIのおかげでますます良くなってきとる。

 

だからわいはこの前のAmazonの決算での業績が大好きやったんやが、ウォール街はそれを嫌ったんや。Amazonは売り、との声がそこら中から聞こえてきたんや。アマゾンのeコマースの売り上げが、通常なら素晴らしいはずが、トランプ元大統領の暗殺未遂事件や、その後すぐに国民がオリンピックに夢中になったことで一時的に減少したりしたことが嫌気されたんや。Amazonは、こういう国民の耳目を集める出来事が衝動的な購買意欲を鈍らせるんやないかと懸念しとった。

 

わいはその懸念は杞憂に終わるやろうと思っとった。でもアマゾンの株価は180ドルから154ドルに下落し、わいのCNBC Investing Clubのメンバーやったらわかってくれると思うが、わいはメンバにはAmazonは買いやと言い続けとったんや。わいのファンドでも買い増したで。わいはCEOのAndy Jassyに完全な信頼を持っとるとメンバーには明言しとった。Amazonのビジネスがどう進むかについて、わいは全く心配しとらんかった。わいは、Amazonを無理に擁護する者かのように見られていたのは承知していたが、全く気にせんかった。

 

わいはAndy Jassyはまるでジャシーは、まるでチーフスのコーチ、アンディ・リードのように、勝つために必要なことをきちんとやってくれると信じとったんや。そして結局、Amazon株の株価は、いわゆる皆が「悪い決算」と言ってその後株価が下落した、その決算の前の水準まで回復したんや。もしあなたがわいの言うことを聞いてAmazon株を買っていたら、もしくは買い増していたら、今あなたは報われとるはずや。

 

それではBroadcomはどうや?確かにこの会社は理解するのが最も難しい会社の一つかもしれん。なぜなら、データセンターからインターネット、クラウドからデータセンターまで伸びる基盤を詳しく研究しない限り、Broadcomの主要な成長の原動力を知ることはほぼ不可能だからや。彼らが最後に決算を発表したとき、AI事業に関する話を嫌ったトレーダーたちが株を売ったために株価は153ドルから137ドルに下落したが、でも実際の決算の数字は予想を上回っていたりしたんやで。

 

BroadcomはAI事業が依然として急成長していて、VMwareの買収もわいが懸念していた問題を克服して非常に強固になっとる。わいはすごくいいと説明したんやが、誰もそれを聞き入れんかった。わいだけやないで。そもそもBroadcomの経営陣が「AI事業は順調だ」と伝えていたにもかかわらず、や。わいはだからAI部門については全く心配しとらんかったんや。なぜなら、CEOであるHock Tanが「心配する必要はない」と言ったからや。彼は、AI事業が加速するだろうとわいらに教えてくれた。

 

わいは巷にネガティブな流れが見えた時、「なぜこの素晴らしいリーダーを疑う必要があるのか?」と思ったんや。彼は長年にわたり正しい判断をしてきたんや。今では株価は164ドルに達し、いわゆる多くの人が「悪い決算」と認識した、その決算の直前の水準をはるかに超えとるで。もし、CEOに、彼の実力に相応しい信頼を与えていれば、短期間で大きな利益を得ることができたやろう。

 

もちろん、最後には最高の例を挙げとかんとあかんやろう。Nvidiaや。先月、Nvidiaは素晴らしい決算を発表したんやが、わいらが耳にしたのは「失望的な数字」という声ばかりやった。「Nvidiaの観戦パーティーは中止だ」と言われたんや。Nvidiaの決算はパーティーが開かれてそこで皆が一斉に楽しむほどに盛り上がっとったんやが、決算発表後に盛り上がることはなかったんや。株価は決算前に126ドルで取引されとったが、その後102ドルまで下落して、世間はまるでNvidiaを見放したかのようやった。

 

でも売っている人はNvidiaが何をしているかも、どうしてこうなったかも理解していないようやった。おそらく、Nvidiaの名前さえ正しく発音できないやろう。Niveaクリームとの違いもわからないやつもいっぱいおるやろう。でもこの週、以前パニックに陥って株を手放した人たちは、なぜそんな愚かなことをしたのか後悔しとるんやないやろうか。わいら今、Blackwellに対する需要が非常に強いことを知ったんや。これはCEOのJensen Huangが最近Goldman Sachsでのカンファレンスで明かしたことや。

 

彼は皆あまりにNvidia製品を早く、多く手に入れたいがために、「顧客が感情的になっている」と語ったんや。割り当てに対して感情的になっとるんや。これは、批評家が当時予想しとった「需要が弱い」という話とは全く逆の状況や。むしろ、需要が多すぎると言ったほうが適切やろう。更にJensenはNvidiaのもう一つの大きな事業であるAccrelated Computingについても話したんやが、これについてはもはや誰も触れなかったりする。Nvidiaの超高速GPUを使用して、通常はインテルのCPUが処理するような負荷の高い作業を処理することをさすんやが、エネルギー効率が非常に高く、エネルギー消費も大幅に抑えられる。ここの部分は運用コスト全体の主要な要素となるべきところなんや。

 

現在Nvidiaの株価は119ドルやが、いわゆる「悪い決算」の前の水準の127ドルに戻れるやろうか?わいにはいつ戻るというのはわからんが、でもなぜ戻れないはずがあるやろうか?と思うで。投資において懐疑的になるのは正しいことや。慎重になるのも当然や。でも結論として言えるのは、すべての経営者が同じレベルの懐疑や軽蔑に値するわけではないということや。一部のCEOたちは、信頼に値する実績を築いとるんや。KrogerのRodney McMullenやAmazonのアンディ・ジャシー、Broadcomのホック・タン、そしてNvidiaのJensen HuangのようなCEOたちに対しては、信頼を寄せるべきや。わいが彼らに信頼を置いているように、あなたもそうするべきなんや。そうでないとただただ儲けのチャンスを失ったりするんやで。

 

 

良い感じになってきましたね。

 

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