こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。
いつもわいらはブルが自己満足に陥っていてダウンサイドのリスクを軽視していると聞くよな。一方で、弱気派、ベアが自己満足に陥っていて、素晴らしい機会を逃していると聞くことはほとんどない。このバイアスは馬鹿げとって、だから素直にアナリストの言うことを聞いていたらあかんのや。今日はダウは+0.30%、SP500は+0.97%、そしてナスダックは+1.45%と、昨日から一転して上昇の日になったが、ほら言ったやろ?という気分にわいはなるで。昨日のMad Moneyでは、多くの銘柄がダウングレードされたことについて多くの時間を費やして話したからな。
わいはダウングレードにとらわれすぎるなという話をしたよな。時に格下げは無意味で、それに従えばお金を失うことになるんや。結局もっと長期目線で、例えば過去10年間を振り返って、最も難しいことを考えたら、結局良い株を保有し続けることが難しいんや。わいはアナリストがいろいろ勝手なことを言って、多くの人々を素晴らしい利益から遠ざけてしまうほど怖がらせるのは、間違っているように思うんや。バリュエーションに基づくダウングレードの場合は、もし株を売ったらより低い水準で株を買い戻す準備をする必要があるが、これは最高のトレーダーでさえ非常に難しいことなんやで。
昨日何が起こったか考えてみてほしいで。わいはアップルとアマゾンの格下げを嫌って、それについて話さざるを得んかった。なぜなら、ダウングレードに人々が怖れを抱くであろうことは別にこれが初めてではなく、みんな売りたい誘惑を耐えるのが大変やからや。覚えとるか?昨日アップルを格下げしたアナリストは、ハードウェアが今一の出来のため、2026年から2027年まで新しいiPhoneについて青信号は点灯しないと話しとったんや。
アマゾンの格下げについては、アマゾンの大型プライムデー・イベントの直前に、消費者支出の逆風を懸念しとったんや。でも結局このイベントでは、驚くほどのバーゲン品があったで。みんな見たか?チェックすべきや。本当に素晴らしいで。わいはCNBCインベスティングクラブのメンバーに、ダウングレードでもただ持ち続ければいいし、買いたい人は下落に乗じて買えばええと言うた。そもそもアマゾンもアップルも、格下げの前に最近の高値からは大きく下落していたからな。わいは5日間で5%の下落したその後に株を買うのが好きやで。高値追いになりにくいからな。反発が得られやすいしな。
そもそもアマゾンは、広く嫌われた決算を報告したんや。決算後161ドルまで株価は急落したんやが、2週間ちょっと前には195ドルまで戻ったんや。いわゆる「悪い決算」なんかなかったかのようや。その後、9ポイントほどまっすぐ下がって、そこでダウングレードを受けた。昨日の下落は、あの決算以来2回目の買い機会を与えてくれたとわいは思ったで。案の定、今日はどうなった?株価は反発しとるやろ?売るにしても、今ならより良い価格で売ることができる。わかるやろ?軽々に人の意見に乗せられて売買したらお金が儲からないことが。
アップルも同様や。iPhone 16が大失敗するという否定的な見方が出て株価は下げとったが、今日はその株価は反発して、4ドル上昇して、225ドルに戻ったんや。もしあなたが、アップル株価が抜け出したいと思っても、昨日ではなかったで。せめて今日やろ。そしてもしあなたが昨日アップル株を売ってしまったと思っているのなら、そしていつ買いに戻ろうかなと思っているのなら、残念ながら、低い水準で買い戻そうというのはもう遅すぎる可能性があるで。
別にアップルの株価が再び下がらないと言っているわけではない。むしろその逆で、下がる可能性は確かにあるということは強調したい。ただ、出たり入ったりを繰り返すのは、税金の問題もあるし四六時中相場にはりつかなければいけないという問題もあるし、この番組を見てくれている人の大多数にはまったく向いていないということを言いたいんや。わいは人々に株を売らせるような大きな影響力のあるダウングレードにうんざりしとるんや。
さて、そんなうんざりしている中、今日はマイクロソフトの格下げもあったで。AI収益が過大評価されているというものや。数ヶ月前なら時宜を得た判断だったかもしれん。問題は、マイクロソフトの株価がちょうど441ドルから410ドルまで、ほぼ一直線に下がったところだったということや。巨大な下落の後ということや。今日株価はどうなった?昨日のアマゾンとアップルとは対照的に、今回は影響がほとんどなかったんや。マイクロソフトの株価は逆に上がっったんや。
もしあなたが調査会社にいて、マイクロソフトを担当しているとしよう。あなたは自分の部屋に籠もって、怖がり、マクロ経済を心配し、株価が毎日少しずつ下がっていくのに恐れおののいているとしよう。そして株を格下げする判断をしようと考えているとしよう。でも、まごまごしているうちに、他のアナリストがあなたを出し抜いてしまった。そのアナリストによるダウングレードで株価はもう下がっている。遅れたかな、でも自分も出してやれ、となるか、株価のダメージはすでに与えられていて、悪いニュースは株式市場に織り込まれていることに気づくか。気づいたらどうする?アップグレードを今度はするか?この機微をわかるか?こういうものなんや。アップグレードがあったって、全面的に安全だと考えるのは、わいにとってめちゃめちゃ愚かなことや。
わて、ここ数週間のペプシコの株価を見てほしいで。先月179ドルだったのが167ドルになってしまったりして、決算発表時には166ドルで、その決算は、いわゆる予想を下回るものやった。売り上げが予想をミスしたりして。でも、本当にダメな決算だったのか?わいはそうは思わんかった。実際、アナリストたちがここまでさんざん、悲惨な決算になると言い続けていたことを考えると、結果を見たとき、それほど悪くないと思ったんや。この会社は8%の利益成長率予測を維持していて、これは食品や飲料会社にとってはかなり良い数字や。結局この株は今日、驚くべきことに1.92%も上昇して終わった。決算発表直後は右往左往していた株価も、ふたを開けてみれば上昇の日になった。
Honeywellはどうや?わいはCEOが常々計画を言っていた、会社の価値を解放する計画をいつやるのか、全然動かないことに最近は批判的やったんや。そして今日、ようやくこの会社が、最終的に自己改革に本腰を入れていることを投資家に示したんや。先端材料部門のスピンオフ計画を発表したんや。これは、経営陣が産業コングロマリットの広範なポートフォリオを再編して、より収益性の高い事業に焦点を当てるという約束を果たす動きや。歓迎すべき新しい価値の解放や。
でもマーケットはほとんど無反応やった。株価は急上昇しても良かったと思うが、そこまで大きく上がらずに、この良いニュースは完全に無視されとる。なんということや。長く待ち望まれていたスピンオフがあって、残りの会社をより焦点を絞ったものにするというのに。なぜ人々はもっとこのニュースを気にかけないんやろうか?
みんな債券の取引が悪化していることに捕らわれとる。長期金利が多くのセッションで上昇しとる。後は、原油市場のいけてなさにも心配しとる。ただ、わいがここで言いたいのは、Honeywellがスピンオフするという素晴らしさと、マクロと、それが何の関係があるのかということや。Honeywellがより無駄のない、より焦点を絞った、より良く運営される会社になり、より高いPERを持つことになることこそが重要なことやろ?結論やが、アナリストが格付けを変化させることに振り回されるよりも、企業のファンダメンタルズにより焦点を当てるべきなんや。
中長期目線でいきたいですね。
応援よろしくお願いします。