こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの4/16のMad Moneyはどうだったでしょうか。

振り返ってみると、やはりそうだったのではないかと言い始める人が出てきとる。何のことかというと、マーケットのボトムのことや。おそらく S&P 500 は3月30日月曜日に底を打ち、そのとき 6,316.0 を付けた、あれが安値だったんやないか、というわけや。そして今、多くの人が「今ここで底打ちを宣言すべきだ」と言うとる。実際、その可能性は十分にあるで。ただ、わいがやりたいのは、その安値を引き起こした要因を皆さんに順を追って説明することや。

そうすれば、もし次に備えるべき局面が来たときに、きちんと備えられるからな。イランとの戦争がさらに激化しかねない中で、再び大きな下落が来た場合に、どうすべきかを知っておいてほしいんや。今、わいが「もし」と言ったことに注目してほしいで。というのも、トランプ大統領の計画や、その日に誰が何を動かしているのかといった変数に左右される市場で、ボトムを正確に言い当てるのは非常に難しいからや。ただ、先週の安値局面で何が起きたのか、その舞台設定を振り返ることはできるで。

今日はダウは+0.36%、SP500は+0.44%、そしてナスダックは+0.54%と上昇の日になって、先週とはまるで別の市場のように感じられるとしても、でもきちんと振り返ることで、皆さんは将来に備えられるはずや。まず認識しなければあかんのは、今日皆さんが何を聞いたとしても、先週のいわゆる底値は株そのものに関する要因で生じたのではない、ということや。底値をもたらしたのは金利やった。具体的には、3月27日金曜日、10年物米国債利回りが8か月ぶりの高水準である4.482%に達したんや。これは本当に恐ろしいことやったで。

ところが、その翌週の月曜日には金利が下がり、しかも大きく下がって、およそ4.3%まで低下したんや。これは非常に大きな変化率やった。しかもその日は、実際には原油価格が上昇していたにもかかわらず、そうなったんや。この苦しい相場局面の中で初めて見られた乖離やった。原油高、なのに金利低下。そのショックこそが底打ちを引き起こしたんや。では、その日何が起きて、そんなあり得ないような展開になったんやろうか?トランプ大統領が何か発言して、戦争終結が近づいたんやろうか?イランが何らかの形で降伏したんやろうか?

答えはNoや。そんなことは何もなかったんや。まったく違うで。実際に起きたのは、3月30日月曜日にFed議長のJ.パウエルがハーバードで講演し、特に債券市場を見ていた多くの人々を驚かせたことやったんや。彼は、エネルギー価格が上昇していても、インフレ期待はしっかり抑制されていると述べたんや。つまり、中央銀行はこの原油ショックに対して、金利を引き上げることで対応する必要はない、ということや。彼は、Fedはエネルギー市場の短期的な変動を超えて見るつもりだとも述べたで。そして、Fedが設定する政策金利であるフェデラルファンド金利は、Fedが腰を据えて状況を観察するのに適切な水準にある、と語ったんや。

これはまさに、ふう、と胸をなで下ろすような話やったで。歴史的とも言える重要な判断やったが、株式トレーダーには見過ごされとった。でも債券トレーダーにとっては決定的な意味を持ち、それだけで下落を止めるには十分だったんや。金利はだから低下に向かったで。なぜか。単純や。そのハーバードでの講演が行われた月曜日の直前、つまりその前の金曜日の朝の時点では、トレーダーたちは0.25%の利上げが行われる確率を50%超と見て賭けとったんや。

利下げではなく、利上げやで。というのも、コストが制御不能になり、インフレが再びじわじわ上がっている一方で、雇用は堅調、まさに今のような状況では、それがFedの本来の対応だと考えられていたからや。しかしパウエルは、その見方を完全に打ち砕いたんや。実に明快やった。トレーダーたちは非常に重大なことを察知していたんや。つまりFed議長は、利上げの可能性をテーブルから外したのであり、それは先週だけでなく4月の会合についても同じだ、ということや。

そしてその先は、6月になればパウエルの時代は終わり、Kevin Warsh がFed議長になる。彼はトランプの指名する人物や。操り人形ではないが、大統領と同様に、経済には後押しが必要だと考えていることは分かっとる。ちょうど先週金曜日、つまり Good Friday に雇用統計が発表されたよな。株式市場は休場やったが、その数字は予想を大きく上回る良い内容やった。でも、パウエルが利上げの可能性を排除したことで、労働市場が強すぎることを心配する必要はなくなったんや。それほどまでに、パウエルの発言は債券市場にとって、原油市場にとって、そして何より皆さんの保有株にとって重要だったんや。

ここで一歩引いて考えると、たとえ戦争が見出しを独占し、大統領が「合意がなければ、そしてそれがホルムズ海峡の再開放を含むものでなければ、明日の夜にはイランの発電所を攻撃する」と言っていたとしても、株式市場にとって本当に重要なのは、ごく単純に言えば金利なのだ、ということが分かるよな。実際には、たとえば、原油価格がどこまで上がるかよりも、Fedがどう動くかのほうが重要だったんや。もちろん、ここから原油が150ドル、160ドルまで上がるようなら、Fedの見方もまったく違ったものになるかもしれん。そうなれば話は別や。しかし、このレンジ内での動きであれば問題にはならん。

大統領が何を言ったかも関係なかったんや。わいらはずっと、大統領の脅しは大げさなものだ、挑発的な発言だ、あるいは石器時代発言のようなものだと考えてきたが、株式市場との直接的な関係はなかったんや。実際、その発言で市場は動いてないんや。もしかすると、彼はもう信用されていないのかもしれん。というのも、彼はしょっちゅう考えを変えるからや。イランがホルムズ海峡を封鎖するとなれば、それはたしかに重要や。ただ、金利と比べれば、そこまで重要ではないで。

わいがこれを強調しているのは、多くの視聴者が、株式市場を支配しているのは債券市場だということを理解していないと思うからや。戦時下であっても、金利はとりわけ重要や。特に、多くの投資家が誤った方向に傾き、金利は上がると賭けているときにはなおさらや。もし金利が上昇する流れにあり、Fedが原油高を理由に0.25ポイントの利上げに踏み切るようなことがあれば、わいらは激しい弱気相場に飲み込まれていたやろう。それははっきりと言って差し支えないと思うで。こうした局面は、過去に他のFed議長が原油ショックの中で利上げを行ったときにも見てきたんや。

もしそういう事態になっていれば、小売株、住宅建設株、銀行株、金利に敏感なヘルスケア関連は打ちのめされていたやろう。Utilities は壊滅的、航空株もひどいことになっていたはずや。今夜見られている 健康保険株の大きな上昇も、連邦政府によってより高い料率が認められたことが背景にあるんやが、もし金利が上がっていたら、それも明日には帳消しにされていたやろう。3月30日の安値を超えて、その先を見てみると、毎日のように大統領から、そしてイラン側からも脅しが出ていたんや。

それでも安値を付けたあと先週は毎日上昇し、さらに今日も上昇したんや。大統領がイランを屈服させるために発電所や橋を攻撃する計画を持っていたにもかかわらず、や。ということは、それらは株式市場にとっては問題ではなかったんや。なぜなら、今日は金利が低いままだったからや。10年債利回りはおよそ4.33%でとどまったで。今週は、ほとんど決算発表がないんや。金利が穏やかなままで、しかも決算発表も少ない状況が続くなら、振り返ったときに「先週のあれが底だった」と言えるかもしれん。本当の試練は翌週にやってくるで。決算が出始めると、わいらはその内容に反応することになるし、本当に大きな失望が出る可能性も十分あるんや。

今のところ、何が起きているのか、そしてこの戦争が経済に何をもたらしたのかを判断するには、決算発表の数がまだ十分ではないで。良い決算を出しながら、見通しは悪いという企業はかなり多く出てくるはずや。戦争のせいで逆風はいくらでもあるんや。インフレは再び上向いとる。貿易戦争もまだ続いとる。さらに、プライベートクレジット についても心配する必要があるで。わいは、このプライベートクレジットの災厄は抑え込めると思っとるが、それでも注意は必要や。

多くのテック企業が決算を発表するのは月末近くになってからで、しばらくは材料にならん。はっきりさせておきたいのは、市場が底打ちしたのは10年債利回りが4.5%を突破しなかったからであって、Nvidia や Microsoft や Apple がどう取引されていたかとは関係がない、ということや。だからわいは、この戦争が続く間は、まず10年債利回りを確認し、次に原油価格を見て、そのあとで初めて個別株の調査を見るつもりや。

結論やが、もし原油が上がり、しかも金利も上がるなら、まだボトムはつけていないと思うで。しかし、金利が落ち着いたままであれば、先週の安値は本物の、しっかりしたボトムだった可能性があるんや。そうだとしても、これから決算発表を控えているような企業群を無理に買う必要はないやろう。最初に登場する銀行株が最も良いかもしれん。銀行は、すばらしいM&Aや、今後のIPOに関する良いニュースで市場を驚かせる可能性があるで。わいは今銀行株が欲しいと思っとる。何を買うべきかについては、CNBC Investing Clubでわいの言うことを聞いてほしいで。
上昇が続いてほしいですね。
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