こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの4/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。

「 It just didn't happen. (結局、起きなかった)」。この4語こそが、この信じがたい上昇相場に乗り遅れた何百万人もの人たちにとって、唯一の言い訳なんや。しかももちろん、何年にもわたって繰り返されてきた数々の上昇相場についても同じことが言えるで。考えてみてほしい。あなたはこれまで何度、恐怖のあまり株式市場から追い出されてきたやろうか。そして後になって、自分を震え上がらせたあの恐ろしくてひどい出来事は、結局起きなかったと分かったんやないか。

今日はダウは+0.66%、SP500は+1.18%、そしてナスダックは+1.96%と、また大きく上昇した日になったんやが、この猛烈に強気な一日を受けて、わいはあなたと真剣に話をせんとあかん。なぜ先月、多くの人がこの市場から離れてしまったのかについて、や。今となっては、多くの人が「もう遅い」と感じているはずだからや。「今回は見送ろう」「もう二度と株なんて買うものか」と。いや、まだ遅くはないで。ただし、簡単に取れる利益はもうかなり取られてしまったとは思うで。

わいは、ここからは、何日か下げる日を待ってから買った方がいいと思う。戦争がその“数日の下落”をもたらすかもしれん。率直に言って、今はかなり買われすぎや。だから、CNBC Investing Clubのメンバーはフォローしてくれとるやろうが、わいのファンドで今やっていることは、売りなんや。一方で、今は買いリストに新しい会社を加えたいとは思っていないんや。買いたくてうずうずしている銘柄はいくつかあるで。でも、放物線を描くように急騰した銘柄は売っとるんや。いわゆるパラボリックな上昇の後、というわけや。ちょうど2週間前に、最も売られすぎていたものを買っていたのと同じような感じや。

だから違うんや。わいはここで「もう安心だ、オールクリアだ」なんて言っているわけじゃないで。ただ、ここで実際に何が起きたのかという真実を伝えたいだけなんや。なぜなら、こういうことはまたいずれ起きるからや。そして、そのたびにジャーナリストやヘッジファンドのコミュニティは、喜んであなたを今回と同じような気分にさせるやろう。わいはそれを知っとる。彼らにこの危険な4語「結局、起きなかった」について話してみるといい。そうしたら彼らは完全否認モードに入るやろう。「自分たちのせいじゃない」とな。

まずは、今実際に何が起きているのかに取り組もうやないか。ここでわいはあえて厳しいことを言いたいで。わいは政治的に物を言いたくはないんやが、ただ、多くの人がトランプ大統領にうんざりしていたんやと思うんや。メディア報道を読んで、「これは大惨事になるに違いない」と考えた。原油は150ドルまで上がる、アメリカはすでに敗北している、これから先は混乱だ、そう予想したんや。彼らは、大統領に対する感情を、株に対する判断に持ち込んでしまったんやと思う。

たしかにこの戦争は指導者たちが望んでいたほどうまくは進んでいない。まあ、そりゃそうやろう。だが、株価を決めるうえで本当に重要なものと比べると、どうやらそれはそれほど大きな問題ではないんや。株は債券市場を基準に値付けされるんや。もちろん、ホルムズ海峡が閉鎖されれば世界経済にとって問題や。しかし、長期金利は3週間足らず前にピークを打っとる。もし債券価格が崩れ、金利が急騰していたら、あなたとわいがこんなにのんびりと話をしている状況ではなかったんや。市場は本当に窮地に陥っていたやろうし、大きく下げていたはずや。

でも、どうだった? 結局、それは起きなかったやろ。 It just didn't happen、や。なぜ金利がそんなに重要なのか? それこそがこの上昇相場の本当の燃料だからや。金利が落ち着いている限り、新しいFed議長はFedを説得して利下げに踏み切れるかもしれん。もしかすると最初の会合でさえ、や。なぜそうならないと言える? 今朝、BlackRockの創業者兼CEOであるLarry Finkがわいに言ったように、戦争が終われば原油価格は半分になるかもしれん。もしそうなったら市場はどこにいると思う? あなたもわいも分かっとるよな。もっとずっと高いところや。

次に、プライベートクレジットについて、どれほど多くの記事を読まされたことか。覚えているやろう? あれについて、みんな詳しく学ばなければならんかった。あれは「今にも爆発する」と言われたチクタク時限式の水爆、そういう話やった。わいらは、ある1社、Blue Owlの問題を、Apollo、Ares、KKR、Blackstoneといった他のすべての会社にまで当てはめてしまったんや。そして全部売られたで。ヘッジファンドとメディアは毎日のようにあなたを脅かしたんや。この1兆ドル規模のビジネスはとてつもなく危険や、と。

なぜなら、多くのソフトウェア企業がプライベートクレジットで資金調達して非上場化していて、その債務の多くをそうした巨大企業群が保有していたからや。たしかに、彼らの投資先の多くはAIの攻撃にさらされることになるやろう。わいは、こうしたポートフォリオ企業の多くで売上成長が鈍化すると思っとる。でも、彼らは非上場企業やから、そのことは表に出てこないやろう。弱気派はこの話を、まるでプライベートクレジット全体の構造物を崩壊させ、この業界全体を無残な残骸に変えてしまうかのように語っとった。

彼らは実に洗練されているように聞こえたで。とても得意げやった。でも、何が起きなかったと思う? わいはBlue Owlには否定的やった。そこには“ゴキブリ”がおるんや。JP MorganのCEOのJamie Dimonがよく言うように、な。そのゴキブリの多くは、こうしたプライベートエクイティの保有先なんや。その中には、債務不履行に陥るものもあるかもしれん。価値がゼロになるものもあるかもしれん。それは分からん。でも、これらのファンドには出金制限があるんや。一度に引き出せる資金はごく一部や。たいていは、資金が戻ってくるまでに6年から10年かかる。

だから、プライベートクレジットファンドには取り付け騒ぎが起きないんや。銀行取り付けもない。システミックな問題にもならない。Wells Fargoについても、わいは同じように感じとるで。あれほど多くのプライベートクレジットを保有していると知って、他の多くの人たちと同じくわいは驚いたんや。わいはそれが気に入らなかったし、決算も未達だったよな。でも、この株はこのあたりで底打ちしようとしていると思う。主要銀行の中では最悪の部類やが、わいのファンドでは保有しとる。正直、わいはとてもがっかりしとる。この株が少し戻す可能性があるのは、単に割安だからや。ちなみに、プライベートクレジットの案件には良し悪しがあるで。BlackRockのプライベートクレジットは良質や。もしその分野に投資したいなら、やけどな。

さて、次に言及したいのは、Magnificent Seven、ひいては市場全体の“死亡記事”のような話を、いったい何度読んだことがあるやろうか、ということや。以前、Magnificent Sevenの代わりにChem Seven、つまり絶好調の化学会社7社に入れ替えたらどうか、とかいうこともわいは取り上げたよな。イランの爆撃で、湾岸地域の競争相手が打撃を受け、物流や貿易の流れが変わったからや。本格的な上昇相場は、こうした巨大企業抜きで成り立つのか? いや、無理だと散々聞かされたよな?そういう中で、Mag7は下がって当然だ、と何度も言われたんや。

だが、「当然」って何の意味がある? そんなことが何になる? それで今を見てみたらいいで。とりわけ、しばらく完全な出遅れ銘柄になっていたNvidiaは、この数日で見事に息を吹き返したんや。Googleが独自チップでNvidiaの商売を奪っている、と何度聞かされたことか。あるいはAmazonが、もうNvidiaの高い価格を払うのにうんざりしているとかな。あるいは、Nvidiaは自社製品を買わせるために企業に投資している、いわゆる循環取引だ、とか。あるいは、中国向けの受注が取れないとか。そうしたネガティブな話は、まったく止まらなかったんや。

延々と続くネガティブな説明ばかりやった。「そもそも最初から上がるべきじゃなかった」とずっと言われていたりしたで。史上最も割高な株だ、とみんな言うとった。だからNvidiaはどんどん下がって、1か月もたたないうちに165まで下がるまで、下落は止まらんかった。その水準では、わいが思う将来利益ベースで、PERは17倍未満だったで。そこでクライマックスの投げ売りが起きたんや。売りたい人は皆、売って、売って、売って、売ったんや。何か悪いことがついに起きるはずだと皆が言い張り、とうとうその忌々しい株を投げ捨てた、という人が多くおった。

だが、おそらくその売り手たちにとっては、痛みに耐えられなくなっただけなんやろう。その多くは、そもそもNvidiaが何の会社で何をしているのかすら分かっていなかったやろう。そして、Nvidiaに起こるはずだった“悪いこと”は、結局起きなかったんや。だから今、Nvidiaは196まで戻しとる。同じ話はAmazonでもできるで。あの株も見捨てられたも同然やった。底を打ったのは、AWSの成長が鈍化しているとか、小売が弱いとか、Walmartにやられているとか、Andy JassyはやはりJeff Bezosではないとか、そんな話ばかりが聞こえていたときやった。

ところがその後、Jassyが株主への書簡を書き、Amazonが次に何をしようとしているのかを説明したんや。すると株価は25ポイント上がった。いったい何なんや、それは? そのあと衛星会社を買収して、さらに8ポイント上がったんや。Amazonに起きるはずだった“大惨事”が何であれ、それは起きなかったんや。Alphabetに関しては昨年打ちのめされたが、完全に戻してきたで。Appleはそもそもそれほど崩れなかったし、わいはこれから本格的に上がる準備ができていると思うで。

Metaは新しいAIモデル「Muse Spark」を発表したんや。批評家の評価も良かったで。Metaは人材に大金を投じてきたが、それが報われているようには見えなかったんやが、ところが今日、株は前日の大きな上昇に続いてさらに4.4%も急騰したんや。危機は回避されたのか? いや、違う。そもそも危機なんてなかったんや。結局、起きなかっただけなんや。 It just didn't happen. なんや。もちろんMicrosoftも同じや。出遅れている、ソフトウェア企業や。AnthropicやOpenAIにやられるのは間違いない、そう言われとる。

正直、事業の成長はわいが望むほどではないで。でも言っておくが、Microsoftには大きな変化を起こすだけのバランスシートがあるんや。そして実際に、大きな変化を起こすことができるんや。そうしてくれることを期待しようやないか。全部まとめると、今起きているのは、一見すると何の根拠もない上昇相場に見えるんやが、だが実際には、わいらが心配していたことの大半が、結局、起きなかった、その事実に基づいた上昇なんや。 It just didn't happen. それだけや。

結論やが、今の相場が高すぎで、株を持っていて本当に怖くて眠れない、眠るには睡眠薬が必要や、というのなら、明日売ればええで。今ならかなりいい値段で売れるんや。トレーディングデスクの言い方を借りれば、「鋭い棒で目を突かれるよりはましだ」というやつや。でもそんなに怯えたって、その怯えの元すらも、It just didn't happen. と後からわかるかもしれんのやで。
上昇が続きますように。
応援よろしくお願いします。
