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【ジム・クレイマー】競争の激化がグロスマージンを圧縮して株価を下げる!とにかくグロスマージンに注目せよ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの11/18のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

またまたサンフランシスコからお送りするで。スペシャルエディションや。今日はダウは-0.17%と下がったんやが、SP500は+0.34%と上がって、ナスダックは+0.45%でレコードクローズやったんや。さあ、今回はコンペティション、競争について語ってみようやないか。そうや、競争というのは、もしあなたが消費者やったら最高のものや。競争が激しくなればなるほど、よりええものが安く買えるからな。やけどあなたがビジネスを経営しとったら、競争というのは世界で最悪のものになるんや。この当たり前のことがしかし、決算をどんどん発表しとる会社たちの大きなレッスンになっとるんや。

 

競争が激化しとる業界ではその競争が株価にとてつもなく大きな圧力をかけとるんや。そして競争はどんどん激しくなっていっとる。それを何でかわいが教えようやないか。今、最も大きなお金を操っとる大きな機関投資家たちは、二つの性質を持つ会社を血眼になって探しとるんや。まず一つ目は、売り上げ成長が速い会社。そしてもう一つが、グロスマージン、売り上げ総利益が上がっている会社や。売り上げの成長はわかりやすくて、皆売り上げのグロースの速い会社は大好きや。やけどもし売り上げの成長が速くてもグロスマージンが上がっていってなかったら、それはその会社はわいが恐れとる事態に陥っとると言うことや。その会社はハイコストでただただ売り上げを買っとるということなんや。利益率を犠牲にしとるということなんや。ここをチェックするのはとても大事なんや。売り上げが上がっとるからええというものでもないんや。利益を犠牲にしてないかどうか、グロスマージンも上がっとるかどうか、これが大事なんや。

 

そういうことのどこに競争が関係あるんか?それはグロスマージンに関係があるんや。もし競争が激しくなければグロスマージンが上がるのは簡単や。だってその会社の顧客は選択肢がないんやから。競争相手がいないこと、少ないことは、高い利益を意味して、そしてそれが高い株価につながるんや。これは別に新しいアイディアでも何でもないで。例えばFAANGや。わいが作った言葉やが、FAANGの各会社の特徴はなんや?それは早い売り上げ成長だけじゃなくて、拡大するグロスマージンや。これらのどの会社も新高値からそう遠くないところに株価があることは何を意味しとるかと言うと、これらの会社は競争が少ないということなんや。

 

誰も検索の分野でGoogleにまともに勝負を挑んでないで。Facebookにソーシャルメディアでがっぷり四つなのはどこや?そしてAmazonの株価は上下しとるが、それがグロスマージンによって動いとるんや。そしてわいはAmazonはグロスマージンをコントロールしとると思うで。Appleも今スマホは良く売れとるんや。プロモーションなんかないで。値引きなしでよく売れとるんや。そしてAppleは今日新高値を更新したで。今日上がったのはアップルカーのニュースが出たからやが、やけどわいはいつも言っとるやろ。Apple株は持っとくんや。トレードするものじゃないんや。

 

そしてこれらの素晴らしい会社に加えて素晴らしい会社があるやろ。そうや、Nvidiaや。この会社はただの半導体会社やないで。もはやソフトウェア会社でもあるんや。この会社はタイタンや。巨大企業や。大きな会社としては最も速い売り上げ成長があって、グロスマージンも素晴らしい拡大具合なんや。こんな素晴らしいことは他の大きなどの会社にも見られないんや。昨夜のNvidiaの決算は本当に素晴らしいものやった。やからNvidia株は大きな、8.25%もの上げを見せたんや。わいのファンドはネットフリックス以外のFAANGとNvidiaを持っとって、めちゃ嬉しいんや。これらの株を持っとって間違えることは難しいんや。繰り返すがどの会社も強い売り上げ成長とグロスマージンの拡大があるんや。

 

さあ、ポジティブなことをいっぱいとりあげた。もうポジティブは十分やろう。ダークサイドに移ろうやないか。ええ数字を出すことのできなかった会社たちや。そしてその会社の株がどうなったかということや。そして多くの場合その元凶は激化する競争にあるんや。まずフィンテックや。ここのところずっとフィンテックは隆盛を誇っとった。売り上げのグロースはすごくで、グロスマージンも上がっていっとった。まだプレイヤーが多くなかった黎明期は競争も激しくなかったからや。やけど今回の決算シーズンはフィンテックに対する無条件の好意の終わりを意味するものになったで。特に新しい競争相手が出てきてそこに多くのお金がいくようになってからな。

 

例えばAffirmや。BNPLのキングや。この会社はクレジットカード産業のパイを奪っていっとるんや。VisaとかMastercardとかの株価は冴えんで。Affirmは今アマゾンのBNPL専属システムになっとるんや。SquareはBNPLのAfter Payを買収しとる。あとはKlarnaもBNPLや。そしてこのBNPLの盛り上がりが他のフィンテック会社のマージンを破壊しとるんや。わいのファンドはPayPalを持っとるがこの株価も大きく下落しとるんや。毎日PayPalの株価は下がっていっとる。今フィンテックという戦場に油が注がれたんや。こういう動きは長年良かった、有望やったからといって、その潮目が永遠に変わらないことなんかありえないことを教えてくれとるんや。

 

二個目の例として電気自動車業界をとりあげてみようやないか。ここまでEV銘柄は大きく上がってきたが、やけどFordは半導体をきちんと手に入れてEVの製造を倍加させとるし、そしてさっきもちょろっと言うたが、アップルがここに参入して来とるんや。誰もアップルにがっぷり四つで組めるものなんかおらんのや。もしかしたらテスラは大丈夫かもしれんけどな。やけどこうやって競争がどんどん激しくなってくると、その業界全体において、それぞれの会社のグロスマージンは圧縮されていくんや。

 

三個目の例としてギャンブル業界を見てみようやないか。この業界はクラッシュしとるんや。なんでかって?これも一重に競争が激化の一途をたどっとるからや。Draftkingsが去年SPAC上場した時、彼らは大きく期待されて、そしてPennNationalGamingがあらわれてBarstool Sportsを買収してスポーツベッティング分野に参入して、やけどそれから競争がどんどん激しくなってきて同じ売り上げを上げるにもコストがどんどん増大しとるんや。わいはこの先この業界がどうやっていくのかわからんで。やけどもしかしたらデジタルギャンブリングの世界がグリーンフィールドだったのは終わったかもしれんで。投資せん方がええように見えるで。

 

もし圧縮されとるグロスマージンが何を意味するのか知りたければ、Walmartの例を見てみるとええで。このシーズンで決算を発表した多くのリテールは良くやっとって、それはコストが増大する中でディスカウントも値下げもせずに、コストの増大を消費者に転嫁したからや。例えばMacy'sは素晴らしい決算を発表して今日21%以上も上がったんや。ワオ、や。やけどWalmartはコストの増大を消費者に押し付けんかった。商品の値段を上げんかった。そしてそのこととでグロスマージンが傷んで、それをウォール街は嫌ったんや。Home DepotとかLowe'sは反対や。コストの増大は消費者に転嫁した。そしてなんでそれが可能なのかと言うと、これら二つの巨人はもう既に競争相手を駆逐してしまっとったからや。

 

会社を評価する方法は他にもいろいろあるとは思うが、やけどわいはあえてここで単純化したい。投資家が求めとるのは、大きく儲ける会社で、それには競争が無い、もしくは少ないことが必要や。競争が無かったらコストが上がったってへっちゃらや。だって価格をただ上げればええだけやないか。そして多くの会社はただそうするんや。結論やが、今株価が上がっとる会社というのは激しい競争にそれほどさらされてない会社や。やけど例えば競争が激化していくフィンテック業界とかに投資するんやったら膨れ上がったグロスマージンが今後どうなっていくかも考えながら自己責任でやるんや。グロスマージンに注目するんや。それが今日のウォール街の動きを理解する中心なんや。

 

 

当たり前のことですが改めて言われるとわかりやすいです。

 

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