こんにちはマカベェです。株式投資の際に大事なルールとして、ジム・クレイマーが25個あげているので、一つずつ見ていきましょう。
ジム・クレイマーの株式投資のための25のルール、その15は、「債券のことを忘れるな。」です。ジム・クレイマーの株式投資大作戦という本の中にも書かれています。
「債券はどうなっている?」わいがヘッジファンドを運営していた時、例えば出先からオフィスに戻る車の中とかでは、常にこのことを電話で聞いてたんや。多くの人が債券のことを気に留めてないんや。2000年の時も、債券市場は経済の減速を示唆しとったのに、それを気に留めてない人も多かったんや。グレート・リセッションの時も、他の多くの時と同様、債券市場はシグナルを発しとったんや。
多くの人はついつい株式市場を他とは切り離された閉鎖空間であるように考えがちや。株式市場もより大きな投資市場全体の一部やということを忘れてしまうんや。それが大きな間違いなんや。市場は常に様々な資産クラスが競合しとるんや。その中で債券というのは株式の最大のライバルなわけや。金利水準が高い局面ではリスクの少ない長期国債を中心に、債券は株式の有力な代替資産になるんや。株式と債券は常にせめぎあっとるんや。
だから債券のことを忘れたらあかんのや。常に債券価格と利率はチェックしとかんとあかんのや。短期金利がどんどん上がる時は、債券は配当株と競争関係になって、配当株が売られたりする。長期金利が上がる時には、全ての株式を気をつけんとあかん。わいらはあまりに長い間、低金利と低いインフレで、株式市場にとって支援的な状況に慣れてしまっとる。だからこそ余計に債券の動向に気を配る必要があるんや。2003年まで続いた株式市場の大調整がはじまったのは、Fedが短期金利を6.5%まで引き上げたからや。1994年もそうやし、1999年だって短期金利の上昇が相場のクラッシュに関係しとるんや。大幅な金融引き締めが行われると株式市場は必ず下落するんや。
債券は株式よりも注意深く見ないとあかんで。バスケットボールやったら、株式だけ見るというのは、ボールを持っとる選手だけに注目しとるということや。そうじゃなくて、ディフェンスもオフェンスも、他の選手も総合的に見んと試合には勝てんやろ。実際ボールを持ってない選手の動きが株式市場では大事なんや。もしあなたが債券のことを理解していなければ、株式市場で勝つことはできないんや。
いい言葉です。
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