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【ジム・クレイマー】今あなたがテクノロジー株を買っているとしたら、それは投資じゃなくてギャンブルだ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日の前半は、先週の金曜日の勢いそのままに、テクノロジー株の上がりが凄かったな。テクノロジー株の勢いが帰ってきたかのようやった。ただ、午後にその勢いは消えて、そこまではっきりとした上昇の日とはならんかったんや。ダウは-0.34%、SP500は-0.08%、そしてナスダックは+0.63%やったんや。午後にはいきなり全てのグループが勢いを失ったんや。

 

テクノロジー株に関して言えば、問題が一つあるんや。それはファンダメンタルズや。ウォール街が信じとるよりもずっと悪いとわいは思うんや。そういうことが、結局大きな上昇が続かない背後にあるんや。そしてそもそも大きな上昇が続くと期待するべきではないとも言えるんや。先週の金曜日の弱い雇用統計とサービス業指数の数字でFedは思っとったより利上げをアグレッシブにしなくてええんやないかとなり、債券金利が下がり、株価が上がったんや。

 

こういう動きは実は脆いんや。決算シーズンがもうちょっとでキックオフするが、テクノロジー株の決算はまだ見てないやろ。ということで、この日の前半の上がりは間違ったものやったと言える。人々がやったのは、ヘルスケア株を売って、石油ガス株を売って、工業株を売って、そしてテクノロジー株を買うという動きやが、長期的に見れば売られたセクターの株の方がバリュエーションが全然安いんやでだからこの日の後半に調整が入るのも当たり前や。

 

テクノロジー株がどんどん上がったって、これからの決算発表で、そんなに上がる価値が無かったなとなるんやないかと心配や。アナリストの予想が、そしてガイダンスが高すぎたとなるのが心配や。そういうことを考えても、今日のテクノロジー株がリードしたラリーは、トレード可能な動き、トレーダブルかもしれんが、投資可能な動き、インベスタブルでは無かったんや。もちろんこのMad Moneyではトレードのことを言うとるわけではないで。投資のことを言うとるわけや。

 

最終的にわいらは投資家を目指すべきなんや。あなたがフルタイムで相場にはりつくことができないのならば、あなたにはトレードは無理や。長期目線で投資家になって財を築くのが最も賢明な方法や。長期目線で、トレードじゃなくて投資もするのなら、あなたはパートタイムで投資に向き合っても、素晴らしい長期投資家になれるんや。そしてわいはそのやり方をこの番組で教えたいわけや。

 

さて、今日のテクノロジー株の上がりは投資可能では無かったとはどういうことか?この上昇の動きは先週の金曜日からはじまったわけやが、それまでは多くのセクターの株がどんどん下落しとって、その中の大きなものがテクノロジー株やったんや。そういう動きを見とったら、いつかリバウンドの時が来るんやないかと思うやろ。そしてソフトなサービス業指数が発表されたと同時にそれがおこったんや。

 

わいはこういう動きはヘッジファンドをやっとった時は大好きやったで。やけどそれはわいはフルタイムで没入してやっとったんや。弱い経済データはFedの引き締めを緩めるかもしれん、だからテクノロジー株はここまでやられとった分を取り戻すがごとく上がるやろう、それはある意味そうや。やけどそれは短期目線や。繰り返すが、こういうのを捉えてトレードするには、あなたはフルタイムのトレーダーにならんとあかんし、仮にフルタイムのトレーダーでも至難の業なんや。

 

わいらは投資家やろ?何をしたいんや?ウォール街が見積もっとるよりも素晴らしい業績をあげる会社の株を買いたいんやろ?短期のセクターローテーションとか関係がないで。だって長期で続かないんだもの。長期で続くものは何か?ファンダメンタルズやろ?今日はヘルスケア株がひどくやられたが、これはファンダメンタルズに基づく動きか?多くのヘッジファンドマネジャーはキャタリスト・ドリブンや。イベントの機微をとらえたい。

 

JPMorganヘルスケアカンファレンスの前に多くの素晴らしい予想が出てヘルスケア株は上がっとった。その反動が今日出たんや。噂で買って事実で売れというやろ?J&Jなんか素晴らしい長期ストーリーがあるのに、そして今日素晴らしい発表をしたのに、懐疑的な動きに飲み込まれてしまったんや。多くの他のヘルスケア株も下がったで。わいはこういう動きが好きや。ええ株を安く買えるチャンスやないか。

 

一方でテクノロジー株は上がったで。ついに買い手がわんさかと入って来たと言うのか?ただこの上がりも、地区連銀総裁の2人、アトランタ連銀のボスティック総裁とサンフランシスコ連銀のデーリー総裁が政策金利は5%を上回る水準まで引き上げられるはずで、しばらくその水準にとどまる必要があると言うてから、どんどん上昇が消え始めたんや。

 

やけどそれでもテクノロジー株は上がったと言える。こんなことがなんでおきるんや?わいらは皆、テクノロジー会社のファンダメンタルズがひどいと予想しとるんやないんか?例えばわいのお気に入りのSalesforceについて語ろうやないか。今日は+4.69%も上がったんや。先週この会社は従業員の10%をカットすると発表したんや。ただSalesforceは高価な買収を重ねてきたから、タブローとかスラックとか、だから10%の人員削減じゃ足りんかもしれん。

 

ただSalesforceはクラウドソフトウェアプレイの中で、最もよく経営されとる会社の一つや。その会社が人員を10%切るということは、同業者にとって何を意味するんや?テクノロジー株はここまで本当に長年好調やったから、支出を抑えるような規律を持ってないんや。だから多少人員整理をしたぐらいでは不十分で、まだまだ贅肉がいっぱいついとるんや。ウォール街は今どんどん出て来とる解雇のニュースが大好きやが、アマゾンは18000人削ると言うがもっと削らんとあかんやろうし、MicrosoftだってGoogleだって多くの人員整理の必要があるはずや。

 

短期的にはコストカットのニュースは素晴らしくとらえられるはずや。やけど長期で考えたら、従業員を多数手放すのはマイナスになるかもしれん。そもそも重視されとった売り上げ成長にかなりのマイナスになるやろうからな。そこら辺のことも、長期のファンダメンタルズのことも考えんとあかんのやで。あと、今日はLululemonが決算発表後株価が-9.29%も下落したんや。ガイダンスを下方修正したからな。Macy'sも年末商戦を含む四半期について低調な見通しを示して-7.68%も下げとる。

 

こういう株を見とって難しさを感じる点は、多くの新しいお金が株式市場に流入してないということなんや。逆に皆資金を引き上げとるという感すらある。債券を買ったり利率が上がっとる定期預金をした方がええと思っとる人も多いんや。だからお金が余っとるわけではなくて、今日テクノロジー株を買いたい人は何かを売らんとあかんかったから、だからヘルスケアとかリテールが下がったともいえるんや。

 

こういう短期的な動きは実際に個々の会社がどれぐらい良くやっとるかと関連があまりなかったりするから、Staying Powerもなくて長続きせんのや。わいのファンドはどうしたと思う?わいのファンドは実際この日のテクノロジー株の上昇を利用して、ちょっとテクノロジー株のポジションを軽くしたんや。だってFedは近未来で引き締めをやめることなんてありえないし、業績はどんどん悪くなっていくやろうからや。わいは今回の決算シーズンで多くのテクノロジー会社が決算をミスすると思うんや。だから規律を持って、上がった時に処分したんや。規律をもって投資をすることは簡単やないで。そんなに世の中甘くないんやで。今日の上がりにほいほいと乗った人は、同じだけすぐ損するかもしれんのやで。

 

結論やが、マクロの数字がちょっと弱かったからって今あなたがテクノロジー株を買っているとしたら、それはあなたは投資してないで。トレードというか、もはやシンプルにギャンブルをしとるんや。もし今ギャンブルをしたければ、カジノに行ってブラックジャックをやるべきや。そっちの方がテクノロジー株の買いより勝率が高いはずや。

 

 

ブラックジャックの方がオッズが高いとは。。

 

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