こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。

バブルなのか? モメンタム相場なのか? それとも、誰かがもっと高い値段で買ってくれることを期待するグレーター・フール理論なのか? 詐欺師たちが暗躍しているのか? あるいは、単純に何がうまくいく可能性があるのか、そして何がこれからもうまくいき続けるのか?今、多くの投資家と同じように、わいも株式市場の一部だけで起きている異常な値動きをどう理解すればいいのか、頭を悩ませとる。その一部というのが、AIビジネスに関連する銘柄や。好き嫌いにかかわらず、今の市場で本当に勝っているのはこれらの銘柄なんや。そして、株式市場全体を動かしているのも、これらの銘柄なんや。

わいはこれまでの投資人生を通じて、多くの人が、実際には長期的な成長余地を持っている企業の将来性について、あまりにも悲観的で、批判的すぎることに気づいたんや。だからこそ、例えばAI関連銘柄を見るとき、わいはこの業界の大半の人たちよりも、少し積極的に買おうとする傾向がある。「何がうまくいかない可能性があるのか」を考えるよりも、「何がうまくいく可能性があるのか」をじっくり考える方が好きなんや。そういう考え方をしている人にとって、今日はおそらく良い一日やったと思う。ダウは+0.49%、SP500は+0.58%、そしてナスダックは+0.45%と上昇の日になったで。

ただ、良い上昇ではあったけれど、取引時間中の早い段階ではもっと大きく上昇していた。わいはいつも、この点を指摘するようにしとる。ここで一つ正直に話しておきたいことがある。実は、この「何がうまくいく可能性があるのか」という表現は、わいの友人でレストラン経営者のDanny Meyerが書いた、素晴らしい新刊のビジネス書『What Could Possibly Go Right?』から借りたものなんや。この本は、ビジネスの内幕も明かした内容になっとる。なぜなら、この言葉こそが問題の核心を捉えていると思うからや。

もちろん、ここで話しているのはレストランではない。規模を拡大して成長していくビジネスの話なんや。現在の株式市場では、依然としてAIが非常に重要なテーマになっとる。そこで、次のAIの波を牽引する企業がどこなのかを見極めようとするとき、わいはいつも自分にこう問いかけるんや。「この企業では、何がうまくいく可能性があるのだろうか?」と。現在の株式市場は、ほぼ二つに分かれとる。勝ち組の銘柄と、それ以外のほぼすべての銘柄や。そして、勝ち組の大部分はAIに関連しており、それ以外の銘柄はAIとは関係がない。

もちろん、ほかのセクターにも投資できる銘柄はある。医薬品分野では、GLP-1関連のLillyや、メラノーマに対するワクチンを開発しているModernaがある。また、イランとの戦争によって石油関連インフラが深刻な被害を受け、精製能力が不足していることから、ValeroやPhillips 66もある。しかし残念ながら、実際にはそれくらいしかない。しかも、これらの銘柄が常に上昇しているわけでもない。実際、今日のModernaの株価はひどい一日になったんや。

どの期間で見ても同じや。過去1カ月、3カ月、6カ月、1年、どの期間を選んでも、勝ち組の上位を占めているのは、何度も何度も同じ銘柄なんや。AMD、Sandisk、Bloom Energy、CrowdStrike、Dell、Marvell Technologyなどや。本当に全部挙げる必要があるやろうか? みんなもよく知っている銘柄ばかりや。もちろん、Meta PlatformsやMicrosoftといった、大規模なクラウドインフラを運営するハイパースケーラーも含まれる。これらの企業は、成功を収めるAI製品を生み出しているんや。

わいはこの番組でも、CNBC Investing Clubでも、こうした銘柄にできる限り注目を集めようとしてきた。自分が運用するわいのファンドでもこれらの銘柄を購入し、強気の見方を積極的に発信してきたんや。しかし、何をしても、依然として非常に強い抵抗感があることに気づく。それでは、株式市場の上昇のほぼすべてを生み出しているこのセクターを、わいらはどのように捉えるべきなんやろうか? わいは、現在の市場には三つの異なる考え方があると思っとる。これから、最も魅力的でない考え方から、最も魅力的な考え方へと順番に説明していくで。

まず、最も否定的な見方や。これには過去の前例もあるけれど、一言で言えば、「あまりにもうまくいきすぎていて、現実とは思えない」というものや。昨夜も話したように、わいら投資家は、過去のパターンとの類似性を見つけることを好む。懐疑派の人たちは、今回のAI相場が、ドットコム企業の株価が素晴らしい勢いで上昇した後、2000年3月に始まった恐ろしい暴落に非常によく似ていると考えとる。わいはその時代に実際に株の取引をしていた。それだけではない。その時期に会社を立ち上げ、その会社は急成長した後に暴落を経験した。それでも会社は生き残ったんや。ドットコム時代についての経験や実績で、わいに匹敵する人がいるなら、ぜひ名乗り出てほしいものや。

わいは、ドットコム時代にIPOした企業の圧倒的多数は、一般投資家から集めた、いわば使い放題のお金で好き勝手に事業を進めていたと思っとる。つまり、みんなのお金や。これは、現在のAI関連企業の多くに資金が流れ込んでいる状況と、それほど変わらない。当時の企業はすべて、インターネットという巨大なインフラの構築に関わっていた。その拡大には限界がないように見えた。まさに現在のAIと同じや。しかし、結果的にわかったのは、インターネットそのものは革命的な技術だったものの、そこに関わっていた企業の大半は、平凡な企業か、時代を先取りしすぎた企業だったということや。

例外はAmazonと、当時まだ上場していなかったGoogleくらいやった。それ以外は、ほとんど価値のないものばかりやったんや。実体のない幻想のような企業、詐欺的な企業、そして倒産する前に一般投資家へ株式を売り抜けようとするベンチャーキャピタルが支援した企業。そうした企業の株式を保有したことで、多くの人々が莫大な財産を失ったんや。これらの企業に決定的に欠けていたものが一つある。それは利益や。一般投資家から集めた資金が尽きると、当時の企業330社も姿を消してしまったんや。

さて、二つ目の考え方や。それは、「長期的な構造成長なんだよ、そんなこともわからないのか」というものや。わいは『How to Make Money in Any Market』という本を書いたけれど、これは長期的な構造成長への賛歌とも言える本なんや。企業に構造成長の可能性があれば、投資家は喜んで資金を投じる。しかし、その成長可能性がなくなれば、資金の流入も止まってしまう。AIには、間違いなく、大規模な構造成長の可能性があるんや。現在、わいらは金利が上昇する環境に置かれとる。金利が上昇しているとき、ほとんどの企業が予想を上回る成長を実現することは非常に難しくなる。

ただし、例外がある。事業を成長させるために外部資金を必要としない企業、あるいは長期的な成長可能性があまりにも大きいため、資金が引き続き潤沢に流れ込んでくる企業や。これって、まさにAIのことやないか? それ以外の企業は、金利上昇によって身動きが取れなくなっているか、ほとんど成長できない状況に陥っとる。配当を支払っていたとしても、その利回りは債券市場と比べてもはや魅力的ではないかもしれない。Fed議長はインフレを抑え込むことに本気や。大統領はイランとの戦争を続けることに本気や。そして、原油トレーダーたちは、需要を満たすだけの原油を確保することに必死なんや。

つまり、インフレは一時的なものとは到底思えない。それどころか、実際には経済に定着しつつある。だからこそ、わいら投資家は、このような環境でも力強い成長を実現でき、しかも資金調達が容易な一握りの銘柄に引き寄せられるんや。そして、そのほとんどがAI関連銘柄や。今日は電力関連銘柄の日やった。特に原子力発電関連や。なぜなら、GoogleがConstellation Energyから原子力発電による電力を20年間購入する契約を結んだからや。これを受けて、Constellation Energyの株価は12%上昇した。同じく原子力発電事業を持つ電力会社Vistra、そして原子力発電設備や天然ガスタービンを製造するGE Vernovaも、大幅に上昇したんや。このような大型契約が締結されたときには、よく見られる動きや。

もちろん、AI関連銘柄に対する投資家の熱狂が、行き過ぎる日もある。少なくとも、一日の取引のどこかの時点では、過熱することがあるんや。実際、今日もAI関連銘柄は高すぎる水準で取引を開始した。こうした企業は予想以上の利益を発表して、わいらを驚かせる。もっとも、実際には誰もそれほど驚いていないのやけれどな。しかし、これらの企業の最大の特徴は、ほとんどの場合、借金をする必要もなく成長できるということや。そして、それこそが、このような市場環境で、これらの企業に止められないほどの強さを与えているんや。

今日のMarvell Technologyも、まさにその例やった。CEOのMatt Murphyは、今後数年間にわたる業績見通しを引き上げたんや。明日の『Squawk on the Street』にはMatt Murphyが出演する予定や。彼がなぜ自社のデータセンター事業の将来にこれほど強気なのか、ぜひ聞いてみてほしい。そして最後に、三つ目の考え方がある。実は、わいは最近、ますますこの三つ目の考え方に傾いているんや。それが、先ほど紹介したDanny Meyerの考え方や。つまり、ある企業について、「何がうまくいく可能性があるのか?」と問いかけることなんや。この考え方では、非常に優秀な経営者が率いる企業の株式を保有する。そうした経営者たちはAIがもたらすビジネスチャンスを理解しており、実際にそのチャンスをものにして、大きな利益を生み出してくれると信じるんや。

数カ月前、Metaの株価が530ドルだったとき、わいはこうは考えなかった。「なんて間抜けな連中なんや。AIでは何一つうまくいっていないやないか」と。そうではなく、わいはこう考えたんや。「Mark Zuckerbergと彼が率いる最高のチームは本当に優秀や。きっと何かを見つけ出すはずや」と。そして、彼らはまさにそれを実現したんや。それがMuseや。Metaが開発したエージェント型AIプラットフォームで、中小企業に最適な製品なんや。そして今、Metaの株価は738ドルになっとる。簡単な話やった。

3カ月前、Microsoftの株価が350ドルだったときも、わいはMicrosoftの最盛期はもう過ぎてしまったとは考えなかった。わいはこう言ったんや。「いや、彼らは優秀な人たちや。きっとCopilotをうまく活用する方法を見つけ出すはずや。そしてAzureというクラウドサービス事業と組み合わせれば、莫大な利益を生み出すことができるやろう」と。さて、結果はどうなったやろうか? 彼らはまさにそれを実現した。そして、Microsoftの株価は今や529ドルなんや。AMDはCPUとGPUを製造しとる。うまくいく可能性はいくらでもある。Intelは半導体の受託製造工場を建設しとる。わいらは、もっと多くの半導体工場を必要としている。それにIntelにはCPU事業もある。ここでも、うまくいく可能性はたくさんあるんや。

そして、成長を制限する最大の要因となるのが、安全性、つまりサイバーセキュリティや。そこで登場するのがCrowdStrikeであり、Palo Alto Networksなんや。一方、S&P500を構成する企業の約80%について、「何がうまくいく可能性があるのか?」と自問してみると、どうやろうか。実は、その大半について、わいは何一つ思いつかないんや。本当に思いつかない。もちろん、戦争が終われば状況は変わるかもしれない。しかし、それまでは、何かがうまくいく可能性を最も多く提供してくれるのは、ほかの銘柄ではなく、AI関連銘柄なんや。

さて、最初の考え方が正しいと主張する人もいるやろう。つまり、これはバブルだという考え方や。しかし、わいはそうは思わない。二つ目の考え方は、伝統的な証券分析に基づくものや。わいはこの考え方も好きや。特に、構造成長が規模を拡大し、ますます大きくなっていく場合には魅力的やと思う。しかし、わいが最も興味を引かれるのは三つ目の考え方なんや。なぜなら、この考え方には、投資対象を絞り込む強力な力があるからや。

もちろん、わいは分散投資をしたいと思っとる。そして実際に、わいのファンドのポートフォリオは、十分に分散されとる。しかし、今の市場では、分散投資によって得られるものといえば、好調な銘柄のパフォーマンスを薄めることくらいしかない。まるで、グレシャムの法則を奇妙な形でねじ曲げたような状況や。つまり、悪貨が良貨を駆逐するかのように、低迷する銘柄が好調な銘柄の成果を打ち消してしまうんや。それでもわいは、分散投資を続ける。なぜなら、自分で決めた投資ルールを破ると、たいてい痛い目に遭うからや。

幸いなことに、わいの投資ルールでは、特定の銘柄やセクターの保有比率を高める、いわゆるオーバーウェイトが認められとる。そのおかげで、わいのファンドにある銘柄にも、まだ多くのことがうまくいく可能性がある。ただし、わいはできる限り、AIデータセンター関連銘柄を中心に据えておきたいと考えとる。それでは、今の市場は、ものすごく儲かる絶好の機会なんやろうか? 実際には、そう単純ではない。なぜなら、わいのファンドでは、ヘルスケア、小売、金融、そして特殊な投資機会を持つ銘柄なども保有しているからや。そして、これらの銘柄にとって、今の市場環境は非常に厳しいものになっとる。

しかし、結論はこうや。少なくとも、今のわいには、AI関連以外の銘柄にとって、うまくいく可能性があることといえば、インフレ率が低下し、金利が下がることくらいしか見当たらない。では、AI関連銘柄についてはどうやろうか? AIでは、何がうまくいく可能性があるのか? もしみんながこの問いを自分自身に投げかけていないのであれば、今の株式市場で、本来稼げるはずのお金を十分に稼げていないということなんや。
どんどん状況が怖くなっていく気がします。
応援よろしくお願いします。
